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感染制御認定専門薬剤師試験 ・ 過去問 ・ 対策問題集

認定・専門制度にはメリット・デメリットがありますが、私はメリットが大きいと考えています。

確かに、認定・専門制度はまだまだ発展途上ですが、ある程度の知識を得るためには効率的です。なぜなら、求められる最低限の知識まで無駄なく到達できるシステム設計だからです。

一方で、デメリットとして挙げられるのはこの「無駄なく到達できるシステム設計」です。リアルワールドでは「無駄な知識」の連続が問題となることがあります。

しかし、まずは認定制度を活用して最低限の知識を習得するスモールステップから始めることが、今後のモチベーションにつながり、行動を助ける一歩となります。

認定・専門を持つことには心理的なメリットもあります。想像してみてください。自分が一定の知識を持っているという安心感が生まれます。この心の余裕は、次なるステップへの自信につながります。そして、必要なときには認定・専門が強みとなり、自分の実力を明確に示す手段として転職などにも有利です。

先程お話した通り、具体的な目標を持ち、スモールゴールを設定することが可能になり、はじめの一歩が踏み出しやすくなります。漠然とした目標では1年、また1年と経過してしまうことがありますが、認定試験は始めやすいです。

私たちのチームでは、6人が感染制御の認定・専門を取得しました。そして、情報共有を目的に過去の出題問題を基にした563問の問題集を手作りで作成しました。これは8年前から2年前までの過去問を含むもので、チームメンバーが覚えている範囲で構築されました。

この問題集は、ワード形式の添付ファイルで提供され、アクティブラーニングに適した「穴埋めクイズ形式」です。具体的なサンプル問題は以下をご確認ください。正解が記載されていないことは、脳が満足感を感じずに理解が定着しにくいとされています。そのため、わざと正解を示しておらず、自ら教科書から調べることで記憶の定着が促進されます。

現在の基本は分散学習なので、問題集の順番を無視して進めることがより効果的だと考えます。特定分野に絞った集中学習は、記憶の定着に不利だとする研究結果も多くあります。

この問題集を活用することで、試験においては問題ないと思います。この問題集を使用して試験に不合格だった薬剤師は私の周囲にいません。

今回noteに公開する理由は、周囲が認定・専門を取得し終え、時間をかけて作成した問題集が塩漬け状態になっていたためです。また、問題作成は我々の復習にもつながるためです。この機会に、ぜひお試しください。

私の意見では、専門は認定と比較して非常にお得だと考えます。専門申請に必要な論文数が2報から1報に減ったことは、難易度が半減したことを示しています。この変化から多くの方が専門薬剤師になる可能性が高まります。更新についても専門は優遇され、症例提示ノルマや特定の条件がないため、認定に比べて更新が楽になりました。認定試験の準備と同時に論文の準備をお勧めします。更新作業の負担を考慮しても、専門を取得することが良いでしょう。また、専門薬剤師が増えることで、認定薬剤師の希少感が減少するでしょう。

論文は査読雑誌が対象なので、初めて挑戦するなら環境感染のハードルが低いと考えられます。学会発表の内容を論文にまとめてみましょう。完璧でなくても、情熱を込めて投稿することが大切です。編集者からの批判もあるかもしれませんが、それでも貴重な意見がもらえるでしょう。

私の経験では、若い頃に地方の小さな病院で書いた英語論文が新たなアクションプランなどに引用され、高い評価を受けています。やはりアウトプットが重要だと感じます。

最後に、なんと、300名を超える方々に購入いただきました!

この支持に感謝いたします。目の前の患者さんに少しでも還元できることができれば嬉しいです。2023年度も合格者の報告をいくつかいただき、おめでとうございます!ただし、私が中枢に近づいているため、試験内容に関わることがあれば、この記事は即座に取り下げるつもりです。


