楠木正成の大義に生きる人生
楠木正成といえば、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての武将(1294年~1336年)で、後醍醐天皇を奉じて、鎌倉幕府打倒や建武の新政に貢献した立役者である。「太平記」によると、楠木正成の居城である千早城で兵糧攻めに遭(あ)い、幕府軍に包囲された時も城外の民衆や山伏、修験者を味方にして秘密の間道を使って敵の情報や物資を運んでいました。わずか1000騎の楠木軍で数万の幕府軍との戦いに勝ち続けてこれたのも、正成の抜群の知略と戦術、民衆の支持とネットワークがあったことが大きい。
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