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ネットワークエンジニアの学習環境をEVE-NG+TWSNMP FCで作る方法 その1

「ネットワークエンジニアになるために役立つかもしれない話」というマガジンを始めました。有料(100円)にしていますが、無料で読めない部分は、先代助手の猫の一言だけにしています。

以前書いた

もこのマガジンに含めました。今回は、この第二弾でContainerlabの代わりにEVE-NGで学習環境を作る話です。
EVE-NGは、

のです。仮想ネットワーク環境を作るためのソフトです。
これがあれば、高いネットワーク機器を買わずにパソコンの中にネットワークの実験環境を作ることができます。
25年前にTWSNMPを開発始めたころから、このソフトがあれば、どれだけ開発に役だったことでしょう。

必要な環境

まず、EVEーNGをインストールして動作させる環境が必要です。
私は、3つの環境にEVE-NGをインストールして使っています。

Windows 11のPC+VMWare Workstation

多くの人が今お使いのPCで、この環境を作ることができると思います。
VMWare Workstationは、個人利用なら無償で使えます。
他力ですが、以下の記事に従ってインストールできます。

miniPCまたは中古PCをEVE-NG専用マシンにする

最近は、小型のPC(miniPC)や中古PCが安く売られています。
miniPCは

のようなものを使っています。メモリー16GB,CPU Intel N100です。
中古のPCは、Core i7のものでメモリーは、増設しています。

CDドライブが付属してれば、CDからインストールでもできますが、なければUSBメモリーからインストールできます。

EVE-NGのインストール

EVE-NGのインストール方法は、多くの人が書いています。

が参考になりますが、現在は、OVAファイルを配布していません。
インストールCDイメージのISOファイルだけです。

インストールISOイメージのダウンロード

Free EVE Community Edition

のISOファイルをダウンロードします。

VMware Workstationへインストール

VMware Workstationにインストールする場合は、

ホーム画面から新規仮想マシンの作成

を実行します。
とりえず標準を選びます。

インストーラーディスクイメージファイルをダウンロードしたISOにします。

仮想マシンに好きな名前をつけます。

ディスクのサイズを、お好きなサイズにします。
仮想ネットワークの沢山作るつもりなら多めにしてください。
お試しならデフォルトの20GBでもよいです。
CPUやメモリーもお好みで変更します。
仮想エンジンの設定は

のように、VT-x/EPTまたは、AMD-V/RVIを仮想化をオンにします。
しないと、インストールの時にワーニングがでます。
ネットワークはNATのままでもよいですが、ブリッジに変更すれば、外部から接続できるようになります。

設定が終わったら起動します。

のような画面になります。Installl EVE-NGを選択します。
しばらくすると

の言語を選択する画面になります。日本語はないので、デフォルトのEnglishを選びます。インストールが始まります。3分ぐらいでログインのプロンプトがでます。
ここでは
eve:eve
でログインできます。(ユーザーID:パスワード)
続きのインストールが進みます。さらに、3,4分インストールを実施します。EVEーNGのロゴが表示された後、ログインのプロンプトが表示されます。ここでは、
root:eve
でログインできます。その後、

のようなセットアップ画面が表示されます。以下の項目を入力します。

  • rootのパスワード

  • ホスト名

  • ドメイン名

  • IPアドレスの設定(DHCPか固定)

  • NTPサーバー(空欄可)

  • インターネットに接続するためのプロキシー

設定すれば、さらにインストールが進み、再起動後に

のようにログインプロンプトが表示されます。
上にほうに、WebブラウザーからアクセスするURLも表示されます。

ブラウザーから、このURLにアクセスすれば、

の画面がでるはずです。
ここまでくれば、インストールは完了です。

miniPC,中古PCへのインストール

DVDドライブがあれば、ダウンロードしたISOファイルからDVDを作成して、DVDから起動すればよいです。
DVDドライブがないPCの場合は、USBメモリー(4GB以上)を用意して、

などのソフトを使ってISOファイルをUSBメモリーに書き込みます。
DVDやUSBメモリーからPCを起動できれば、後は、
仮想版のインストールと同じ手順です。

続きは、その2へ

ここで先代助手の猫が、天から一言

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