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カツ丼

最近はなぜか、口がxxになる モードが続いている。今日はなぜかトンカツだった。しかも分厚いもの。

かつての記憶に3センチほどもあるトンカツを食べた記憶が蘇る。それはとんかつで名を馳せる名店で、その厚さもさることながら、扱う肉の種類も厳選され、それをさらに美味しく食べるために研究を重ねたトンカツが大人気。
それはそれは美味しかったのだが、300gもある特上トンカツにご飯と汁椀そしてこんもりの千切りキャペツは大ボリュウム。食べ残すなんて勿体無いことはできる訳もない。ないが、肉を300g食べることはなかなかないこと。口に入れた時の美味しいという感覚と、お腹はいっぱいでもう無理という感覚が頭の中で激しい攻防を繰り広げることに。その時はなんとか食べ切ったが、午後の行動に激しく支障をきたした。

今日の店も並でロース150g、上でロース300g、特上は数量限定特選リブロース300gのラインナップ。
特上は気になるけれど過去の経験から300gは美味しく食べられる量でないことは学習済み。できれば特選リブロースの150gのコースも作って欲しい。メニューはトンカツと言いつつ、カツ丼である。半熟卵がご飯の上に乗り、そこにカツがのってでてくる。カツは150gでも1cmほどの厚さ。300gになるともうブロック状の塊が乗っている。すでに蓋を閉めることは諦めているので、ドームを半開きにしたような状態で供される。

自分は150gで美味しさを十分に堪能できるサイズ。で、隣の席には外国からの旅行者の方。わざわざ調べてここに来たらしい。注文時も「ビック」といっていたので、やっぱり肉食文化の国の方はさすがだ。とちょっと違う方向性で感心。

卵も半熟。最初は脂身の方からたべ、最後は赤身の部分に卓上のわさび、塩などで味変しながらもその肉の美味しさを堪能して完食。
で、お隣の外国の方はその量にかなり苦戦中。脂身はすでに避けている状態。確かに豚肉は脂身に旨みがあると思うが、外国はむしろ赤身を食べると何かで読んだ気がする。

SNSに上げるとインパクトはあるかもしれないが、メインは食事なので美味しく食べられる量を注文するのが大切だと、赤味噌仕立てのしじみ汁を飲みながらしみじみ思った。

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな