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戯言(たわごと)です。 詩歌と短歌。

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紹介

 こんにちは。「戯言」こと広瀬です。  私たちは何もかもが始めてであり稚拙なものしか書けません。そんな未熟者ですが何卒よろしくお願いします。 名前について  戯言の読み方は、「ざれごと」と「たわごと」の二つあります。両者の意味は基本的に同じですが、三省堂の国語辞典では、 とあります。私は、大したユーモアを持ち合わせていなく、ネットは自分たち含めただ個人のでたらめを垂れ流しているものだと考え、半ば自虐的に「戯言(たわごと)」と名付けました。 現メンバーの紹介 ・広瀬凌

    • (詩)「春の雨」

      夕方にかけて雨は次第に止むと 天気予報は自然に抗いて 傘を持たずして太陽なき正午を歩む 雨に紛れて あなたが誰かの背中に寄り添っている姿が 通りすがれば イヤホンから流れる音を忘れて 聴いた春の雨 桜の花をまた土に帰らそうとして 誰にとっての救いかわからなくなって 慈悲も無く降っていたけれど 傘を畳んだ 桜と同化しようと企んで 整列してゆく髪 花びらのように水滴を垂らして 触れた春の雨 洗い流される花びらを じっと見つめて じっと死にぎわに寄り添っても まだ雨は降り続けて

      • 短歌 #162

        春先で歩き疲れたわけでもなくて目も鼻も口もいや全部好き *井上

        • 短歌 #161

          久しぶりに木漏れ日くらいの暖かさそろそろ外に春を感じに *井上

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        記事

          (詩)「過ぎ去りし日のために捧げる詩」

          エンドロールは 冬枯れの木々に始まり 空の青の先を望んで 今日までの日々を描きながら サクラたなびく道を ゆっくりと歩いていたい 夢を見る 高速道路を通らなければならない現実に どれだけの人が追い越していっただろう 見えない過ちの恐怖に 何度、ブレーキを踏んだことだろう 今見ていた夢は今潰え 今見ていた星の位置を思い出すこともできなくて 全てが幻に帰す今 多くの諦めと多くの絶望で いっぱいになったゴミ袋から探した小さな希望 あなたは幻砂漠に咲く一輪の花 誰かに折られる前に枯

          (詩)「過ぎ去りし日のために捧げる詩」

          短歌 #160

          問題は生きていること。唯一の改善策は生き続けること *広瀬凌也

          短歌 #160

          短歌 #159

          戯れにある線と線 都市というコンポジションは何を分つか *広瀬

          短歌 #159

          短歌 #158

          布団へとまた潜り込む どこまでも眩い朝が憎らしくなって *広瀬

          短歌 #158

          短歌 #157

          何ゆえに見放されるか人間の可笑し不思議さ辛さ苦しみ *広瀬

          短歌 #157

          短歌 #156

          縁側の窓の柱の刻み跡 二人ぼっちに残りし過日 *広瀬

          短歌 #156

          短歌 #155

          生きる、知る、死ぬ どこまでも傍観者 裁きを与うことはできない *広瀬

          短歌 #155

          短歌 #154

          寝ぼけててノートの端に謎の文字テストの答えはここにあったか *井上

          短歌 #154

          短歌 #153

          良い人に当たり障りなく欺いて誤魔化しバレてる自分は知らない *井上

          短歌 #153

          短歌 #152

          水溜まりを踏んで歩いた無邪気な子今や目線は親の気持ちに *井上

          短歌 #152

          短歌 #151

          星々の如くネオンに騙されて今日は貴方と肩が触れ合う *井上

          短歌 #150

          思い出にすらなれなかった手のひらにふわりと落ちる雪の結晶 *井上

          短歌 #150