ベーシックなサンプル紹介します。

これらは本編に入っていません。類似はあると思います。
難易度は同等です。


1.セフトリアキソンについて

第一選択:PRSP、( )、( )、P. vulgarisである。
特徴
( )、( )、緑膿菌を除くGNR に広く使われる。
連鎖球菌やMSSAに感受性があるが( )や( )に劣る。
半減期長く1日1回投与も可能だが、( )や( )に対しては2回投与が推奨される。
( )排泄で腎機能障害による用量調整が不要である。
ミダゾラムやフェンタニルとは( )のため別ルートが必要である。
副作用
( )を形成する。
( )を含有する点滴では結晶形成し沈殿するため注意が必要である。
注意
( )結合率が高いため、新生児では投与禁忌である。新生児は( )血症がしばしばあり、その( )はほとんどアルブミンと結合している。そのため血液脳関門を通過できない。しかし( )結合率の高いセフトリアキソンが存在すると、アルブミンから遊離した( )が増加する。この遊離した( )は血液脳関門を通過できるため、( )のリスク増大となる。このため、セフトリアキソンやST合剤など( )結合率が高い抗菌薬は投与禁忌である。

2.セフォタキシムについて

第一選択:賛否ありますが( )の髄膜炎。
特徴
CTRXの( )代謝版。
フェンタニルやミダゾラムと( )がない。
副作用
( )などがある。

3.セフタジジムについて

第一選択:( )感染症。
特徴
( )を含めたGNRに広い感受性。
GCPに対する抗菌活性は( )
ESBL やAmpC産生菌に使用することが( )。
カルバペネムを含むβラクタムに耐性を示す( )に感受性を示すことがあり、臨床的に使用できる。
副作用
( )、( )などがある。

4.セフェピムについて

第一選択:( )、軽症の( )。
特徴
( )世代セフェム+緑膿菌活性を有する( )世代セフェムと同様のスペクトル
ESBL産生菌には( )だが、Amp C 産生菌 には( )。
炎症時の髄液移行率がCTRXと比べて( )。
副作用
腎障害時や高齢者に高用量使用時に( )がおこりやすい。

5.真菌薬

髄液移行があるのは、( )、( )、( )である。

アゾール耐性カンジダに対して( )や( )が選択される。
アゾール感受性カンジダに対しては( )が選択される。
アスペルギルスに対しては( )が選択される。
クリプト髄膜炎に対しては( )プラス( )が選択される。
肺クリプト症に対しては( )が用いられる。
ムコール症に対しては( )が用いられる。

6.フルコナゾール

特徴
( )の第一選択。
肺( )症や肺トリコスポロン症に使用できる
クリプトコッカス髄膜炎の( )、( )療法に長期使用
副作用
( )、脱毛、肝障害、( )K血症などがある。
相互作用は( )。

7.ボリコナゾール

特徴
内服のバイオアベイラビリティは( )。
点滴は( )が原因で腎障害発症リスクとなる。
内服も点滴も初日は( )を行う。
血中濃度測定は投与( )日目に行い、トラフ( )以上、( )以下に調整する。
腎障害において用量調整は( )である。

副作用

( )、肝障害、紅班、( )K血症などがある。
相互作用は( )。

8. 経口第3世代セフェム

バイオアベイラビリティが非常に悪く、( )%程度と言われています。
例えばセフジトレンピボキシルのバイオアベイラビリティは( )%です。
一般的な9mg/kg/day で処方した場合は吸収されるのは( )mg/kg/dayとなります。
注射薬であるセファゾリンは( )mg/kg/day、セフトリアキソン( )mg/kg/dayと比べると著しく投与量が低いことがわかります。

9. ピボキシル基

セフジトレイン、セフカペン、テビペネムなどにはピボキシル基が結合している。このピボキシル基が原因で( )症をきたし、低血糖となることが知られている。

10. セフェム系

スペクトラムは世代が若いほど( )に活性が強い。
世代が上がるほど( )に活性が強くなる。
嫌気性菌は( )である。腸球菌、リステリアには( )である。

11.分布

分子量が( )、( )性の抗菌薬は広く体内に分布します。
抗菌薬としては( )や( )などがあります。

分子量が( )、( )性の抗菌薬は分布が限られます。
抗菌薬としては( )や( )などがあります。

分布の重要なファクターとして、臓器移行性、タンパク結合率、体水分量の影響などがあります。 

12. ペニシリンG

ペニシリンGは( )非産生の黄色ブドウ球菌に使用できる。
他に第1選択となる菌として、Neisseria meningitidisによる細菌性髄膜炎、Clostridum perfringensによるガス壊疽、梅毒などある。
腸球菌とリステリアは抗菌活性としてペニシリンGより( )の方が強い。
弱点として、カリウムが入っているため( )を起こしやすい。
1バイアル100万単位中に( )mEqのカリウムが含有されます。カリウム量として非常に多い量ではないが、末梢点滴において( )や( )に溶解して浸透圧をあげない工夫が必要である。また、半減期が( )いため、持続点滴として( )や( )の治療に考慮される。

