“先行抽選申し込み券付き商品”に思うこと

わたしはいろんなジャンルのオタクを経験してきた。
嵐から始まり、アニメ、声優…(大枠ジャンルは意外と少なかった)

オタクの種類にもよるだろうけど、わたしは“好きになったら現実でお会いしたい”と思うタイプだった。
念のため、オタクの言う“お会いする”というのはイベントに行くと同義語。こっちは会っている気でいるけど、向こうはこっちのことを多数の中の1人として認識している状態。

お会いするためには、イベントに参加しなければならない。
イベントに参加するためには、抽選に当たらなければならない。ほとんどのイベントは当選者でしか参加することはできない。

ここで繰り広げられるのがチケット争奪戦
これがなかなか…精神的に削られるものだったりする。

嵐を含めジャニーズは、ファンクラブ会員でないと、ほぼコンサートのチケットは取れない。会員でも取れない。辛いが、まだマシだと今は思う。

タイトルにもあるように、“抽選応募券付きの商品を買うと、先行で抽選申し込みできるよ!”というやつ。
これを経験したわたしは、ジャニーズの辛さなんて屁でもないなと思った。個人差はあると思うけれど。

うまいことオタクの弱い部分を突いているなあ、と思う。
イベントに行きたいならば、当選確率を上げたいと誰しも思うはず。抽選応募回数は多いに越したことはない。

この手法だと、一人当たりの応募数が限られていない場合が多い。つまり、商品を積めば積むほど応募できる。(※積む≒買う)
単純にお金がある人の方が当選確率上がる。学生やお金がない人は辛い。わたしも辛かった。全盛期のオタク時代はまだ学生だったから。

“抽選応募券付きの商品”はだいたいCDだけど、Blu-rayの場合もある。これは辛い。辛さしかない。
CDであれば2,000円前後だろうけど、Blu-rayだと3,000円は超える(はず)。しかも初回限定版のみ封入なんていう、悪どいパターンもある。そうなると一気に値段は上がる。

わたしはやったことがないけれど、こういう手法で積んだ人たちが、布教の意味も含めて無償でCDを配ったりしているんだと思う。

応募するのも辛いけれど、わたしは当落後…外れた時の方が辛い。

10枚CD(1枚2,000円)を買って、応募して、外れた時。
応募にかかったのは20,000円。手元に残ったのは同じCD10枚。ジャニーズのFCだと1名義になってしまうが、応募にかかるのは年会費の4,000円。
応募数を考えず、金銭的負担だけで考えると、ジャニーズの方がまだ優しい。

しかも追い討ちをかけるように、1枚だけ買って応募した人が当たってたりする
いや…「わたしの20,000円なんやったん?」と思わずにはいられない。わたしはそうだった。
決して「なんで1枚で当たってんねん!そんな報告SNSですんなや!」という訳ではない。(でも、そう思う人も少なからずいるから、そういう報告する場合は覚悟したほうがいいとは思う…。)

わたしはこのnoteで、そういうことをしている企業に物申したいのではなくて。
ただ、そのコンテンツから離れる原因を作っていることを知ってほしいと思う。

企業さんが、売ろうと必死なのはわかる。いまCD売れないし。お金が入らないと続けられないのもわかっている。

ただ、毎回この手法でチケットを販売されて、一回も当たらない人もいる。人気コンテンツならなおさら。
いくらお金を入れても当たらなくて、落選後の虚無感に沈み込む感覚が続けば、疲弊してくる。“好きだ”という気持ちも、沈み込んでしまう。

結果、そのコンテンツから離れてしまう。

わたしの友人が、そうなってしまった。
わたしも昔、そうだった。

この感覚って、万人に共感してもらえないと思う。
“お会いしたい”と思うのも、そのために無理してお金を使うのも、当落で一喜一憂するのも、好きだから。愛情表現の一つなのだ。

この応募方法、どうにかならないのかな。
代替案はないけれど、これじゃあ、辛い人が増えてしまう気がする。趣味は楽しくあるべきなのにね。

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misaki

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