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TWSNMP FCのパネル表示

スイッチングハブのポート状態を3D画像で表示できるパネル表示についての説明です。SNMPに対応しているノードの場合はifTable MIBの情報でポートの状態を取得して表示します。SNMP対応のスイッチングハブ以外でも表示できます。SNMPに対応していないノードの場合はラインの接続先の状態をポートの状態に反映させて表示できます。この機能は旧版にあった2Dのパネル表示を復刻したものです。

パネル画面を表示する方法

ノードの右クリックメニュー

パネルのメニュー

の「パネル」をクリックするか、ノード情報のダイアログの<操作>ボタンから表示できるメニュー

の「パネル」をクリックすると表示できます。

パネル画面

のような感じです。

①3D表示のポート状態

対象ノードのポートの状態を3Dの画像で表示したものです。ポートのLEDはSNNMPに対応している場合は、ifOperStatusの状態で判断します。UPの場合は緑のLEDが点きます。ifSpeedの情報が取得できて1Gbps未満の場合はオレンジのLEDがポートの右上に点きます。SNMPに対応していないノードは、ラインの接続先の状態を使ってLEDを点けます。

のような接続の場合は

のような表示になります。
3Dの画像は、マウスの操作で回転やズームができます。

3D画像のマウス操作

ポートが並んでいる裏側には、ポートの状態を示すLEDと電源の状態を示すLEDがあります。

パネルの前面

電源の状態を示すLEDは、対象ノードへのポーリング(PING)の結果が正常の場合点けます。

②ポートリスト

ポートの状態を表であらわしたものです。操作の欄には、
ポートの状態と通信量測定のポーリングを追加するためのボタンがあります。

操作ボタン

③回転する

このスイッチをONにすれば3Dの画像が回転します。

④内部ポート表示

このスイッチをONにするとifTypeがイーサネット以外のポートも表示します。

外から見えない、ループバックインターフェイス、論理ポート、内部接続のポートなども表示されます。SNMPに対応していないノードは関係ありません。

⑤<グラフと集計>ボタン

ポート単位の送受信量を比較するグラフを表示します。このボタンをクリックすると

グラフメニュー

のメニューを表示します。ポート単位の送信のグラフは

ポート単位の送信量

のような感じです。

⑥<CSV>ボタン

ポートリストの内容をCSVファイルに保存します。

⑦<EXCEL>ボタン

ポートリストの内容をEXCELファイルに保存します。

⑧<更新>ボタン

画面を更新します。SNMPの場合は再取得します。

⑨<ポーリング>ボタン

関連するノードのポーリングリスト画面を表示します。ポーリングの追加を行った後に確認するためです。

⑩<戻る>ボタン

マップ画面に戻ります。

ポーリングの追加

ポートリストの操作欄いあるポーリング追加のボタンをクリックすると

のようなポーリングを追加するダイアログが表示されます。

の設定項目のうちインターフェイスの監視とSNMP通信量の監視に特化した設定でポーリングを追加できるようになっています。

3D画像のポートの位置を実物と同じにしたい場合

SNMPで取得する場合は、ifIndexの順番にポートの番号を決めます。Netgearの8ポートスイッチングハブの場合は、1から8のポート番号とifIndexの値が一致しているので実物とあっています。

ifIndexとポート番号が一致する場合
実物

とは言っても世の中のスイッチングハブがすべて、この方法でうまくいくかはわかりません。SNMPに対応していないノードのパネルをラインから取得する場合は、接続先のノードの名前順にポート番号を決めます。
なので必ずしも実物と同じ表示にならない場合が多いと思います。これが気になる人向けに、設定を用意しました。手間がかかります。
SNMPの場合には、インターフェイスのポーリングの設定に

のようにフィルター欄に

ポート番号:ポートの名前

のように書けば、ポート番号と名前を変更できます。この場合、すべてのポートにポーリングを設定する必要があります。
SNMPに対応していないノードでラインから取得する場合は、ラインの設定に

ポート欄があるので同じように、

ポート番号:ポートの名前

を設定すれば、ポート番号と名前を変更できます。

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