見出し画像

脚本を書くのに、脚本家を名乗らない理由【大根仁 9月号 連載】

オレは自分が作るドラマや映画の脚本を自分で書くが、自分のことを“脚本家”だとは思っていないし、プロフィールの肩書きに“脚本家”と記すことはない。オレの中での脚本家とは、オリジナル作品を書ける人のことであり、原作ありきの作品が多い自分が脚本家を名乗るなど、おこがましいからだ。

ちなみにドラマ演出家とも映画監督とも、自分から名乗ることはない。ミュージックビデオやCMを撮ったり、またこうやって駄文を書いたりと、色んな仕事に手を出している節操のないオレがドラマ演出家を名乗るには、ドラマを専門にやっている演出家に失礼だし、映画だけで食べていける人だけが映画監督を名乗るべきであると思っているからだ。なので、肩書きを問われた時は、ジャンルを問わず映像を撮っていることは嘘ではないので“映像ディレクター”としている。

ここから先は

1,319字
「TV Bros. note版」は、月額500円で最新のコンテンツ読み放題。さらに2020年5月以降の過去記事もアーカイブ配信中(※一部記事はアーカイブされない可能性があります)。独自の視点でとらえる特集はもちろん、本誌でおなじみの豪華連載陣のコラムに、テレビ・ラジオ・映画・音楽・アニメ・コミック・書籍……有名無名にかかわらず、数あるカルチャーを勝手な切り口でご紹介!

TV Bros.note版

¥500 / 月 初月無料

新規登録で初月無料!(キャリア決済を除く)】 テレビ雑誌「TV Bros.」の豪華連載陣によるコラムや様々な特集、テレビ、音楽、映画のレビ…

TV Bros.note版では毎月40以上のコラム、レビューを更新中!入会初月は無料です。(※キャリア決済は除く)