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「大切なことは空手から学んだ」空手家にキックボクサー、ジム経営も行うTikTokerの「空手家Dai Kick」さんにインタビュー!

今回は「空手家Dai Kick」さんにお話しを伺いました!空手を始めてから黒帯をとるまでの話や、ジム経営についてなど、お話を伺いました!

アクション映画をきっかけに極真空手を

・名前のきっかけは?
自分の名前の一部と蹴り技にこだわりがあり、空手界で有名な師匠に教えを乞うていたのでKickを付けました。

・空手を始めたきっかけは?
アクション映画を見て格闘技に興味を持ちました。父が柔道経験者だったので「柔道を習いたい」と話をしたら、連れていかれたのがたまたま近所にあった極真空手の道場だったんです笑。

・極真空手ってなんですか?
空手は大きく分けると2つあります。1つは「伝統派」と呼ばれる空手で、組手は寸止め、型を重視し、オリンピックで見られるもの。もう1つが「フルコンタクト」という、素手素足で相手に直接打撃を当てる(手技で顔面攻撃はNG)というものに別れていて、極真空手は後者のものになります。

・習い方や型といった違いもあるんですか?
あります。「伝統派」の中でも代表的な流派が4つに分かれていて、それぞれ型や動きに微妙な違いがあったり、極真空手もまた流派が分かれていて技の解釈が異なったりします。

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・最初に空手を始めた時のイメージは?
とにかくはじめは怖かったです。私がはじめたのは28年前、中学1年生の時でした。中学生は大人と一緒に稽古をするのですが、手加減をしてくれていても、一発一発の衝撃がすごくて怖くてたまりませんでした。

・なぜ継続をしていのたのですか?
「成長している」
という実感があったからです。

・どういうときに実感を?
新しい技や型ができるようになる、相手の攻撃に動じなくなる、捌けるようになる、腕立て伏せが前より多くできるようになる、そういう過程に成長を感じます。
また、定期的に開催される「昇級審査」に合格すると帯の色が変わるので、帯の変化によって視覚的にも成長を実感できる。「黒帯」という目標に向かって、何事もあきらめずコツコツと積み重ねてきた努力が、精神的にも自分を大きく成長させてくれたと感じています。

黒帯を目指した大学・社会人生活

・帯の色は中学生と大人でも一緒?
子供も大人も一緒です。黒帯をとるためには団体や道場によって、年齢や修行年数などの規定はあると思います。

・黒帯を取得したのはいつ?
22歳の時です。空手を初めて9年くらいたった時です。

・中学から高校大学と黒帯とるまではがっつり空手を?
中学1年から始めたのですが、部活や趣味に没頭して4年くらい空白期間がありました。本格的に始めたのは大学に入ってからです。

・大学入ってからの3,4年で黒帯は早いですね。
大学で極真空手部に入ったのですが、先輩たちは優しいけれど手加減はしてくれないんですよ笑。部活の度に足を引きずって、、やられるの嫌じゃないですか。だから道場も通って、毎日必死に稽古して、当時はYouTubeとかなかったので、ビデオテープで毎日2時間くらい寝る前に空手の技を研究して、年に3回ある昇級審査は全て受けていました。空手は絶対にサボりませんでしたが、大学はサボり過ぎて、1年で辞めてしまいました笑。

黒帯を取得した後は仕事が忙しくて、それまでのようには稽古はでなくなりましたが、26歳のとき、転職を機に空手の憧れの先生のもとに弟子入りをして4年間どっぷり空手修業をしていました。

・その先生とは以前からコミュニケーションを?
いえ。私は地元が茨城、その先生は愛知の方、テレビの画面越しで観ることしかできない方だったので、愛知への転職を機に、直接お会いする機会をいただきました。

格闘技の経験が活きる仕事へ

・現在は何をしているのですか?

現在は何をしているのですか?

パーソナルトレーニング専門のジムを経営しています。インストラクターとして現場に立つこともありますが、運営がメインです。「運動初心者のためのジム」といった感じです。

もう一つ、キックボクシングのパーソナルジムもやっています。こちらは筋トレとミット打ちをメインにしていて「心とカラダのリフレッシュ」をテーマにしています。インストラクターにとっては格闘技経験を活かせる場所にもなっています。

・様々な方に教える中で、今までの空手の経験が活きたと思うタイミングはありますか?
すべて活きていると思っています。仕事でもプライベートでも、生きていれば大変な時期は誰にでもあると思うのですが、できない言い訳をする前に、まず先輩に教わったことをとことんやってみる、続けてみる。キツイときも苦しいときもありますが、動き続ければ必ず結果、成果は出ます。その先に成長があります。

・アマチュアのキックボクサーになったのはなぜ?

