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コロナ禍におけるコミュニケーション施策の結果(slack Analyticsより)

みなさんお疲れ様です。組織改善に励むのんにゃんでございます。

先日こんな記事を出しました。

具体的にパートナー(社員)に対して、slackにおけるコミュニケーションで意識して欲しいことを伝え、結果として以下の仮説を立てていました。

・public channels内のメッセージ数の向上
・各パートナーが送信するメッセージ数の向上
・DM数の減少(分報に統合されると見込む)
・リアクション数の向上

この記事では、赤裸々に数値を発表できればと思います。


1. 数値に変化があったのはリアクション数だけ

slackなどにおけるチャットでのコミュニケーションは、ある程度リアルタイム性のある「半同期的コミュニケーション」だと前回の記事でお伝えしました。

そのため返事が遅い(=リアルタイム性に欠ける)と、違和感のあるその “間” に意味づけをしてしまい、「何か問題があったのだろうか」と思うようになってしまいます。

なので、パートナーのみんなにはすぐに返事ができない時はなるべくリアクション絵文字をつけましょうと伝えていました。

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伝えたのは4月26日で、計測した期間は前後28日ずつとなります。土日祝の日数は同じです。また、GWがあったのでGWは避けて計測しました。

3月23日 - 4月19日:2,449件
5月13日 - 6月09日:2,929件(+19.60%)

数値に変化があったとはいえ微増の範囲内かもしれませんが、個人をベースに見ると意識してくれている人は確実にいることが分かると思います。

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印象としては、すぐに返事ができないからリアクションをつけるというよりは、会話の最後に感謝の気持ちを伝えるために複数リアクションをつける人が増えたように見受けられました。

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表情が見えないからこそ、些細なところで感情を乗せることは非常に大切だと思います。このような小さいことは本当にバカにはできません。リアクションなんて簡単に押せるし、誰でもできると思われる方もいるかもしれませんが、嫌いな相手、白けている間柄の人には意外とできないと思いませんか?


2. その他の数値はほぼ横ばい

パブリックチャンネルでのメッセージ数の向上、個人のメッセージ数の向上、DMの減少、を見込んでいましたが、変化はほとんどありませんでした。

Messages in public channels
3月23日 - 4月19日:5,273件
5月13日 - 6月09日:5,364件(+1.73%)

また、各パートナーの送信数を見ると増えているパートナーもいるものの、大半は誤差レベルの変化でした。

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また、DMは分報に集約されて減少するのではと考えていたのですが、むしろ微増の結果でした。

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分報に関しては、予想はしていましたが運用する人としない人で大きな開きがありました。

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雑談をすること自体が目的なので、自分の分報でつぶやかなくても他の人の分報でコミュニケーションが取れれば良いのですが、自分の分報でつぶやかない人は他の人の分報にもコメントしないことが多かったです。

つまり、分報でのコミュニケーションは、自分の分報でつぶやく人同士のコミュニケーションに閉じてしまっている可能性が高いということになります。

性格に差があるので、雑談であろうとも発言やコメントを強制することはしたくないものの、現状のままではコミュニケーション格差が生まれてしまうのではないか、すでに生まれてしまっているのではないかという懸念を抱いてしまいます。

フルリモートの企業さんは一体どのようにして心理的距離を縮めているのか非常に気になります。。

それでは今日はこの辺りで!お疲れさまでした!

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