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出会いと感謝

平素よりお世話になっております。
理学部第一部物理学科3年の川上莉青(かわかみりせ)です。

はじめに

私は20年間生きてきてスポーツ、特にサッカーに携わったことはほとんどありませんでした。

そんなサッカーと無縁だった私がなぜ理科大サッカー部と出会うことになったのかをお話ししていきたいと思います。

スポーツと私


運動神経などというものが存在しなかった私は、小さい頃からスポーツにあまり興味がありませんでした。

小学校の頃に授業で数回サッカーをしましたが、ボールを拾おうとして突き指。

私に球技は向いていないのだと悟りました。


野球とサッカーなら、どちらかというと野球派でした。

高校野球が盛んな静岡県、神奈川県でかつて母はアナウンサーを勤めており、毎年夏は毎日のように甲子園の予選に取材に行っていたそうです。

そのため、夏休み期間の私の家のテレビは毎日甲子園が放送されており、自然と私も高校野球が好きになりました。

そこから学生スポーツを応援することに楽しみを感じるようになりました。

高校時代

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高校に入り、間近でスポーツを応援したいと思った私は硬式テニス部のマネージャーになろうとしていました。

体験にも行き、そのことを母に話すと「あなたは自分のことも管理できていないんだから、人の管理ができるはずないでしょう」とあえなく却下されてしまいました。

結局私はソフトテニス部に入り、3年間ゆるくのんびりとテニスをしていました。

サッカーとの出会い


大学に入り、1番最初にできた友達が高校の時にサッカー部のマネージャーをやっていたということで、一緒に理科大サッカー部の話を聞きに行きました。

しかし私はそこでは入らず、その友達だけが入部しました。

またもやスポーツと関わることなく2年間を過ごしました。


しかし大学2年生が終わろうとしていた春、私の母は急逝しました。

それは間違いなく私の人生の中で1番大きな出来事でした。

お父さんを支えなければいけないという思いや、人に頼るのが苦手な性格、気を使われ過ぎたくないという理由から、家族や友人にも辛さを打ち明けられないでいました。


そんな中でも、少し似たような境遇を持ち相談できた友人がいました。

それが1年生の時に先にサッカー部に入部したマネージャーの友人でした。

「あなたは今、人にたくさん頼っていい立場なんだよ」と言ってもらえたことでとても気持ちが楽になったことを覚えています。

この友人にはたくさん支えてもらい、感謝してもしきれません。

そして誘われたのがサッカー部のマネージャーでした。


3年生というタイミングで入部するのはとても不安でしたが、サッカー部の方々はすぐに人見知りな私でも受け入れてくれました。

マネージャーの友達がアドバイスしてくれたように、入部してからはなるべく忙しく生活するようにしていました。

そして、週の半分以上を暖かくて優しい方々と過ごすことで少しずつ前を向けるようになりました。


慣れない家のことや、去年母のことで落としてしまった授業の単位を挽回するための勉強、就活、そして部活のことと、全てをこなすのは中々大変ですが、1年前のダラダラとオンライン授業を適当にこなす生活とは比べ物にならないほど充実して楽しい日々を過ごしています。

最後に

ほとんどがサッカーの話ではなく私の境遇についてになってしまったことに些か不安を覚えていますが、このようなサッカーとの出会い方もあるということ、そしてサッカー部の皆さんへの感謝と尊敬がこの場を通して少しでも伝わっていたらとても嬉しいです。

まだ入部して数ヶ月ですが、サッカー部という場所は私にとってとても大切な場所の一つになりました。

恩返しの気持ちも込めて、マネージャーとして少しでもプレーヤーの方々を支えていきたいです。

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次回は私とほぼ同時期に入ったマネージャーのうちの1人、北風憧子です。

プレーヤーかと思うほどいつもグラウンドを走り回ってくれています。

とてもチャーミングな彼女のサッカーに対する思いをぜひお楽しみに。

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