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ツカノマノ読むフードコート

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フードクリエイターや料理人たちの、好奇心と知恵と経験が詰まったレシピとごはんにまつわるエッセイ。4月3日〜12日にかけて、16名のエッセイを掲載していきます。3000円で、フード…
このマガジンでは、4月中にアップされるすべてのストーリーレシピを読むことができます。コンテンツの売…
¥3,000
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#レシピ

わたしのお茶割り、あなたのお茶割り。

多治見と申します。 直近のインタビュー記事で、「お茶割り界の風雲児」と書いていただきました。 某誌に「お茶割りのパイオニア」と記載されていた時もうれしくて、ついつい自分のプロフィール欄に追記してみたりもしたのですが、「風雲児」ときました。 日本国語大辞典で調べますと、風雲児の項には次のように書いてあります。  〘名〙 事変などの機会をとらえて才能をあらわし、目ざましい活動をする人。 事変、まさに今のこの世の中。飲食店は、そのあり様の転換を求められています。いやなに、誰

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カレーに添える、スパイシーな音楽のレシピ。

はじまして。 渋谷・神泉にあるレストラン「Sta.」プロデューサーの一人、奈雲政人です。 突然ですが、レストランって凄いですよね。美味しい食事が嫌いな人なんていない。そんな絶対的なコンテンツを前に人はもれなく上機嫌に。食事だけでなく、空間や音楽などのしつらえが統一されたコンセプトで揃っている。 そこで過ごす時間は、自分だけでも、誰かといても、はかどる時間に。異なる価値観を共有したり、これからの活動に向けて決起したり。だからこそ食のある場は、ビジネスでも日々の生活においても

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お肉券よありがとう、父とわたしのビーフシチュー。

ソウダルアです。 全国その土地の食材などでフードパフォーマンスをする出張料理人でしたが、今現在はその看板を下ろし、これまでのつながりをいかして、地域の食と人をつなぐ新しい形をつくるべく、「地域と人を繋ぐおいしいボックス」などを始めています。地域で出会った本当に美味しい食を地域ごとにセットにして、お家にお届けする企画です。 詳しくは、こちらより。 https://www.facebook.com/eat.ruasoda/posts/1554041478095344 大批判

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ゴールデン外不出、秘伝のレモンサワー。

田中開です。 ゴールデン街でレモンサワーのお店をはじめまして、最近は日本橋のK5というホテルにバーを出したり、表参道でGYRE.FOODをやったりしてます。 コロナウイルスという切迫した環境で、 なるほどそうくるか、戦争じゃなくてこういう形で悲劇は起きるのかと、逆に関心しているわけですが。 世の中の補償が必要という声には完全に賛成ですが、結局、人の余暇で商売していたのは明白ですし、ある種、そこらへんは諦めてもいます。 さらには、日本政府の、-飲食をはじめとするあらゆる

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イスラエルの雑踏に消えた幻、あの屋台のファラフェル。

旅する料理人、越出 水月(こしで みづき)です。 ときどき、1か月くらいふらっと旅に出かけては世界各地の「料理採集」をするのがライフワークです。 きっかけは、海外に住んでみたくて留学した、イスラエル。 「食は文化を知る一番の入り口である」という信念のもと、勉強そっちのけで食べ歩きしたり、ひとさまのキッチンにお邪魔したり、無給でいいから!とレストランで働かせてもらったりしていました。 イスラエルの国民食と言えば、ひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」。 イスラエルに限らず、

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台湾おうちごはんの定番、酸っぱくも辛くもない酸辣湯。 / 台湾漢方料理 LANCH

日本生まれ日本育ちの元・在日台湾人、藍(ラン)です。 漢方を食材として身近に感じて欲しい、という想いから『LANCH』というブランドを立ち上げ、「食養生」という考え方も踏まえながら、台湾では身近にある漢方食材や料理を紹介しています。 今日は、台湾では家庭料理として親しまれている「酸辣湯(サンラータン)」の小話を。 子供のころ、友達を家に呼ぶのが好きだった。 外に出るのももちろん好きだったけど何が好きだったかといえば、誰かが来ると必ず家では水餃子パーティになったからだ。

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小さな幸せを編む、デコレーションアップルパイ。 /フードデザイナー Ai Horikawa

