御神渡り

人生って決まっている?

「地球は青かった。なんて美しいんだろう!」
1961年、世界初の月面着陸に成功し、宇宙から人類で初めて地球を眺めたときの宇宙飛行士・ガガーリンの歴史に残る言葉です。1992年、日本初のスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士の毛利衛氏は、「池上彰と宇宙の旅」(TBSテレビ)で、「本当に地球はひとつなんだな。国境は見えません。宇宙から地球を眺めると周囲は真っ暗な暗闇の世界で、地球しか私たちは生きることはできないとつくづく思いました」としみじみと語っておられました。私たち人類は、ちっぽけな地球で争っている場合ではなく、早く世界がひとつになって本当に平和になってほしいと感じるすばらしいエピソードです。

運命論とは何か?一切の出来事は人間の意志にかかわりなく、運命によって決定されているという考え方で、古代の占星術や中国の亀甲占い、古代ギリシャの歴史観、中国の天命思想、仏教の因果応報、キリスト教の聖書の思想、イスラム教のアラー信仰もすべて運命論の一種であり、運命論は時代によって刻々と変化しています(Weblio辞書より抜粋)。
ビックバンによって宇宙が137億年前に誕生して、無数の恒星、惑生が生まれ、宇宙は現在でも光よりも速い速度で膨張し続けているといわれており(ハップルの法則)、運命論のような宇宙の法則は厳然として存在しています。大宇宙には数え切れないほど多くの星がありながらも、天体(宇宙空間にある物体)は、目に見えない宇宙の秩序によって衝突せずに一糸乱れず点在しています。銀河系の地球と月や太陽もバランス良く運行しているからこそ、私たちは毎日快適に過ごすことができています。水と空気と海、山、大地の大自然に囲まれながら、奇跡的に生命が生存する環境の下で生まれた地球で過ごしていることを考えると宇宙の神秘を感じます。

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