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読書感想文*「幸福について(ショーペンハウアー)」

なんでこんな小難しい話(笑)を読もうかと思うのかというと、現在、オンラインでタイにいるヨガのグルが心理学・哲学的な話をしてくれるから。東洋と西洋の比較というか、心理学とタントラの対比としての話がメインだったけれど(そして、言葉が英語だし、テーマが深いので、私がどこまで理解ができたのか…浅いも浅い気がするけど)、ショーペンハウアーは、インド哲学も取り入るとのことで語られていて、なんとなく書店で手に取るタイミングがあり、学びが深まるかなと思ったからです。

自分自身であることが、幸福だ。それには独立と余暇が必要だ。そんな事が書いてありました。

だけでは、あれなので。頑張って書こうと思います。

主に著書の総論的な記載でひっかかった言葉を引用します。

意識の中でのみ生を営んでいる

自分が感覚器官から取り入れた情報を意識として持った、その部分においてのみ、人は生きている。経験と認識・知覚とそれに対する自分の解釈がその人の世界の全て。つまり、世界の全て。

だから、貴方の生と私の生は違うし、比べることにも同化させようとすることにも意味はなく、ただ、その人の生を生きていくことが、幸せである、と。

He enjoy himself at Paris(彼はパリにいる自分自身を堪能する)

パリを楽しむ。それは、パリ(花の都)にいる自分自身を堪能すること。それが、彼がパリを楽しむ、ということだ。

この引用文は、分かりやすく思いました。英語だからかな。言葉って面白いですね。パリを楽しむ、というと、彼が楽しむ対象は、パリじゃなくて彼、なんですよね。

日本語でも「色眼鏡をかけてみる」というのがありますよね。あまり、良い意味では使われませんが、ある意味、全ての物を私たちは色眼鏡(自分の視点)で見ているのではないでしょうか。それを色眼鏡とも思わずに。そして、その世界で生きている。

だから、

自分で出来る唯一のことは、「今の自分は何者であるか」を最大限に活かすことであり、したがってそれにふさわしい熱心な企てのみを追求し、それに合った修行の道に励み、それにぴったりの地位や仕事や生き方を選ぶことである

自分自身を知って、それに集中することが、幸せ。

ただ、如何せん、他者との関係が人生にはどうしても絡んできますよね。影響を受けずにはいられない。他者の願いを自分の願いと思い、他者の人生を生きてしまうことのなんと多いことか(自分の経験でございます)。

だから、「独立」が必要

自分の本質を知り、それに集中する時間が多ければ多いほど、人は幸せ。

それには、「余暇」が必要。

ショーペンハウアーの生きた時代、彼自信は貴族的な立ち位置だったから、そういう事を言ってます。

現在の私たちが生きている時代では、どうなるのでしょうね。

「独立」は、同じように必要かな。他者との線引き。

「余暇」は、余暇の定義づけやその人の生き方にもよりますが、仕事に人生の多くの時間を費やすのならば、自分の本質を活かせることを仕事に出来れば一番いいのですかね。

とにかく、自分の本質を活かせることに集中。

べつにすぐさま、転職、ということではないけれど、そんな時間が増えればいい。今の職種の中に、その人の本質を活かせるものがないかもしれないし。

じゃあ、本質ってなんだよ。という話になりますよね。

そこは、私も分からないです。気づきの最中。ずっと分からないかもしれないし、明日わかるかもしれない(笑)

でも、ヨガをすると、その分からない何かに近づける気がするから、明日もやってしまうんだろうな。なんて。

そんな学びの一冊でした。

今日も良い一日を✨

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