メタルの名曲(緩急が効いてるやつ)
昨日のアーカイブです。
いくら美味しいものでも毎日同じものだと飽きる。
それは音楽も同じ。曲も同じ。
だから変化を与える。
それが曲に緩急をつけるということ。
配信でも言ったことだが、やはり緩急が効いた曲を作る最高峰のバンドはメタリカではないだろうか。
Master of Puppetsはライヴが特に素晴らしい。
前奏の静から動、動から静、そして静から動と、展開が変わる。(映像では前奏カットですが)
しかしそこに無理がなく、必然として作られている。
凄いバンドはこのバランスが本当に素晴らしい。
世界中のバンドが同じように真似をしてみるのだが、こんなに整合性が取れた曲はなかなか作れない。
曲に展開を入れたもののそれが邪魔しているということも多々ある。
そこはそのままの展開で良かったじゃん!と突っ込んでしまうような感じ。
展開を変えればOK!というわけではないのが難しいところ。
緩急というよりも展開を変化させつつ最高の整合性を維持し、なおかつ美しさすら思わせる最高の曲はブラックサバスのSabbath Bloody Sabbathだろう。
20歳ぐらいのときに遅ればせながらこのアルバムを聴いた。
たしかヤングギターでザックワイルドが最高の曲と紹介していたからだと思う。
タイトルトラックのこの曲、最初はヘヴィな曲調なのだがすぐに美しい旋律に変わる。
おどろおどろしくて怖いサウンドを奏でるバンドだと思っていたのに、これには度肝を抜かれた。
初めて聴いたときはこの世のものとは思えないような美しい情景が浮かんだ。
誇張ではなく、涙が出そうになったのだ。
絶望感と美しさという相反するものが最高のバランスで合わさっている。
ヘヴィメタルは血沸き肉躍る音楽と思っていた自分にパラダイムシフトが起こった瞬間だった。
ヘヴィメタルには美しさもあるのだ。
ヘヴィメタルは奥が深い。
戦意高揚させることもできるし、人に寄り添うこともできるのだ。
公式あったので貼ります。
できたら映像観ずに部屋を暗くして集中して聴いてほしい。
そんな名曲です。
後半カットされてるので、できれば原曲を聴いてね。
サポートいただければツインテールの活動がより円滑に動きます! それはつまりジャパニーズヘヴィメタルが動くということだ!