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TV Bros.note版

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2021年2月の記事一覧

少女マンガの魔術体系を愛し続ける者たちに伝えたい、『少女マンガのブサイク女子考』が提示するやさしさ

トミヤマユキコ『少女マンガのブサイク女子考』(左右社) 少女マンガの魔術体系を愛し続けるために “ブサイクヒロイン”を通じて新たな「魔法」を 書評:ひらりさ   実を言えば、この本を警戒していた。  私は幼少のみぎりより少女マンガを愛し、それが長じてオタクになった人間だ。「“ごく普通の女の子”って設定だけど、客観的に美人として描かれている上に性格も良くない?」というツッコミを心の中でグッと抑えて、数々の作品を読んできた。そして時々は、“ごく普通の女の子”という、少女マ

TV Bros. note版、2月号の見どころ

TV Bros.が展開するWebマガジン「TV Bros. note版」。独自の目線でカルチャーを紹介する”ブロスっぽさ”もそのままに、ネットメディア界の泡沫である編集部一同が、力を合わせてWebのすみっこを独占すべく日々奮闘しております。今回は、これまでにアップした記事をプレイバック! 2月分をお届けしま〜す! <特集> 『FAKE MOTION』、ネコの日特集、『6日連続lyrical school』…2月も変わらず大型企画を続々発信人気ドラマ『FAKE MOTION』

【2021年2月号 爆笑問題 連載】『多様性』天下御免の向こう見ず

5月号(無料)はこちら <文/太田光> 多様性 一斉にフラッシュがたかれ、シャッター音がする。会見場に現れたのは奇っ怪で白い小さな動物だった。耳が長くてウサギのようだが、顔は完全にネコのウサギネコだ。  ウサギネコはマイクの前に立つと深々と頭を下げた。  司会のタヌキが話す。 「ポン。まずは先日の発言についてご本人から一言どうぞだポン」  ウサギネコはムスッとした表情で言った。 「謝罪するニャ」  再び頭を下げる。また一斉にフラッシュがたかれる。 「ポン。それでは質問のある

次代の中心となるべき存在が胎動する瞬間まで拾い上げる、『伝統芸能の革命児たち』に記録された革命の「動き」

九龍ジョー『伝統芸能の革命児たち』(文藝春秋) 感性が若いうちに伝統芸能に触れた著者は 回顧趣味にならず、保守的な美学にすがらない 書評:サンキュータツオ  たとえば私たちが戦国時代を扱ったドラマを観るとき「今回の大河の信長は、キレるイケメンというよりは、かなり人間的な苦悩を持った人物として描いているな」とか、あるいは「家康と信長の関係って、敵対しているというより兄弟みたいだな」とか、これまで観てきたもののイメージがどれだけ変化したという差分を味わうはずだ。ドラマでな

カジノでヒリヒリざわざわしたい!【chelmico連載 キスがピーク】

エモーショナルなタイトルとは裏腹に、chelmicoのガチンコ対戦企画となっている「キスがピーク」。アナログゲーム、カーレースときて、今回はカジノで対決です! この連載はどこに向かってるのか……。 取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト 撮影協力/CASINO VENUS TV Bros.がchelmicoを不仲にさせようとしてるんじゃないか疑惑さえ生まれるほど勝負づいてる「キスがピーク」。しかしそれに反省することもなく、むしろその疑念を確信にするかの如く、今

【lyrical school 6DAYS vol.04】hinako 「ディズニーのことなら無限に語れます」

6日間連続更新lyrical school特集、3人目はhinako! アイドル界を超え、芸能界でも屈指の東京ディズニーリゾートマニアのhinako。もはやディズニーリゾートの伝道師とも言える彼女が考える、その魅力と攻略法とはいかに!? 取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト ――「hinakoといえばディズニー」というキャラクターが定着して来ましたよね。例えばTBSラジオの「TALK ABOUT」でディズニーリゾートの魅力を語るなど、ディズニー関連のお仕事も

初めてのサウジアラビア競馬【藤田菜七子 2021年2月号 連載】

連載第1回(無料)はこちら バックナンバーはこちら  藤田菜七子、サウジアラビアから無事に帰ってきました。 「えっ!? サウジ?」  そう声を挙げた方に、簡単にご説明しますと――。  サウジアラビアのアブドゥルアジアース競馬場(声を出して読むときに、舌を噛まないように気を付けてください)で行われた国際騎手招待競走「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に招待していただいたのです。海外競馬は、一昨年9月にイギリスで行われた「シャーガーカップ」以来、実に1年5カ月ぶりのこと

