他人を満足させるための自分になりたくない

褒められたい、好かれたい、出来る人だと思われたい、評価されたい。

その気持ちは確かにあるけれど、それを意識した自分で生きてると、いつの間にか「自分」がいなくなってしまう。

朝、マスクをしている時のメイクについて特集が組まれた番組を見た。

マスクをしていると無表情に見えて怖いから、優しく見せるように、という主旨だった。

うわっと思った。

相手のための自分になれと言われているような気分だった。

私が今働いている会社は、「お客様のため」の会社だ。

どの会社もそうだろうけれど、それがかなり強い社風である。

お客様のことを第一にした結果、従業員の感情は無視されているように見える。

自分のしんどさなんて関係ない、なぜならお客様の笑顔が一番大事だから。

別に好きでもないのに、職場で他の人に何か言われていないか気になっている自分に気が付いた。

みんなの望んでいる自分でいられているだろうか、みんなに満足してもらえているだろうか。

おいもさんにこうしてほしい、と職場の人が上司に相談しているのを聞いてしまった。

業務はちゃんとこなしているのに、誰かが手伝いを求めているときに気づけない自分はちゃんと仕事をこなせていない、と思った。へこんだ。

でもよく考えたら、まず私に直接言えよ、という話だ。（ていうかその仕事、きいたこともないし…）

そして無意識に、相手の要望を何も言われずに察してその通りに出来る自分でなければならない、と思っていることに気が付いた。

相手の気持ちを想像して、求められている自分になって相手を喜ばせる。

四捨五入して30年、他人軸で生きてきた。

でもなんか最近、なんで私があなたを喜ばせないといけないの？

そんな風に思えてきた。

相手のための自分に、評価を求めて自分からなりに行っている時もある。

周りにそれを強いられていると思う時もある。

相手に怒るのはお門違いだとはわかっている。

まあでもね、どんな時でも出来る限り、自分のための自分になりたいよね。自分軸で生きたい。

他人軸は苦しいし、むかつくし、ストレスがたまる。めんどくさい。

自分が他人軸だと、相手にも他人軸を求めてしまう。

私を喜ばせるためのあなたでいてよ！ってさ。

夜が明けたら一気にみんな自分軸になってないかな。

あんまり他人のことを気にしないで、自分がしたいようにして、みんなでハッピーになろう。

自分軸と自分軸のその先に、きっと心地いい関係があるのだと思う。

なんて色々書いてみたけど、他人軸とかめんどくせ～～～～～～！

抜けたい～～～～！でもなかなか難しい～～～！！

そんな水曜日の夜！