13. マクロライド

マクロライド耐性菌が( )いるため、第1選択薬として使用しにくくなっているが、( )、( )、赤痢などには第1選択である。

クラリスロマイシンは( )員環、アジスロマイシンは( )員環である。
14から15員環になることで、胃酸により( )となり、半減期は( )なり、組織移行性は( )、( )への活性が高くなる。

主な耐性機序は、( )と( )です。
マクロライド系抗菌薬1つに耐性が生じると、すべてのマクロライド系は( )する。

バイオアベイラビリティはクラリスロマイシンで( )%、アジスロマイシンで( )%とそんなに良くない。
アジスロマイシン静注を高濃度で点滴すると( )をきたしやすいため注意が必要である。

相互作用として、アジスロマイシンを除くマクロライド系は( )で代謝される。

14. βラクタム系薬の耐性獲得

抗菌薬の耐性には固有型耐性と獲得型耐性の2種類がある。
固有耐性は、本質的に持っている耐性でKlebsiellaのアンピシリン耐性などです。
獲得型耐性は、抗菌薬の通過を妨げる( )、抗菌薬を排出する( )、βラクタマーゼ、結合の親和性を低下させる( )が知られている。

βラクタマーゼ

細菌が産生する酵素の名前で、抗菌活性を失活させる作用がある。
4つのクラス分類がある。

Class A、Dは主に( )を分解し、Class Cは主に( )を分解する。
ClassBは( )や( )を分解する能力の方が高いが、( )を分解することが特徴であるため、( )と呼ばれている。中心物質が( )という金属(メタル)なので( )とも呼ばれる。

βラクタマーゼをコードする遺伝子がプラスミド上に存在するため、いろいろな細菌に取り込まれながらさまざまな耐性獲得したことで( )が出現した。検査法は第3世代セフェムや( )に耐性があれば可能性があり、( )を加えることで感受性が戻れば判定となる。

カルバペネマーぜは主にClassBですが、ClassA 、D にもある。
ClassAとしては( )が有名であり、プラスミド上にコードされているため他の菌に伝達される可能性があるため注意が必要である。
ClassBとしては( )が有名であり、本質的に最初から持っている菌と後天的な菌がいる。この後天的な菌はプラスミド上にコードされているため他の菌に伝達される可能性があるため注意が必要である。NDM1 は( )である。
ClassDは( )カルバペネマーぜといい、A. baumanniが持っていることが多いと言われている。注視が必要である。

15. 小児におけるPKの考え方

新生児では内服吸収率が不安定なため、原則静注で治療する。
タンパク結合率の( )い抗菌薬は新生児では使用しない。
新生児では分布容積が( )く、代謝が( )く、腎機能が( )なため、抗菌薬の投与間隔は( )めになることが多い。

新生児では内服吸収率が不安定な理由は、胃酸のpHが( )性に傾いていること、胃から排泄が( )いこと、蠕動運動が( )であること、膵臓の( )が未熟なためなどが考えれる。

小児は体水分量が( )いと特徴がある。
新生児だと体重の( )%を体水分量が占め、細胞内液と外液が半分ずつ。
つまり、体重の( )%が細胞外液が占めている。
一方、成人では体重の( )%を体水分量で、細胞内液が( )、外液が( )。
つまり、体重の( )%が細胞外液である。

代謝は第1相反応と第2相反応がある。
第1相反応で重要なCYPは、胎児の肝臓でほとんど発現していない。
成人レベルになるには生後( )から( )ヶ月頃である。
第2相反応で重要なグルクロン酸抱合は成人レベルには生後( )から( )ヶ月頃である。

新生児は( )が未熟なため、クロラムフェニコール代謝が不十分となり排泄遅延し( )症候群を引き起こす。

リネゾリドは、非特定的な酸化反応によって代謝されると言われているため、小児では排泄速度が成人より( )いことが知られている。そのため、リネゾリド投与間隔は( )時間おきである。

