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[ことばスケッチ]詩:蒼の風景

一点の曇もない 冬の空 きんと冷えた 蒼の空

一点の曇もない 白き雪原 空が残した 蒼い影

ざっくざっくざっく

白の雪原に 無造作に 貴方は残す あしあとを

わたしは ただただ 見つめている はずだった

でもね ふりかえる貴方の瞳に 貴方が残したあしあとに

空の蒼さが 影を落とすから わたしの足が 勝手に動き出す

恥ずかしい程に しろすぎて 恥ずかしい程に 蒼いわたし

そんなわたしでも 良いですか 

あなたの瞳に 映る蒼い影 わたしが消しても 良いですか

そのとき貴方の 蒼い空 映った瞳が 静かにかたむく

影はもうない ひとつになった 貴方のくちびる 静かに告げた

ざっくざっくざっく

あの日と 同じように 今年もあなたの 蒼い影を

消していきます 消して下さい 蒼い空が映った 貴方の瞳で

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小野露葉

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歴史時代(中華圏・日本)・ミステリ・サスペンス好き・趣味物書き。主に中華風時代小説「蒼き双星」シリーズ、気まぐれに恋愛短編集「水恋」、詩を公開。他に創作・読書・徒然ノオト、日々のつぶやき。エブリスタにはルビ付で公開 https://estar.jp/users/433912619