バンドのモチベーション？

昨日のアーカイブです。

googleでバンド関連のことを検索すると、集客の仕方とか活動のモチベーションアップ方法だとかゴミのようなページが大量に出てくる。

口だけで結果は保証しない内容で、最終的には会員登録すればもっと詳しく教えるよといった内容。

毎月ありがたいお言葉をもらえるようだ。

世間的に見てもバンドというものは弱者である。

集客できないのであればなおさらのこと。

そんな奴らを騙して金を盗もうとする奴なんてダニ以下である。

だいたいそういったブログサイトに書いている方法はこんな感じ。

先輩バンドのローディをやってコネを作ってバンドを売り出す。

（先輩バンドが集客できてねーじゃねーか）

youtube、音楽配信サービスに曲を載せる。

（載せただけでは誰も発見してくれねーよ）

主催イベントに出演して、力をつける。

（ワンマンできないバンドに協力しなくていいよ）

お土産CDを作る。

（いらねーものはいらねー）

みんなさんざんやってきて効果が無かった方法じゃないか。

僕がバンドを始めたころに言われたことをまだドヤ顔で書いているの？

いま2021年だよ？

バンドこそ賢く立ち振る舞わなければならない。

昔は社会で通用しないこともバンド界隈では通用したのかもしれない。

矢沢永吉さんが自著で「バンドマンこそお金のことを考えなければならない」と言っている。

本当にその通りで、バンドが稼いだお金はバンド活動とお客さんにのみ使わなければならないのだ。

決して、足を引っ張ろうとする奴やネコババしようとする奴らに渡してはならない。

昔から活動歴だけを誇る集客できないバンドにさんざん金を盗まれてきた身としては、バンドマンが金の話をしてはいけないという謎の風潮は我慢がならない。

わけのわからないバンドコンサルにお金を払うぐらいなら、その金でメンバーと高級ステーキでも食べに行った方がいい。

鉄板で焼いた分厚い肉をニンニクとステーキ醤油で食べれば、それこそモチベーションが上がる。

またメンバーとこれを食べに行きたいと思えば演奏にも拍車がかかるだろう。

どの方法を選んでも苦難や苦労、トラブルは襲い掛かってくる。

集客につながる方法なんてバンドごとに違うし、神様にだってわからない。

だったら好きなように、やりたいようにやればよい。

胃に穴が開くようなしんどい方法を無理してやらなくてもいい。

これなら続けられるな、と思えるぐらいの些細なことから始めよう。

効果があろうがなかろうが、やり方を間違っただけで失敗はないのだから。