早産児は腎機能は未熟であり、( )がまだ発達していないからだと言われている。正期産で出生した新生児は生後1−2週間で腎機能は劇的に発達し、GFRは2倍以上となる。
新生児のGFRは成人の( )から( )程度であり、成人並みに発達するには生後( )から( )くらいまでで、個体差も大きい。

16. NICUでの感染症

NICUに入院している早産児は、易感染性である。免疫機能が未熟であり、IgGも母体から本格的に移行するのは( )週以降であり、皮膚や( )も未熟であるため、腸管から容易に菌血症を起こしやすい。
また、胃酸分泌抑制薬や持続経管栄養により、胃酸が( )性に傾かないため、侵入した細菌を胃酸で殺菌できない可能性がある。
また、正常分晩は常在菌に触れることで細菌学的バリアとなるが、帝王切開では産道で常在菌に触れないため、医療従事者が保菌している菌や環境の細菌が常在菌となる可能性が高まる。さらに、デバイス留置も多いため感染リスクは高まる。

添付文書に新生児への投与量が明記されている抗菌薬は次のうちどれか?
        CTRX, CEZ, PIPC, VCM, ACV

17. ワクチン

子供のVPD(Vaccine Preventable Diseases)は以下の通り。
生ワクチン、不活化ワクチン、経口生ワクチンのカテゴリーに分けてください。
また保存温度も記載ください。

B型肝炎
ロタウイルス感染症(ロタウイルス胃腸炎)
ヒブ感染症(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型感染症)
小児の肺炎球菌感染症
ジフテリア
破傷風
百日せき
ポリオ
結核
麻しん
風しん
おたふくかぜ
水痘
日本脳炎
インフルエンザ
ヒトパピローマウイルス感染症
A型肝炎
髄膜炎菌感染症
細菌性髄膜炎

定期接種ワクチンとは、( )法で定められているワクチンのこと。
任意接種ワクチンとは、それ以外のワクチンのことである。
定期接種ワクチンの費用負担は( )。
副反応が生じた時の対応は、定期接種ワクチンでは( )に基づく。
任意接種ワクチンでは( )による。

四種混合:(  )、(  )、(  )、(  )の4種類
三種混合:(  )、(  )、(  )の3種類
二種混合:(  )、(  )の2種類
1期:生後( )になったらすぐに1回受け、その後3~8週間隔で2回続けて受る。3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種する。
2期:( )歳から、二種混合ワクチンを1回接種する。就学以降の( )の予防のためには、二種混合ワクチンに代わって三種混合ワクチンを任意接種で接種する。

日本脳炎ワクチンは、東南アジアなど流行地などに行く場合などは、生後( )から受けられる。
A型肝炎ワクチンは、発展途上国にでかけたり、長期滞在する場合に必要。
髄膜炎菌ワクチンは、英国、オーストラリアへの留学や、国内でも高校や大学で運動部などで( )生活をする場合は、感染リスクが高くなるため接種をすすめる。

VPDでない(ワクチンがない)子どもの感染症
RSウイルス感染症を予防するワクチンは現在ないが、リスクの高い基礎疾患を持つ児に保険適応となるRSウイルスによる感染症の重症化を予防する注射薬として(  )がある。

B型肝炎は、血液や体液を介して感染し、肝炎を引き起こすウイルス性疾患です。(     )はB型肝炎ウイルス陽性の血液等に接触した人に、事故後48時間以内に投与します。またB型肝炎ウイルスキャリア(保有者)のお母さんから生まれた赤ちゃんに母子感染予防のため、出産後すぐに投与します。製剤の投与により、赤ちゃんの血液中に入ってきたB型肝炎ウイルスを速やかに中和して、B型肝炎の発症を予防します。(  )は体内において1か月未満で半減します。そのため通常、(  )と併用し、長期にわたるB型肝炎の感染予防効果を狙います。

水痘

既往歴がなく抗体陰性の接触者には、接触後 72 時間以内であればワクチン緊急接種を検討する。ただし、( )と( )はワクチン禁忌である。
接触後 6 日以内であれば( )もしくは( )の内服を検討する。
ワクチン接種が行えない場合、接触後 6 日以内であれば、( )も検討する。