アマチュアのキックボクサーになったのはなぜ?

空手の経験や蹴り技がキックでどこまで通用するか挑戦したいという気持ちと、キックボクシングのジムをやり始めてから、お客様から「試合に出たい」という声が出たので、そういった要望にも応えたいと思って始めました。

TikTokでは男性向けの技解説を

・TikTokを始めたのはなぜ?
空手、特に蹴り技の魅力を伝えたいと思ったからです。
所属しているフィットネスモデルの事務所でも、TikTokerを生み出そうという流れがあったので、それに乗った感じです。

・実際始めて見てどうですか?
最初は時代についていけてない感じでした笑。
ただ、わかりやすくインパクトのある内容にしたいなと思い、空手にはこんな技がある、実際に試合でこう使う、など一個一個解説して、短くても見てすぐにわかる投稿を作るようになりました。

・フォロワーの男女比は?
8割くらいが男性です。年齢層で言うと若い層が多いですね。中学生とかが多いと思います。

・今まで一番バズった投稿は?
「弓蹴り」
という技の投稿です。1200万再生くらい。
バズったので、シリーズ化して何度かその後も投稿しました。

地域別視聴数がベトナムとタイが多くて、シェアが多かったので、それが伸びた理由なのかなと思ってます。

・「弓蹴り」ってどういう技なんですか?

「弓蹴り」ってどういう技なんですか?

蹴り足を自分の手で掴んで、当てるタイミングをずらす技です。相手にとってはガードのタイミングが狂うので、奇襲攻撃として使えるの変則技です。

最初投稿したときとかはアンチコメントがたくさん来ましたが、そこは冷静に対処しました笑

・ファンの方とのコミュニケーションもしているのですね。
最近は投稿頻度が下がったのとコメント自体が入らなくなってきたので落ち着いてきましたね。前はコメントのやり取りするのですら大変でした。
さっきの動画だと、2000件くらいのコメントが来ていたので、返せないですよね笑

・投稿に戦略的にやっていることはあるのですか?
わかりやすさは意識していました。最初に試合で技を使っている様子を見てもらって、次に解説をするようにして、興味を持ってもらえるようにしていました。

・SNSを使っていて困ることはありましたか?
ネタ作りです笑。だんだんネタがなくなっていくので、最近は技の解説よりも練習風景のような日常寄りの投稿になってきています。

・他のSNSはどのように使っていますか?
InstagramはストーリーでTikTokよりも細かく練習内容などを見せる場として使って、Youtubeではもっと長い動画でしっかり作りこんだ動画を投稿しています。動画を作るのに時間がかかるので、投稿頻度は下がっています。

「自分も何かできる」そう思ってほしい

・ジム経営やキックボクシングの今後は?

ジム経営やキックボクシングの今後は?

格闘技をベースに親子がコミュニケーションをとれるようにしたいと思っています。私自身も子供が3人いて、小さいころから空手を通じてコミュニケーションをとってきたので、ぜひコミュニケーションをとる機会として格闘技を使ってもらえれば嬉しいです。

・選手としてはどうですか?
年齢的にはもう40歳を過ぎていますが、大会には積極的に出ようと思っています。見ている方が「自分にもできるかな」と、何かにチャレンジするきっかけになってもらえれば嬉しいです。選手を目指さなくても、健康づくりのための格闘技になるといいなと思っています。

・TikTokでは今後なにをやりたいですか?
重なることですが、自分のやっていることを見て、自分も何かチャレンジしてみようと思ってもらえれば嬉しいですね。同世代の人や、同じくらいの年齢のお子さんを持つ人にきっかけを与えたいなと思っています。

「空手家Dai Kick」とは?

・自分の強みは何だと思いますか?
好きなことはとことんやるという性格です。
「殴り合って何が楽しいの?」とか「何を目指してるの?」と言われたりしますけど、殴り合うのが楽しいわけじゃなくて、人って苦手なことや嫌なことから逃げてしまいがちなんですけど、そういう自分と向き合っていく。「大変なことやツライことから逃げない」ということが大事だと思っていて、そこにチャレンジできることが自分の強みだと思います。

・TikTokの発信を一言で表すとなんですか?
時代に合った情報発信の手段で、伝えたいことを分かりやすく表現できる場だと思います。

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