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大学共通テスト本試験 令和4年度【現代文小説-問3】、侮るなかれと同時に おそるるなかれ

不定期開催なので、下記で今一度記事をご覧いただければうれしいです。

ご了承くださいませ~!!

今回の小説は・・自分の具体的体験を振り返りながら、回答するのはあまりオススメできません。ぶっちゃけます💦

誤解を受けると嫌なので、もう少しだけ詳しく言います。
こんな看板に描いてある男性の絵に、なぜここまで、私(というおじさん)が気になっているのかみたいな・・
全くおんなじ経験をしている人は・・かなり少ないはずです。

で・す・が。

みなさん。
具体的な内容ではなく、もう少しだけ、抽象的なこととして捉えてみませんか。


そうですね、たとえば・・
もし、私たちが・・このおじさんの気もちになるような状況やことがらに遭遇するとすれば・・どんな場合でしょうかね?

これなんて、どうですか?

「あぁ・・・みんなに【なんでそんなこと気にしてんだよ・・ばっかじゃねぇの・・?!そんなことで辛いのかよ・・】って言われたくないけど、苦手なもんは苦手なんだよ・・と思っているもの」

これなら、あるんじゃありません?(^○^)

ぜりー先生はもっぱら・・孔雀が苦手です!!
どどーん!!
クジャクさん、ごめんなさい・・いきなりのカミングアウト。
小さい頃、孔雀が羽をひろげた姿にびっくりして、大泣きしたことがありまして。
そのせいで・・今でも映像にちょっとでも孔雀が出てくると・・とりあえずドキドキしちゃうんです・・。
罪深いですよね・・?えっ?そうでもないですか?(笑)

ぜりー先生の気持ちをわからずとも・・まぁそうだろうなとちょっとでも思ってくれたそこのあなた!!

この主人公のおじさんの気持ち、わかるかもしれませんよ☆

「回答している自分が、その少年や私なるおじさまだとしたら、どう思うか?」

回答を探すきっかけの1つになれば幸いです。

それでは、つづきいってみよー!!

☆豪華かどうか知らんけど、いつものラインナップ(笑)☆

  ぜりー先生・・・・先生
  Aくん・・・A

では、いきます。

☆☆☆

A「ぜりー先生!この問3の質問文なんなんすか!!このおじさん、言ってること、もうわけわかんないっすよ!!」

先生「おーい!それはツッコミじゃない。
こんなもん解けるかーー?!っていう逆ギレっつーんだ、Aくん?!
ツッコミはしていいよって言ったけど、それはダメ。
逆ギレは、この問題そのものを否定して、理解する気がまるでゼロってことだから。
ちゃんと区別しなさい!
差別はダメです。
分別かキャベツにしなさい!(笑)」

A「先生、自分で笑いながら言うの止めてください!(笑)
ぼく・・何も言えないっす!!
そっか。たしかに・・。それにしても・・このおじさん、こわがりなんすねー。あぁ・・だから強がってるのかな・・。」

先生「そ。そんなかんじだろうね。きっとね、あ奴って表現しているけれど、この文章のどっかでさ、

私のことばは、私に対しても・少年に対しても・看板男に対しても言ってるみたいな感じになっとる

ぜりー先生曰く

みたいな表現があるの。
あくまで先生の分析だけど、一生懸命に取り組んでるのはおじさんもなのよ、多分。」

A「そういうことか。じゃ、ぼく解いてみます!今回は、解答は見ずに。

えっと、

①は間違いです。

全体を読んでからじゃないと、間違いには気づきづらい問題のようです。
この言い方だと・・・
【少年さんが、看板を隣家のおじさんの家の窓に向けて、わざわざ意識しながら設置した】ってことが強調される言い方になってます。
なんか少年さんまで・・このおじさんの心情みたいになっちゃってます・・

先生「言うことなし。」

A「はい!ありがとうございます!

②は・・明らかに間違いです。

陰ながら応援したい・・・

そんなこと・・あり得ないにもほどがある・・」

先生「へい。」

A「肯定のみ?!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
でもいいや、当たってるってことだから(・_・;)

③はキープ。

④は誤答確定です。

受け入れた方が気が楽・・



いや・・

だーーーーかーーーらーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/!!!!!!!

先生「

②の天丼をしないでおくれ(おんなじ理由で間違いじゃんかよ!)

・・でしょ?(^O^)/」

A「セリフとられたーーーーーーーーーー!!!!!(;一_一)」

先生「まぁ、逆ギレでなかったからいいじゃん。それで。
特にこの④は、すっごい間違いだね(笑)」

A「あぁ・・⑤もだ・・。間違いだ・・。
なんでおじさん、

看板に納得しようとしてる

んですか・・。

正答は③です・・。

先生「なんで、そんな落ち込んでんの?」

A「いや・・だって・・その・・
む・・むずかしく・・ぼくが・・・・・・・・・

・・・
・・・
・・・」

先生「先生が、Aくんが言うべきセリフを取ってしまってもいいのかな?」

A「ぐっ😑
こんなときに限って・・ぜりー先生は・・ごにょごにょ・・」

先生「よーく考えてから、ごにょごにょなさい!!!(-_-)/~~~!」

A「は・・っ!!
ご、ごめんなさい!!問題、むずかしかったら困ると思って、はりきって取り組んだのですが・・思った以上に簡単だったから・・・何やってんだ・・ぼくって思ってしまって・・(~_~;)
それに・・このセリフをぜりー先生に言わせてしまったら・・ぼく、余計に恥かきます。
きっと、さらに、恥ずかしいと感じるって、考えたらわかりました。」

先生「冷静になれたようだね。
想像できない人に、よく考えられない人に小説は解けないと、先生は想ってる。
まぁ、Aくんのレベルが上がってきて、より出来てきたからこその状態とも言えるんだけれども。

きみさ・・少し前まで、この問題レベルでうろたえていたんだよ?

できてなかったことも、思い出そうね。冷静になるために。」


解ける波に乗れそうなら、乗ってみる。
乗れそうだからこそ、少し待ってみる。

わかった気になっていないか常に意識しよう。
同時に、無駄におそれ過ぎないようにもしよう。

実はどちらも必要になるのが・・小説なんです。


この同時に生じる2つの波にたくさん揺られた人は、

どちらかの波に乗ったとしても、すぐさまもう1つの波に乗り換えられます。


その切り替えスピードこそ、試験で試されているんだと思いますよん。
さて、次はどうなるかな?Aくん。

がんばろうね。もう少しだから。


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