見出し画像

ココナッツ杏仁豆腐チャイシロップがけ

杏仁豆腐を牛乳などの乳製品ではなく、ヘルシーな他の材料で作りたいと思った。最初は豆乳で試してみたが、コクがたりなかった。次にココナッツミルク+水で試してみたらさっぱりしていた。その次にココナッツクリーム+水で試したら濃厚な杏仁豆腐が出来上がった。ところが食感がイマイチ。濾してもザラザラ感が残る。そこで、ココナッツミルクだけで試作。水をいれなかったらこちらのほうがいい。米あめをいれるとなめらかさもいい感じになり、美味しいレシピができた。チャイシロップについては、甘さ加減の違いでハーモニーになるかしつこくなるかの分かれ道となった。かけなくても十分いける。途中から味変でチャイシロップを加えると味の変化が楽しめる。

画像4

息子が「水あめを食べてみたい」と言っていたので、購入した。
昔、祖母に割り箸の先端に水飴を絡ませたのを、おやつにもらったのを思い出す。練れば練るほど白っぽくなるのが面白く優しい味だった。

画像5

チャイのティーパックは業務用スーパーで購入したもの。スリランカ産。

ココナッツ杏仁豆腐 チャイシロップがけ

画像1

(材料)(コップ3個分)
南杏                         25g
ココナッツミルク  400g
甜菜グラニュー糖 50g
米水飴      50g
寒天パウダー         0.5g

<チャイシロップ>
チャイティーパック 2個
水             200g
てんさい糖 20g

(作り方)
<チャイシロップ>
水とティーパックを鍋に入れて火にかける。沸騰したらてんさい糖を加えてとかした後火を止める。あら熱がとれるまでおいておく。冷めたら容器に入れて冷蔵庫で保管しておく。

<ココナッツ杏仁豆腐>
・杏仁を2時間前から分量外に水につけておく。
・杏仁の水気を切って、ミキサーにココナッツミルク半分の分量と杏仁を入れて撹拌後、網で濾す。
鍋に、残りのココナッツミルク、網でこした後の杏仁ミルク、甜菜グラニュー糖、米水飴、寒天パウダーを入れて弱火にかける。ゆっくり混ぜながら沸騰後、かき混ぜながら2分後、火を止める。
容器に濾しながら流して冷蔵庫で固める。

食べるときにチャイシロップをかけていただく。

画像2

シロップをかける前のココナッツ杏仁豆腐

ココナッツと杏仁の風味がしっかりとする。チャイシロップをかけると、主張のある3品がいい感じで調和する。

龍皇杏仁という杏仁豆腐のために開発された杏仁(南杏)を試作で数回使ってみた。杏仁豆腐専門とあって、確かに使いやすく風味も良い。いつもの南杏より若干高めのお値段。濾したときに粒がほとんど残らないので作業効率がいい。味も良いのでさすが。

それにしても杏仁(南杏・北杏・龍杏)そのものは、通販と中華街に買い付け以外で手に入らない。もっと流通してほしいが、そもそも需要がないのではしょうがない。粉では、日本の杏仁パウダーは、何かしら加えてあるのが不満。富沢商店の純杏仁粉は100%なので、一度試してみたいが、近くの富沢商店には在庫がなかった。取り寄せてもらうしかない。

ココナッツミルクも杏仁も、蒸し暑いアジアのイメージなので体を冷やす食材と思いきや、体を温める食材。冷えやすい冬の時期に食べたい食材で、さらに杏仁の喉にいい効能を考えれば、なおさらこの時期に合う食材である。

甜菜糖は、最初、精製度の低い茶色っぽいのを使用していた。出来上がりも紅茶プリンのような薄茶色になる。それはそれで美味しかったが、白っぽい杏仁らしさが消えてしまう。。。と、砂糖の種類に悩んだ。白砂糖でも良いけれど。。。そこで、甜菜糖ではあるが、白くて精製度の高いグラニュー糖にした。グラニュー糖は、雑味がなく上品な味になる。

画像3

試作の一部。右側は、ココナッツシュガーを使用してみた。色が茶色でココナッツシュガーの味が優ってしまった。真ん中は甜菜糖。味は良かったが色が薄茶色。左は甜菜グラミュー糖。やっと白くなった。

好みの味を求めての試作は楽しい。味が決まったときの嬉しさは格別。
そして、何年か後に、レシピの上書き、バージョンアップする。味覚が変わるのかわからないが、それもまた良い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?