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20201026 思い出を語ろう

当直あけ振り返り!
振り返り一週間休みました!なかなか超多忙な一週間だったので、ちょっと無理でしたねえ・・・
とはいえ、今週もまだまだタスク渋滞は続くのですが・・・
(※写真はLAの街並みです)

午前

【朝カンファ】

・死亡診断書と死体検案書について。死亡診断書は診療継続中の患者が当該 疾病で死亡した場合に発行され、その他の場合は死体検案書を発行することになっています。

・よく誤解されているのは、死体検案書=警察届出 or 検視ということではないことに注意が必要です。警察届出の義務化は死体に異状を認めた場合とされています。

・また、死体検案した場合にも、最終的に元々の疾患での死亡だと分かれば、死亡診断書を記載する可能性もあります。


午後

【昼カンファ】

・本日はMKSAPでした。本日は全問正解!

・1問目は肥満手術について。まあ、内科的対応で改善しなければ手術です〜という設問でした。日本でも2014年から、BMI 35以上で何かしらの合併症(糖尿病・高血圧・脂質異常症・睡眠時無呼吸症候群)があれば、腹腔鏡下スリーブ術が保険適応になっています。

・2問目はGIST症例。切除可能だったけれど術後イマチニブをどういった症例に行うべきか?という問題。腫瘍の大きさ、部位、Mitotic indexなどをもとに、再発リスクを評価して決めるとのこと。以下のサイトが分かりやすいです。

・3問目は、硬膜外血腫症例。実臨床ではあんまり出会わないことも多いですねえ。手術適応として、瞳孔不同、GCS<9点、血腫 30ml以上は覚えておきましょう。当たり前か・・・

・4問目は、アルコール多飲患者の低カリウム血症の原因は?という設問。尿中K排泄は亢進しており、摂取不足は否定的で、低マグネシウム血症が原因というものでした。

【午後再診】

・今週はかなり、少なかったです〜。

・甲状腺機能亢進症患者さんはかなり長期にお付き合いすることになりますよね。結構再発も多い時に外科的手術やアイソトープをお勧めするのですが、結局チラーヂンを永続的に内服することの困難さをいわれることも結構多いです。

・認知症患者さんの語り。今回はたまたま若いときの、significantな内容の話をお聞きする機会があったけれど、かなりありありと鮮明に覚えていらっしゃることが伝わって来ました。いわゆる回想法みたいな感じだったのかも。結構アルバムを用意したりするのも重要かもしれませんね。注意点としては、トラウマ的な話だったりしないか、評価や否定・訂正していないかなどを考えておく必要がありますね。

・なんとCochraneのreviewもありました。いやあ、すごいなあ、こんなのもあるのか・・・効果は行う方法や場所によって異なるという結果。効果は小さいけれど、認知症患者の生活の質・認知機能・コミュニケーション・気分を改善出来るかもしれないというエビデンスがあるとのことです〜。


ということで、振り返り終了!
今週はもうちょっとイケルかやってみます。
論文のIntroductionを書くという仕事が・・・

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