夏休み最後の日、パトカーに乗って学んだこと

アイビーマッピングのメルマガに記事が掲載されましたので、転載します。

『夏休みさいごの日、パトカーに乗って学んだこと』

By 月よみよっしー

2024.7.3号

おはようございます。

アイビーマッピングマスターの月よみよっしーです。

これまでの人生で、一度だけパトカーに乗る機会がありました。
それは、8月31日。子育てをしていた頃の夏休み最後の日でした。

さて、今回の記事では、
当時の気持ちをマッピングしながらお伝えしていきますね。

​息子さん、パトカーに乗っています！

8月31日。
その日は、仕事はOFFでした。

夏休み最後の日を息子と楽しく過ごそうと思って、、、

いえいえ。

夏休みの宿題を終わらせるために、、、

それは、「息子のため」というより、、、

「きちんとやらせていない親」
と評価されるのをさけたかったからだったように思います。

夏休み最後の朝から、家の中は不穏な空気が流れていたことでしょう。

その空気から逃れるように、
息子は私に気づかれないように、そっと家から抜け出していました。

私は、自分の思い通りにならない苛立ちを感じながら、
家事をしていました。

夕方、息子がそろそろ帰宅する頃、玄関のチャイムが鳴りました。

「帰ってきた！」と、そう思って、玄関に向かうと、制服姿の方が…。
名前を確認されたあと、

「〇〇くん、今、パトカーに乗ってます」

あ〜、もう一度、夏休み最後の朝からやり直したい…

​無言の帰り道とラーメン

後部座席に並んで座ると，パトカーは発進しました。

二人っきりだったら、怒りの感情がブワーッと湧き出て、そのままに、言葉を発していたことでしょう。

運転席と助手席に制服姿の第三者がいましたので、感情を抑えることはできました。

何を話してよいの分からない。

頭が真っ白になるって、こういうことなんだな。

諸々のことが終わったら、すっかり夜になっていました。
制服姿の二人に見送られ、建物を出て、息子と歩き始めました。
何を話してよいのか分からず、黙ったまま歩き続けました。
私の頭の中では、
「怒っちゃダメ。怒っちゃダメ」という言葉がリフレインしていました。

ようやく、わたしの口から絞り出せた言葉は、
「ご飯食べていこうか」

ちょっとおしゃれなラーメン屋さん。
店内が薄暗くてよかった。

「おいしいね」と言いながら、食べたラーメン。

でも、本当は、時々こぼれそうになる涙を必死に止めながら食べていたので，味わう余裕なんてなかったのでした。

​寄り添って聴く力があったら・・・

最近、私のセッションを受けてくださったお客さまたちから
・穏やかな雰囲気の中で話せて、考えを整理でき、気づきがありました。
・優しく聞いてくださるので、思っていることを吐露できてスッキリしました。
・どれだけでも聞くよという雰囲気だから、何でも安心して話せました。
などと感想をいただきました。

もし、今の私が、あの8月31日の朝に降り立ったら・・・
ジャッジしないで、とことん話を聞くことができるでしょう。

息子の気持ちに寄り添って、
夏休み最後の1日をどうすごしたいのか？を問いかけるでしょう。

その答えに、協力できることがあれば、喜んで引き受けるでしょう。

寄り添ってきいてもらえることは、癒しになります。
それは、話し手だけでなく、聞き手も癒されるのです。

さぁ、まもなく夏休みが始まりますね。
「どんな夏休みにしたい？」と問いかけてみてください。

思いついたアイデアをマッピングシートいっぱいに書き込みましょう。

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