ほんとうに欲しいもの
目覚まし時計に6600円って、どう思いますか?
高い、よなぁ。
似たような製品はたくさんあるけど、やはり似て非なるもの。木目調と本物の木目は違う。木目調、中国製の割安な目覚まし時計と見比べては、1日が過ぎ、2日、3日とどんどん過ぎていく。迷い疲れてようやくポチっと押したのは、日本製の、紛れもない木製まんまるな形の目覚まし時計。
でもこれ悩んだだけあって、「本当に買ってよかった!」と思える代物。
可愛くて、嬉しくて、一日に何回も見ちゃうくらいのお気に入りっぷり。
まず家に届いたダンボールを開けた瞬間に、
なんとも言えないお香のいい香りがふわっと香り、感動。
お香が焚きつけられたダンボール、時計の木製部分をクンクン。じっくりと満足感に浸る。+αのこういった予想以上の気遣いにわたしは滅法弱い。すぐにファンになってしまう。(あまりにもその香りに魅了された私は、後日販売元に問い合わせるとなんとお香ではなく、純粋な木の香りだった。木製おそるべし・・・!)
そもそも目覚まし時計を買おうと思ったのは、睡眠の質を上げたかったから。スマホのアラーム設定をするついでに、なんだかんだ寝る直前にスマホを触る習慣を変えたかった。
そこで、どの目覚まし時計を買うかどうかで悩んでいたのだ。目的だけ達成するならば中国製、でも目的だけじゃなくて自分が気になっているのは日本製。そこで問題になるのが、お値段とのバランス。
「ねえ、あなたが欲しいのはどっちの時計なの?」
自分に質問すると、答えは秒で返ってくる。
ほんとうに欲しいものを買うと、自分にしっくりくる。欲しくないものを周りに置くと、自分の気持ちがだんだんわからなくなってくる。
6600円は目覚まし時計としては高いけど、私の懐を圧迫するほどの値段ではない。毎日使うものが、お気に入りだと、毎日ハッピーになれる。
すごく小さな決断だけど、すごく大切。
人生は決断の連続だから、些細なことから自分のほんとうの気持ちを聴いてみる。
そう、これの繰り返し。
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