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記事一覧

うるさい

休みの時にかぎって降り出す雨
予定も全部流されてゆく
うごけないまま夕方になって
とりかえすように映画でもみるけど
味気なくて、なにもわからない

ただ、休みたいだけ
なんにも背負わず
何者でもない
自分でいさせて

休みの時にかぎって鳴り響く電話
飛び込んでくるワーキング
嫌じゃないけどって
やりたいというわけじゃない
言い返すこともできずに
そんな強くはなれない

ただ、休みたいだけ
なにも背

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紫苑

欲しいものなんてない
願いは届かないまま
通り過ぎてく

「いつかきっと」を待ってる
世界中何処へだって
探しに行くの

真っ暗闇の世界でずっと
ひとりぼっちただ泣いている
何にもなれなかった
ずっとひとりぼっちただ泣いている
もう神様なんていらない 

時間ばかりすぎてく
あなたに
伝えたい言葉が
増えていく

同じ夜空を見上げてると信じてる
待ちくたびれたこの世界で
 
真っ暗闇の向こうで一つ

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alone

飽き飽きするくらい
思い出が綺麗になりすぎて

輝きすぎた光のせいで
眠れない毎日です

それでも君のいない
毎日を懸命に生きています

相変わらず遠回りばかり
うまくいかないことばかりです

君が言ってくれた
僕の好きなところを

今もボクを明日に
向かわせてくれています

つもり積もった手紙を
宛先のない言葉を

今も君に届くような
気がして書いてる

いつかは忘れてしまうなら
平凡で退屈で

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からっぽ

そっと閉じてしまおうと
心に決めていたのに
スクロールしてしまう
ちっぽけな誓いを破った
正解も不正解も
どこにも見当たらない
ただ空っぽになった
この部屋で私たちは
ひとつになれなかった

そっと捨ててしまおうと
心に決めていたのに
捨てきれなかった
ちっぽけな誓いを破った
正解も不正解も
どこにも見当たらない
ただ空っぽになった
この部屋で私たちは
ひとつになれなかった

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制作日誌 5/10 『横顔』

制作日誌 5/10 『横顔』

ここ最近滞留させていた未完成の歌をまずは一つ今夜カタチにした。
自分でいくつか課題を作っている。今まで着手したことがなかった楽曲たちを生み出したかった。自分が作るものに内容だったり音楽的部分だったり、様々なことに対して幅を広げたくて。この曲の課題は『ラブソング』僕が一回も作れなかったテーマ。

最初に断っておくが自分の近辺にむけた歌ではないし周りの誰かに宛てた歌ではない、周りのバンドマンはざわつか

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灯唄

灯唄



人のこころを動かす音楽、ずっとしばらくこの課題のような問いの答えを探していた。この問いを答えることができればまたひとつ真理のような鮮明で揺るぎない領域にたどり着けるのではないかと思ったからだ。でもわからなかった。無秩序に羅列された無意味な単語集でも音楽が加われば言語化できない衝動が体を貫かれることがあるし、凝ってもいないシンプルな言葉達が肝心な時傘をさしてくれる時がある。今この記事を書いている

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homesick 解説

思い出す程
遠くなる
君の顔 声
拾っては捨てていく
そんな幻ばかり
いやになるな
臆病なまま進んだ
平行線の道は
左に行けばいいのか
右に行けばいいのか
大義名分がなければ
理由がないと
君の近くに
いられない僕だった
思い出すほど 遠くなる
君の顔 声
拾っては捨ててく
そんな幻ばかり
いやになるな
何度やったって
いったりきたりの毎日で
さっきまで居たとこに
僕等はいられなかった

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RPG

ぽつりぽつりと降り出した雨は
僕たちの行き先濁していく
そうやってなにかを
見つめ続け手放せず立ち止まってしまう
もう何回やったって無理さ
すれ違うばかりで
そうやって僕らは行き先を探している

なんでもないよな毎日で
不確かな物ばかり求めて
いったりきたりの毎日で
ぼろぼろの僕らは何を知る
なんでもないような毎日で
不確かなモノばかり集めて
くだらない夜を抜けた先
きっとそうやって
何度も探

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homesick

homesick

思い出す程
遠くなる
君の顔 声
拾っては捨てていく
そんな幻ばかり
いやになるな

臆病なまま進んだ
平行線の道は
左に行けばいいのか
右に行けばいいのか

大義名分がなければ
理由がなければ
君の近くに
いられない僕だった

思い出すほど
遠くなる
君の顔 声
拾っては捨ててく
そんな幻ばかり
いやになるな

何度やったって
いったりきたりの
僕らの毎日で
さっきまで居たと

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ナイショ話

ナイショ話

物語の始まりは
こんな夜で
願い星を2人で
見上げた

まだ子供だった僕等
この距離を保つのが
精一杯だったよ

あふれた思いは
夜空に吸い込まれたよ
君が見落とした
流星をなぞるよ

青く染まる消えていく流星に
遠く手を振ったよ
暗い夜空にずっと捨てられずにいた
願いを今打ち上げるよ

物語の始まりは
こんな夜で
願い星を2人で
見上げた

まだ子供だった僕等
この距離を保つ

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