堀川藍です。 普段は食メディアの会社でクリエイティブディレクターをしながら、個人ではフードデザイナーとして活動中。 SNSでは主に自分で作ったスイーツの写真を撮っています。 物心ついた頃から食が大好きでした。 自分では覚えてないですが、母によるとそれよりもっと前から食に対して誰よりもアグレッシブだったとか笑 中学まで親の仕事で海外に住んでいて、両親も食が好きだということもあり、いろんな国の料理を小さい頃から食べていたというのは今の自分にかなり大きく影響していると思います。

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和洋中を自由に旅する、茄子の三国間献上炒め。/Smiles 代表 遠山正道

この春のご時世なので、家でなにやら料理などをやってみている。 本レシピは、ネット上の茄子レシピの概ね3つを合体させながらこしらえたもの。 一口、くちにいれて、うま!となった。 それ以来三連ちゃんで作ってなお、飽きない。 この料理の特徴は、最初に口にした時の不思議な“酸味”。 相方が口に入れ、うま!の顔を横目で確認したら、何気なく「白ワインの酸味が、、」とつぶやこう。 中華か家庭料理の顔立ちだったものが、一気にヨーロッパへと配置転換される。 すかさず、 「ヘタのところは

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アラであらら!アラ la ラーメン。 /鯛骨拉麺 鯛祥 横山祥太郎

フリーランスラーメン屋 鯛骨拉麺 鯛祥の横山祥太郎(22)です。 調子どうですか、みなさん! 普段は都内中心にいろんなところでラーメン作ってるのですが、こんな状況なので#うちで踊ったり、踊りながらオンライン英会話をしたり、観たかった映画を踊り観したりしてます。嘘です。 家にいますが、面倒なので料理はしません。面倒臭がり屋なのは子供の頃から変わらずで、『幼稚園行くの面倒くさいから幼稚園がうちに来いや!』なんて思ってました。 なるべく外出せずに何か自分にもできることはない

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ボトルにのこったエッセンスで、燻製のような味玉。/もったいない料理人みっきー

はじめまして。 “もったいない料理人みっきー“こと、松田樹生(まつだみきお)です。 半年前に板前を辞めて、「食品ロス」を減らす為には料理人として何が出来るのかを常に模索しています。普段は食べられない部位、規格外の物、捨てられがちな副産物、などをメインに、弁当やケータリング、ポップアップ、イベントなどをやってました。 実は、この春には、またどこかのお店で料理の修行を再開しようと思ってたんですが、コロナの影響でそれどころじゃなくなってしまい、宙ぶらりん状態に。今後どうなること

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マーマレードは父の味、親父の生姜焼き。/NEUT Magazine 平山潤

いま、NEUT Magazineというオンラインメディアの編集長として生きている僕は、実は大学を卒業する直前までは編集者になろうなんて一度も思ったことはなく、小学生の頃から高校受験の前までパティシエになることが将来の夢だった。 そもそもフランス菓子だけでなく「食」というものに興味を持ち始めたのは、「お金がなくても、美味しいものは人を幸せにする(美味しさは値段じゃない)」ということをよく言っていた元フランス料理のシェフの親父の影響だ。 僕が生まれる10年くらい前。父は都内の

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空気の読めない、アスパラガスと桃のマヨネーズ。/フレンチシェフ 今西大和

はじめまして。今西大和です。 空気の読めない料理人と言われています。 現在レストランシーンには身を置かず、普段は会社員をしながら月に数回料理を作りに様々な場所に出向くという自由なスタイルで活動しています。それはレストランだけでなく、屋外のBBQからカフェや誰かのお家のキッチンにまで。 小さな鍋と少しのスペースがあればいつだって素敵な料理は作ることができます。身近な食材を少し工夫すればいいだけ。手を加えすぎないことをモットーに自身の料理の終着点を追いかけています。

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妻をメロメロにした、付き合い記念日のハンバーグ。/てとてと

こんにちは、おもてなし夫婦ユニット「てとてと」の、モモコとゴウキです。 わたしたち「てとてと」は、自宅で予約制のホームパーティーを年間100回開催しています。 趣味ではじめた夫婦の活動ですが、今では夫婦二人の会社になり、企業へのレシピ提供、商品開発、ブランディングなども手がけるようになりました。 夫婦ユニットとして活動する私たちは、この3年ほど、24時間365日をいつも一緒に過ごしてきました。仕事のパートナーとして過ごす時間が多い私達ですが、付き合い記念日の8月1日は、

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