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Zoomはセロテープになるか

他には何が良い例だろう。ブランド名が一般名したやつ。100均で買ったテープでも3Mとか他のブランドでも、セロテープと呼ぶ(のかな今でも)。アメリカだと逆にみんなScotch Tapeだ。老人向けにはWalkmanとか。Googleは動詞にはなったけどbingでググるとは言わないな。

なんなく思うのはビデオチャット機能はもうすぐコモディティー化する気がするということだ。Zoomが大躍進して、MicrosoftやGoogleがなんとかうまくやろうとして、でもそのうちビデオチャットはどんなアプリにもおまけみたいについていてどれを使っても同じみたいになるのだろう。それでビデオチャットすることをどの会社がやってるかは関係なくZoomすると呼ぶくらいになるかもしれない。別のシナリオとしてはZoomがインフラ化していろんなサービスの端っこにpowered by Zoomと書かれてるけど気がつかない、とか。メッセージング業界(WhatsApp, Line, FB Messenger, etc.)みたいにもう少し群雄割拠するのか。セキュリティ問題のせいでMSやGoogleも企業向けでは戦えているようだけど一般向けには圧倒的にZoomだ。なんにせよあって当たり前のなるだろう。

あまりに日常になりすぎて微妙なサービスデザインの差が気になるようになっているのも面白い。不特定多数が呼びやすいとか、退場するときに気兼ねしにくい、とか、グリッドビューで見れる顔の数とか。わざと店を狭く作って行列を人に見せるラーメン屋のデザインみたいな世界にいくのかもしれない。そういうUI的なのが終わったら画質とか音質で小競り合いして4Kと6Kみたいに違いがわからない世界にいくうちに、低画質だけど空間定位ができるみたいなやつ相手にイノベーションのジレンマするのかもしれない。

 テープはなんだかんだScotchのMagic Tapeを常備している。ぺらっとして目立たなくなる感じが使いやすい。弱いので工作には向かない。


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