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プログラマーと建具屋さん

家が古くなって引き戸が固くて動かなくなっていたので自力で修理しようと思いました。GWの休み前に、かみさんが気合で引き戸を外して戸車を交換するまでは良かったのですが、古い家なので鴨居が下がって戻そうしても、びくともしません。力をいれると戸が割れそうな音がします。
かみさんと二人で、はめる方向とか、角度とか試行錯誤しましたが、まったく効果がありません。困った!

引き戸を削るしかない

ネットで調べると以下の4つの方法があることがわかりました。

・鴨居の溝を削る
・鴨居を天井裏からジャッキで釣り上げる
・専門家(建具屋さん)に頼む
・引き戸を鉋(カンナ)で削る

溝を削るのは、削ったところの色が変わるので、かみさんが即、却下!
ジャッキは大掛かりすぎるので、もちろん却下。建具屋さんも今更、頼めません。残った引き戸を削るにしました。

削る道具

引き戸の上の方は、

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のような形をしています。緑の矢印のとろこは、普通の鉋で削れますが、赤い矢印のところは特殊な鉋が必要です。
キワ鉋、

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というのを使うことを知りました。端っこまで刃がついています。

トライ&エラーのはじまり

道具は手に入れたので素人にできるか心配でしたが削ってみました。まあまあ削れたので気を良くして30分ぐらい削ってはめることにトライしてみました。少しましになりましが、まだまだ、先は遠い!

昼から始めて

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を夕方まで繰り返して何度目かのトライでやっとはまった時には、かみさんと二人で大喜びしました。繰り返しているうちに、

・戸の移動
・削り方
・戸のはめ方

のコツがつかめてきて、それぞれスムーズにできるようになってきました。訓練のたまもの。建具屋さんはすごいなとも思いました。

プログラミングも同じような作業

戸を削ってはめる作業を無心で繰り返しているうちに、プログラミングも同じようなことをやっていることに気づきました。動かしてみてうまく行かないところは、修正して、もう一度トライしてみる。うまく行くまで、この繰り返しです。引き戸ははまって使えるようになるという目標が分かりやすいので出来たときの達成感も得やすいのだと思います。プログラムも目標を分かり易くすれば、開発もスムーズになるのかなと思いました。

でも、 削る引き戸は、まだ2枚あります。
ちなみに、私達が悪戦苦闘している間、猫は寝室で寝ていたので何も知りません。

つづく



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