松下幸之助

経営の神様・松下幸之助が、道をひらく!

松下幸之助が、会社で求めた最高の人材とは、第一に「運がいい人」だったという。
「松下幸之助自身が私は運が良かったから成功できた!」と言っているぐらいだから、当然ともいえる。人を大事にする。人との絆を大切にする。約束を守る。こうした当たり前のことを当たり前にしていることで、自然と運が開けていくと説かれている。

徳川家康も、今川義元の人質からのスタートでしたが、運が良かったからこそ、265年間続く江戸幕府を築きました。越後の龍・上杉謙信も運が良かったから、単身で敵陣を突破しても、敵の鉄砲玉が当たらず、毘沙門天の化身とまで言われました。豊臣秀吉も運が良かったから、下剋上で天下統一を成し遂げました。

この本は50年以上前に書かれた本であるのに、全く色褪せることなく日本人の道標として現在でも輝き続けている。この本は通読すれば1~2時間もあれば中学生でも読めてしまう本だが、その中身の重さは大型タンカーをも凌ぐ知識の宝庫と言えるほどの重みがある。出版物は3万部売れれば成功と言われているなかで、この本だけで累計520万部を突破し、戦後ベストセラー歴代2位になっているというのだから驚きである。


経営の神様と呼ばれるその考え方と活動は、企業の経営者だけでなく、哲学、思想、社会活動など広範囲にわたっており、世界中の多くの人々に多大な影響を与えて続けています。
「道」「素直」「自然」「真剣勝負」「日々是新」「視野を広く」「自問自答」「プロの自覚」・・・。どの見出しから読んでも、これからの人生を激変させてしまうほどの示唆のある深い内容である。


「青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである。」幸之助師のこの座右の言葉を心に刻み、残りの人生を大切に生きていきたい!(敬称略)

(拙著 利他力より抜粋)

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