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あしたのために


                       Wasse 2012年12年掲載

 フランシスコザビエルが、それまでに彼が訪れたどの国より日本人のの教養・精神性・礼儀正しさなどの民度が高く非常に驚いたと本国に報告した記録があるそうです。また幕末に訪れたアメリカ総領事タウンゼントハリスも同様のショックを受けたことを記録していました。そして天真爛漫で常に笑顔の子供たちが日本を訪れた人たちを感激させたそうです。当時の日本人が子供を大切にしていたことがうかがわれます。
 今、日本国は少子化に歯止めがかかっていません。いつかはそれを乗り越える時が来るでしょうが確証はいまのところ全くありません。
 さて、子供が少なくなった分どうするか?とにかく子供個々人の質を上げることが必要でしょう。個性に合わせた高度な知育とそれを受け止められる徳育をもって素直に表現できる力をつけてあげ、個人の能力の高度化と多様性を育成するためのハードとソフトを用意する必要があります。教養と徳性そして豊かな感受性という日本人の原点はまだ残っています。いままでの世代は自虐史観により原点を避けていました、でも今の若い世代はこの原点に気づき始めています。迷ったときは原点に戻るのが原則ですから。

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 昨日アップした教育システム編のもとになった考察です。子供個々の質を上げる必要性を説いています。1947~1949年生まれの団塊の世代は806万人の出生人口を持つ 一方それを支える若年世代。昨年までの出生数は2018年約91.8万 2017年約94.6万 2016年約97.6万 合計で287万程度団塊の世代は幼児世代の2.8倍の人口でした。(今は死亡していくらか減ってるでしょう)しかしこれから8年経って教養と徳性そして豊かな感受性という日本人の原点は残っているだろうか?

 実は日本人の家庭の構成は戦前まで大家族でありました。両親祖父母場合によっては両親の兄弟(小姑)まで同居でありそういった大家族で子育てをしてまた、介護もしておりました。それは家父長制の男系大家族で嫁は苦労したものです。現代では核家族が進行し仕事の関係で親子別居となりその核家族も家庭内別居であったりしており、家族ってなんだろう?って感じですよね。

 さらに時代をさかのぼり戦国時代あたりまでくると大家族というのは母系大家族だったらしい。娘に子供ができるとそれは母方の子供でありこの大家族が育てることになるそうだ、また子の父が地位ある男であればこの家族に富と地位をもたらす。これについての詳しくはいずれということでご容赦ください。この母系大家族が復活すれば若干でも出生数を増やすことができるのではないかと考察した回があった。いまは個別主義になっているが嫁が家族的に近しい自らの両親と過ごすならば嫁姑の争いは起きず安心して子育てができるのではないかと思う。その環境を作るためには両親の考え方や夫となる男性の考え方が変わらねばなりません。また、デフレ不況の時代にあっても核家族より大家族のほうが生活経費は軽減でき不慮の事故対応にも有機的に対処しやすいところもあると思います。まあ一筋縄にはいきませんポリコレ好きなリベラルなフェミニストたちのほうが声が大きいですからね。

 


 

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