第622回 2020/1/7〜13の歴史ニュース

1、どんな気持ちで迎えたとしても成人になることは喜ばしいこと

本日は成人の日。

今日を晴れやかな気持ちでお迎えの若人にも

複雑な心境で迎えている若者も最大限の祝辞を送りたいと思います。

明日の世界はきっと今日よりステキですよ。

さて、毎週月曜日はフォロワーさんたちがTLに流してくれた

歴史ニュースをまとめてご紹介します。

ヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

前回はこちら

2、ようやく2020年のニュースに

①河北省邢台市の小東呉村で清代の石碑を発見 R11

②中国山東省青島市の琅琊台遺跡で秦漢代の遺構を発見 R10

③火災で焼失した首里城正殿の跡地で1985年の発掘調査で埋め戻されていなかった未公開の石組みの地下遺構の露出部を発見 R40

④京都国立博物館で京都御所の壁画を特別公開。2月2日まで R22 C

⑤中国浙江省湖州省で癌神経最晩年の石碑がみつかる R20

⑥秋田県男鹿市の赤神神社が所蔵する木造狛犬・獅子像の年代測定で6世紀〜11世紀に相当する測定結果 R20

⑦富山大芸術文化学部が来年度、文化財保存拠点新設へ R43

⑧日本植物園協会が日本で栽培される貴重な植物を守りながら後世に伝える「ナショナルコレクション」の認定制度開始へ R22

⑨神奈川県立博物館で「武士の履歴書」を公開中 R37

10 京都国立博物館で『新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─』を開催。2月2日まで R19

11北野天満宮(京都市上京区)で、16世紀後半に京都で活躍した金具細工の工房、躰阿弥(たいあみ)の名が彫られた金具が見つかった R31

12ロシアのヴォロネジ州オストロゴシュスク地区でアマゾネスを彷彿とさせる被葬者の墓を発見 R40

13佐賀県立博物館で特別展「吉野ケ里遺跡-軌跡と未来-」を開催。2月16

日まで R29

佐賀新聞

14 ロンドン大学の研究者がアートが長寿をもたらす可能性を指摘 R15

15東京都墨田区の江戸東京博物館で企画展「天下泰平-将軍と新しい文化の創造」を開催。2月16日まで R90 C

3、話題にならないことも目配せを

いかがだったでしょうか。

貴方も気になるニュースがありましたでしょうか。

1番リアクションの数が多かったのは15の江戸東京博物館の展示の話題。

将軍直筆の書画をテーマにしたというところから

為政者の教養、という部分についてコメントを頂いたり、

市場と文化のバランスについて考えさせられるきっかけになったりしました。

個人的には「武士の履歴書」というワードが最近よく目にするようになったという意味では⑨の話題も気になります。

以前紹介した本も「戦国武士の履歴書」というものがありました。

400年以上昔の戦国時代でも

人が必死に生きてることには変わりない。

英雄譚よりも普通の人の暮らしがどうだったのかを知りたい。

そんな意識を持った人が増えているのかもしれませんね。

10の京都国立博物館で干支にちなんだ展示の話題が出ていましたが

思いのほか他の展示会の情報は上がってきませんでした。

もう少し時間をおいたら情報がでてくるのか、ネズミは意外と資料に登場しないのか。

ニュースに多く触れようとしているとそんなことにも気づきますね。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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