ジャスミンを見てこれからの生き方を考えちゃった話

昔からジャスミンが好きだった。
他のディズニープリンセスはいわゆる女の子の好きなドレスを着ていたけど彼女だけはガウチョのようなドレス(一番近いのはベリーダンスの衣装らしい)を着ていて、はっきりとブルーと分かる色で。

当時クラシックバレエを習っていて、発表会ではピンクをよく着ていた私にとって憧れのプリンセスだった(だいたい私もピンクよりブルー派だ)。

実写化はもう、めちゃくちゃ見に行きたくて、
今日、まさに今日見に行って勢いでキーボードを叩いている。

めっっっっっっっっちゃよかった。

そして思う、やっぱりジャスミンが好きだと。

私が思うジャスミンの魅力

アニメ版のとき私の記憶が確かならば、「国王」という言葉はジャスミンの口から出ていないはずだ。
ジャファーにも「女王」って言っていたはず。

でも実写のジャスミンは「国王になる」とはっきり言っていた。

ジャスミンは登場したときからずっとプリンセスだ。
しかも賢くて、国民思いな優しいプリンセス。
役立たずの、外国の王子を夫にしてその人が国王なんてあり得ない、
それなら私が国王になる、そのために頑張ってきた。

他のプリンセスにも共通してあるもの。
それは勇気と優しさ。
ジャスミンにはそれに加えて強さと行動力もある。他のプリンセスと違って、「自分にとっての」王子を自分で見つけているくらいだから。

「立場を理解しろ」?「女は黙っていろ」?
「黙っているのが賢い生き方」?
でもジャスミンは絶対諦めない。

勉強して、意見を言って、お飾りの王女にも形だけの結婚にも興味なし。
私は国王になるんだ!という強い意志。

強すぎる。憧れる。
もしジャファーの武器が魔法なら
彼女の武器は間違いなく言葉だと思う。
そして言葉はいつだって強い。

ジャファーが国王になってジャスミンが兵士に連れて行かれそうになるときに歌った歌がある。

アニメ版にはなかった彼女のソロ曲。
女性の生きにくさも、彼女の強さも全部全部包まれている。
その後の「ハキーム!」という台詞まで含めて鳥肌は立つわ、泣くわで大変だった。

あと「次の国王はお前だ、ジャスミン」と国王が言ったときも泣いた。
大事な娘で、守ってきた存在が強く賢く育っていたことを目の当たりにして、彼は何を思ったんだろうか。
娘でも、女性でも、国を治めることは出来る。
それを阻んでいたのは「伝統」と「偏見」だと思っているけれど、多分これ今も日本にあるよね、って思っている。

そのとき私はジャスミンみたいに強くなれるだろうか。
アラジンはいない、ジーニーもいない。

でも考えてみて欲しい。
ジャスミンにもそんな存在はいなかった、いたのは侍女だけ。
そう、彼女は自分の力だけで、国王になった。ちゃんと夢を叶えた。

私も彼女みたいに生きていきたいのだ。
男みたいに生きたいわけじゃないし、生きれるわけない。
誰かに邪魔されずに生きていきたいだけなのだ。

ジャスミンがもっと好きになった。

でもさ吹替見たんだけどさ、
ウィル・スミス(cv.山寺宏一)ってずるくない?めっちゃ笑いそうになったんだけど。


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