神椿建設中。CFをCBT参加者はどう見るか

こんにちは、つららです。

昨日、KAMITSUBAKI STUDIOが開発を進める神椿市建設中。のクラウドファンディングがスタートしましたね。

「神椿市建設中。」は、KAMITSUBAKI STUDIOが2019年から開発中のオリジナルIPプロジェクトです。
また、そのストーリーを軸として企画・開発を進めている、
アフターコロナ時代における新しい"遊び"を産み出すプロジェクトでもあります。——CFページ

コロナ禍で開発が難航した神椿市建設中。(以下建設中。)の救済措置として設立されたクラウドファンディング(以下CF)は、ゲームのリリースを心待ちにするファンの間で大きな話題となりました。(支援は2/5まで!)

不可解CF

それもそのはず、神椿が関わるCFといえば、花譜のファーストワンマンライブ「不可解」に際したCFにおける出来事はあまりにも有名でしょう。

このCFでの大成功、および不可解のライブが大きな反響を呼んで以降、ライブやイベントを重ねながら花譜、並びに神椿は大きく成長してきました。

そんな不可解からおよそ二年、新たなファンも増えての建設中。CFは、以前よりさらに多くの人の注目を集めるプロジェクトとなりました。

建設中。CBTについて

さらには、この建設中。については昨年より、クローズドβテスト(以下CBT)と呼ばれるプロジェクトが行われていました。

このとき、神椿市建設中。というプロジェクトに「共創」という単語が新しく登場し、また「共創者」という人々が存在することが明らかとなりました。

自分も運よく去年このCBTに参加し、共創に携わることになりました。この時の感想は以下のノートにまとめています。

そこでは、抽選により300名が集められ、ゲームをより良いものにするためのデバッガーとしてプレイする共創者になったことが明らかになっています。

この時の抽選は非常に高倍率となったためCBTへの参加が叶わなかったファンも多く、今回のCFは共創者になるための非常に大きなチャンスとなりました。

クラウドファンディング

そんな共創者の地位をかけたCFでもありますが、大きな目玉は支援者数の限られた高額コースでした。

CFでは、支援者は設定された支援額とリターン内容に合わせて、好みのコースを選ぶことができます。しかし、前回と同様にこのCFでもリターン品が豪華なコースにほど支援者数制限が設けられていたのです。

このCFでしか手に入らないリターン品のゲットに向けて、Twitterでは購入ルーチンの下見や回線速度の確認など、入念な準備を欠かさない観測者の様子が散見されました。

そして運命の19:00、CFサイトにて支援ページが解禁。

数秒の沈黙ののち、TLは購入完了のスクショや報告、買い逃しの嘆きで埋め尽くされるという、まさに阿鼻叫喚の様子でした。

開始数十分で支援数限定リターンコースがSOLD OUT、5時間で当初の目標支援総額1500,000円を達成したのは流石だといえるでしょう。

私も、この流れに乗り遅れるか!と思い限定コースのうちの一つを支援ました。参加すればTシャツや音源、グッズがもらえるので実質タダ。

あとはリターン品の発送と神椿市建設中。の正式リリースを心待ちにするだけです。

長く苦しい戦いでした。

それでは、また。





神椿市について

……ところで、CFが公開されてからの人々の動きの構図、どこかで見たことありませんか?

運営により集合がかけられ、人々は喜び勇んで参加する。
情報を共有し、知恵を絞りあい、一致団結して一つの課題に立ち向かう。
目標は定刻に公開される舞台ただひとつ。
そこにたどり着いた人々は、限られた席を奪い合い、勝ち取り、報酬を得る。

わたしたちはこの景色の正体を知っている。

この既視感の正体に気づいた時、私は目眩がしました。人々の動きが、あの時と全く同じなのです。

少しばかり違う点があるとすれば、舞台がDiscordからCFのページに変わり、払うべき対価が言葉からお金に変わったことくらいでしょう。

そう、あの時とは、神椿市建設中。クローズドβテストのことです。

神椿市復興課

謎の存在復興課により集められた300人、Discordというサーバーの中でいったい何が繰り広げられたのか。

昨年の時点で、共創者とはあの300人のことを表す言葉でした。

そして、今回CFのページで復興課は、支援することにより共創者になることを促しています。

こんにちは。
神椿市復興課(神椿市建設中。運営事務局)です。——CFページより引用

CFページ内で紹介されている通りに捉えるならば、CFの支援者は間違いなく共創者となったといえるでしょう。

しかし、どうやらあの神椿市はDiscordという小さな箱庭では飽き足らず、現実のネットをも侵食したようです。

この構図で見るならば、ついに共創者とは、CBTに参加した300人を表す言葉でも、ましてや今回CFを支援した人たちを表す言葉でもなくなりました。

300人を飲み込み、1500万円を喰らい、言葉は成長した。

つまり共創者とはあのサイトを閲覧し、Twitterの濁流に飲み込まれ、少しでも建設中。を観測した人々すべてを表す言葉となったのです。

そんなゲームの名前が神椿市建設中。

そう、このゲームはまだ建設中。

だから言葉も成長するのです。

その言葉には、いったいどんな思いが乗っているのでしょう。

 想いを届けて
『黒』を癒して――森先化歩

共創者のみなさま、復興課からの神椿市滞在登録票はもう受け取りましたか?

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