新型コロナワクチン(ファイザー・​ビオンテック社の mRNA)の有効率は( )%以上である。

セフトロザン・タゾバクタム
正しいの記載を選んでください
  ESBLに効果期待できる。
  AmpCに効果期待できる。
  CREに効果期待できる。
腹腔内感染症に対しては( )を併用する。
肺移行性が低いため、1回量は( )とする。
髄液や皮膚への移行性は( )である。

消毒薬

問1 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )菌血症による死亡者数は、MRSAは増加傾向で、キノロン耐性大腸菌は減少傾向である。

( )次亜塩素酸ナトリウムは高水準消毒薬であり結核菌にも有効である。

( )ポビドンヨードとクロルヘキシジンは中水準消毒薬である。

( )エタノールは手術部位の皮膚消毒に使用してもよい。

( )過酢酸は金属や非金属の器具消毒に有効で環境消毒にも使用できる

問2 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )グルタラールおよびフタラールはアルカリ性で殺菌力が強い

( )ポビドンヨードは酸性で殺菌力弱く、アルカリ性で殺菌力が強い

( )手術用器具はスポルディング分類ではセミクリティカルで滅菌を行う

( )体温計はスポルディング分類ではノンクリティカルで中水準消毒を行う

( )消毒は熱水消毒が第一選択である

問3 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )次亜塩素酸ナトリウムの噴霧は環境表面に有用である

( )消毒薬は体腔内に用いないが清潔創内には用いてもよい

( )環境表面は消毒薬の清拭で対応することよりも高水準消毒薬を用いるとよい

( )ポビドンヨード液を湿潤状態で長時間接触させない

( )低水準消毒薬の含浸綿をアンプルやバイアルの消毒に用いる

問4 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )次亜塩素酸ナトリウムは蛋白などの有機物と反応して食塩(NaCl)となり高残留性

( )次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルスには有効である

( )次亜塩素酸ナトリウムはパルプ材クロスでも消毒効果は減弱しない

( )ジクロルイソシアヌール酸ナトリウムは国内ではプール水の消毒に用いない

( )二酸化塩素は現在、国内では消毒薬として市販されている

問5 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )ペルオキソ一硫酸水素カリウム配合剤は塩素臭がほとんどなく、金属腐食性など素材に対する影響が少ない雑品で、透析領域の環境表面消毒に使用できる。

( )セラチア菌の集団感染事例では細菌汚染された消毒綿(濃度低下したグルコン酸クロルヘキシジン)が原因とはならなかった。

( )次亜塩素酸水は清拭ではなく噴霧での使用が推奨される。

( )70~93℃の熱水や蒸気で芽胞は殺菌できる。

( )新型コロナウイルスはエンベロープウイルスでアルコールが効かない。

問6 下記の文章において正しいものを一つ選びなさい

( )サルモネラ菌が付着した食器・リネン・器具等の消毒では熱水やほとんどの消毒薬が無効である。

( )カテーテル関連血流感染症(CRBSI:catheter related blood stream infection)の微生物の侵入門戸には輸液汚染は関係ない。

( )CRBSIの起因菌では表皮ブドウ球菌は少ない。

( )CDCガイドライン2011においてカテーテル挿入部の消毒は、アルコールを含んだ0.5%を超えない濃度のクロルヘキシジンを用いることが推奨された。

( )CDC手術部位感染予防のためのガイドライン2017では禁忌でなければ、手術部位の皮膚消毒はアルコールベースの消毒薬を適用する。

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2023-2027

AMRに起因する感染症による疾病負荷のない世界の実現を目指し、(    )とともに、(      )するための対策をまとめたもの。

 6分野 (  1(         )、2  (      )、3感染予防・管理、4抗微生物剤の適正使用、5研究開発・創薬、6  (      )  )の目標に沿って、具体的な取組を記載するとともに、計画全体を通しての(            )を設定。

新たに追加された人に関する指標は(   )の罹患数である。

抗微生物剤の使用量としては(   )の人口千人当たりの一日使用量
畜産分野の(  )の全使用量、畜産分野の第二次選択薬(       )の全使用量が追加された。

続きはこのあと.... 


500問以上を用意しています!

2022年度の試験ざっくり内容も追記させていただきました(2022.12.31)

また、最近話題の周術期管理チーム過去問2019年度を 少し解説ありでおまけ追記しました。

よかったらお試しください。

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