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全国のサッカー場を監修しているミスターの存在

村井チェアマン&原 博実氏トークイベントreport③

2020年のJリーグ開幕まで1か月を切った。
今シーズンの日程も発表され、各クラブでの補強情報もある程度、固まりつつある。
サポーターとしても、気持ちがどんどん高まってくる時期でもある。

この『年間チケット24年のファンベースプランナーが浦和レッズを語る』のマガジンでは、浦和レッズやJリーグの話題をだしながら、マーケティングやファンベース施策、サポーターコミュニティの在り方を綴っていきたいと思う。

全てのスポーツのファン・サポーター、あるいはクラブ運営などの参考になっていければと!!

(始めた理由や自己紹介などは)




少し間が空いてしまってけれど、先日行われた

村井満Jリーグチェアマンと原博実Jリーグ副理事長のスペシャルトークイベント『サッカーはさいたまに根付いたのか』(主催:Jリーグの理念を実現する市民の会)のレポートの第3弾になる。

司会が芸能界一のサッカー通といわれる平畠啓史さんなこともあり、和気あいあいとしたムードの中で話は続いていく。

report①

report②



「やっぱりミスターの存在が大きいよね」

浦和レッズが熱狂的になったその礎を語りあっていた時に、原博実さんから出た名前だった。

ミスターと呼ばれているのは、佐藤仁司さん(Jリーグ)のこと。

三菱自動車がJリーグに参入するときに、その準備業務を担い、その度浦和レッズでもフロントの一員として、運営や広報を取り仕切ってきた方だ。
その後、Jリーグに移動し、技術アカデミーやスタジアムの推進活動を取り仕切っている。

佐藤仁司の浦和レッズでの奮闘は、清尾淳さんのこちらのアーカイブに残っているインタビュー記事を見るとわかりやすい。

・そうだったんですか!?浦和レッズ Vol.02 佐藤仁司さんの巻 その1


・そうだったんですか!?浦和レッズ Vol.02 佐藤仁司さんの巻 その3


※そうだったんですか!?浦和レッズ Vol.02 佐藤仁司さんの巻 その2・4と5は、残念ながら現在アーカイブが読めず・・



トークショーでも、村井チェアマンと原博実さんから、ミスター(佐藤仁司さん)の功績の話が沸き上がるようにでてきていた。

・マッチデープログラムを作った。
最高のコンテンツを入れて浦和レッズの試合に来ていただいたファンに楽しんでもらえるようにしようと。しかも有料でなければならない。
自分が持っていた欧州のサッカーチームのグッズコレクションから、参考になるものを提供してくれたらしい。
・浦和レッズ応援のスタイルを作った。
世界中のサッカーの応援の中から、浦和レッズの応援スタイルをこういうものにしたいというもの(今の応援スタイルの礎)を立てた。
ちなみにMUFC(三菱浦和フットボールクラブ)は「マンチェスター・ユナイテッド・フットボールクラブ」と同じになっているが、本人の話だと偶然らしい。

ちなみに、トークショーでは、でていなかった項目で上記の※そうだったんですか!?浦和レッズ Vol.02 佐藤仁司さんの巻 その3 の中にユニフォームについてこう書かれている。

Jリーグ開幕当初、セカンドユニフォームを全くチームカラーと関係ない色を持ってきたのは、レッズだけだった。これはマンチェスター・ユナイテッドの影響との事。

ここから、Jリーグのセカンドユニフォームのカラーバリエーションが各クラブに広まっていったのだ。


「そして、ミスターはJリーグの全国で使われている、ほぼ全てのスタジアムの監修をしている」


・ミスターは全国のスタジアムの監修をしている
現在、見やすい、応援しやすい専用サッカースタジアムが次々とオープンしている。
その監修をミスター(佐藤さん)が行っているのだ。

例で出てきたのが、ガンバ大阪のホームである吹田スタジアムだ。
2016年にオープンした4万人収容のサッカー専用スタジアム。圧倒的に応援しやすいスタジアムで羨ましい。



実は。吹田スタジアムは公営の競技場ではないのでホームチームが応援しやすいように、いろいろな工夫をしているらしい。
座席やビューボックスの配置なども、ホームのガンバが優位になるように設計されていたり、選手が使用するロッカールームやシャワー室なども差をつけているらしいのだ。

以前、犬飼 基昭氏(元日本サッカー協会会長、元浦和レッズ代表)の時代に埼玉スタジアムのアウエー席をアクリル板で囲もうという話があったけれど、ホームとアウエーに差をつけて、クラブを勝利に導いていくという方向性は意味があると思う。

ちなみに吹田スタジアムの総工費は総額140億円。
最近完成した新国立競技場が総工費1569億円。



スタジアム建設はお金がかかることなので、いろいろ難しい部分はあると思うが、これまでの知見や情報を組み合わせ工夫をすることで、素晴らしいスタジアムを大きな予算を組まなくても作ることができるのかもしれない。

この後も、今年オープンした京都スタジアムをはじめ、宮崎や長崎など、より見やすく応援しやすいスタジアムの建設や改築が全国に広がっている。
ここでもミスターの存在が大きいに違いない


そして、話は、日本全国にある各クラブの素晴らしい取り組みの話につながっていく・・

長くなってしまったので、次回に続く…





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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!