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亡くなった時にその事実を公表するのかどうか【音声と文章】

山田ゆり
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今回は、亡くなった時にその事実を公表するのかどうか ということをお伝えいたします。5分42秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

**文章はここからです***
おはようございます。山田ゆりです。
今回は亡くなった時にその事実を公表するのかどうか
ということをお伝えいたします。


アンパンマンの作者である
やなせたかしさんの
奥様が無くなった時

奥様の堅い遺志により
盛大な葬儀は行わず
身内だけでひっそり見送りました。

だから、世間の人は、
やなせさんの奥様の死を
三か月後の公表で知りました。


人が亡くなった時の見送り方はいろいろですね。

不治の病に突然かかり
わずか3か月の闘病の末
この世から旅立った弟。


朝、普通だったのに
夜には顔に白い布がかぶせられた父。


配偶者の死が原因で
アルツハイマー型認知症のスイッチが入ってしまった母。

三人の葬儀は、ごく一般的な葬儀をしました。

しかし、伯母が亡くなった時は別でした。
独り身の伯母は、本来、
本家のお墓に入るのが常識ですが、
諸事情により我が家のお墓に入りました。

老人ホームにいた時の保証人は妹である母でした。

弟と父の葬儀の経験から
親戚との関わりの煩わしさを避けたい
と思い、最近、浸透してきた家族葬でやってみました。

姉のご主人が亡くなった時も
家族葬だったので、
一度やってみたいと思っていました。


しかし、伯母の家族葬は
結果から申し上げると
成功ではありませんでした。

夫と私は、どうやら
家族葬を間違って解釈していました。

私たち夫婦が行った事

我が家と姉だけで見送ることにしました。
新聞のおくやみ欄は非掲載にしました。
ご近所にも全くお知らせをしませんでした。

入り口にお悔やみの幕のようなモノは掛けませんでした。

私の会社には、
家族葬で行うと連絡しました。
しかし、私の会社で、そもそも
家族葬は初めてで
対応が分からなかったようです。

会社側は、家族葬だから会社から
誰も行ってはいけないものだ
と思っていました。

だから、お通夜もお葬式も
参列者はゼロでした。

参列者ゼロのお通夜なんて、
今まで何十回もお通夜に参列しましたが
それは初めてです。

葬儀屋さんは参列者用の
お返しの品を用意しましたが
それは一つも減りませんでした。


かつて、夫の家族葬をした姉に
姉はどのようにしたのかを
終わってしまってから聞いてみました。

会社には家族葬だとは伝えたが、
誰も来ないでください
とは言っていない。

新聞のおくやみ欄には小さく載せた。

だから姉の夫の家族葬には、
姉や子どもたちの会社の方が
わざわざ東京方面や北海道から
いらっしゃっていました。

会場がこじんまりしていましたので
参列者でとても混んでいました。

今回、伯母の死を周りの方に教えなかった事は、
伯母に申し訳なかったと思っています。

やなせさんの奥様のように
本人の遺志で誰にも知らせないのだったら
それはそれでよいのですが

伯母の場合、
夫と私が決めた事でした。

特に本人からの遺志がないのなら
亡くなった事を今までお世話になった方に
お知らせした方がいいのではと

伯母の家族葬をして思いました。

ご本人の遺志ではないのに
亡くなった事を誰にも知らせないのは

その方が生きてきたことを
否定する事

になるのではと思いました。

だから、伯母の人生を
無かったものにしてしまったようで
伯母にはとても申し訳ないと思いました。

葬儀などはそうそう
何回もあるものではありませんので

その時のとっさの判断が
正しくない時もあります。

伯母の家族葬の経験から
本人が誰にも知らせないで欲しい
という遺志がある場合を除き、

最低限のお知り合いには
亡くなった事を連絡しようと
思いました。


本日は、亡くなった時にその事実を公表するのかどうか
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださりありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。
山田ゆりでした。

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