正しい"叱る"は"褒める"につながる!

正しい"叱る"は"褒める"につながる!

修造流脳内変換術 松岡修造
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成長を促すためには、間違っている状態を褒めてばかりはいられません。
叱って軌道修正する必要がある。
そのうえで僕は、正しく叱れば褒めることにつながると思っているんです。

修造流正しい叱り方の条件は二つ。
その1、叱る前に本人のやる気を確認する。
その2、叱る内容は、改善点とその方法を具体的に。
たとえば、相手が失敗した時に「何をやっているんだ!」と自分の感情をぶつけることは僕の中では"怒る"。
「なぜこうなった?」と聞いたあとに「この点は改善の余地があるから、次はこう変えよう!」など、相手のことを思っていうのが、"叱る"。
徹底的に情報収集して、失敗の原因や改善点、その方法を具体的に把握したうえで、相手の性格に合わせてタイミング、言葉、言い方、声のトーンを変えて、いざ叱る!
すると一度叱ったあとは、たいてい褒めることになる。叱った点が改善され、そのまま褒めるポイントになるからです。

正しい成長に向かって、努力の方向性を伝えるために叱り、その後の頑張りを認めるために褒める。
結局は、叱るも褒めることも、相手の成長を期待し、見守る思いを伝えることだと思っています。

【所感】
私は昔から、相手を叱ったり自分の感情をぶつけるのが苦手でした。
理由は、相手の気持ちを考えすぎて気を使ってしまっていたからです。

でも、それは本当の優しさではありません。
ただ嫌われることを恐れ、自分の保身のために叱れないだけでした。

本当の優しさとは、相手のためを想い、間違っていることは間違っていると勇気を出して伝えることです。
もしかしたら嫌がれられるかもしれません。嫌われるかもしれません。
それでも、いつか自分の想いが相手に伝わると信じて叱る。

今、私は4歳の娘に"叱る訓練"をさせて貰っています。
人を傷つける事や迷惑をかける行為をした時には必ず叱ります。
ただ、感情的になり怒ってしまうと、絶対と言っていいほど気持ちが伝わらないし、ただただ泣き出してしまいます。
そうやって、「どうのように伝えたら分かってくれるんだろう?」と常に試行錯誤しながら叱る訓練をしています。

娘に対しての想いただ1つ。
「思いやりがある優しい子に成長して欲しい」。
そのために、これからも間違ったことをした時は、嫌われることを恐れず、勇気を出して叱っていこうと思います。
そうやって、娘と共に私自身も成長していきます。


本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が、少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。

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