赤楚衛二の1st写真集『A』レビュー:赤楚衛二は、すべての人を「母」にする。

見目麗しい俳優さんについては一家言も二家言もあるライターの横川良明氏。ご自身のnoteでも、俳優写真集についてアツく語ること早幾年……。 これまでの連載はこちらから↑ 俳優写真集へなみなみならぬ思いを持つ横川氏の本棚にある写真集のレビューをしていただこう、という不定期連載企画。今回は赤楚衛二写真集『A』をテーマに、冷静と情熱の狭間を高速で行ったり来たりしながら、レビューしていただきました。 文/横川良明 よこがわ・よしあき●演劇とテレビドラマを得意とするライター。初の

【lyrical school 6DAYS vol.03】yuu「リリスクに入る前は映画館でバイトしてました!」

6日間連続更新lyrical school特集、2人目はyuu! 地上波ロードショー番組の放送に合わせてインスタライヴを行うなど、リリスクのなかでも映画好きとして知られるyuu。彼女が映画好きになった源泉と、いま魅力的に感じるアニメについても語ってもらいました。 取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト ――リリスクの中でもyuuさんといえば映画好きとして知られていますね。 うれしいです。もともと両親が映画好きだったんですよ。それで毎週末に家族でレンタルDVD

最終回 【2月号 大橋裕之 連載】 漫画 『大橋裕之のテレビ』 〜曖昧なテレビの記憶〜

最終回 「曖昧なテレビの記憶」

【lyrical school 6DAYS vol.02】risano 「フリースタイルバトル、また出てみたいです!」

6日間連続更新lyrical school特集、トップバッターはrisano! テレビ朝日系「フリースタイルティーチャー」の「アイドルラッパー育成SP」に出場し、アイドル同士でラップバトルを展開したlyrical schoolのrisano。番組出演を機にフリースタイルに開眼したという彼女に、戦いを終えた感想と現在の心境を伺いました! 取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト ――risanoさんはテレビ朝日系で放送されていた「フリースタイルティーチャー」の「ア

押井守のサブぃカルチャー70年「和製SFの巻」【2021年2月号 押井守 連載第14回】

前回に続き、日本のSFをテーマにした今回。『空母いぶき』の総括にはじまり、自身の作品でのキャスティングでの苦労、好きな和製SF作品などを語ります。そしてどうやら、ようやく前フリが続いていた円谷プロダクションの話題につながることに…! 取材・構成/渡辺麻紀 連載第0回(無料)はこちら 前回の連載第13回(「海外ドラマの巻 その2」)はこちら 連載バックナンバーはこちら 映画というのはとても即物的なものなので、 観た瞬間、画に違和感があったら、そこでアウト―― 一向に円谷プロ

本日からlyrical school特集、始まりまーす!【lyrical school 6DAYS vol.01】

5人組ガールズラップユニット・lyrical school(通称リリスク)。本日から平日6日間連続でリリスク特集をスタート! そこで、今回はこれまでに取り上げてきたリリスクの企画をご紹介しちゃいます。 まず2020年6月に公開したこちらの記事。 ステイホームが始まり、人々が先の見えない閉塞感に押しつぶされていたあの頃。多くのライブやイベントが中止になるなか、たくさんのアーティストたちが、工夫を凝らしたステイホームをしながらも楽しめるオンラインクリエイティブを提供してくれま

あいみょん新曲「桜が降る夜は」に見る桜ソング考

なんだか春めいてきた今日このごろ。春という言葉に瞬く間にテンションが上がる人、むしろこの季節特有の浮かれた雰囲気に気分の下がる人、その人の特性次第で春に対する心持ちは変わるだろうが、ここでは前向きな意味で春を感じる桜ソングについて考えてみたいと思う。 文/小島ミミ 2021年桜ソングのトップバッターを切った感のある、あいみょん初の桜ソング「桜が降る夜は」。本編に先駆けて公開されたティザーはふわふわのハットをかぶったあいみょんに、桜の花びらが降り注ぐ映像。 どちらかという