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ベルギー国王レオポルド2世はコンゴで1500万人を虐殺


ベルギーのフィリップ国王は6月30日、アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)のチセケディ大統領に宛てた書簡の中で、75年にわたるベルギー支配下での残虐行為について「痛惜の念を表したい」と伝えた。ベルギー国王がコンゴに謝罪したのは初めて。米国で起きた黒人男性の暴行死事件を契機にベルギーでも植民地時代を見直す動きが出ている。

当時コンゴに駐在していたロジャー・ケースメント英国領事が残した1904年の調査によると、ノルマを達成できなかった先住民らの手足を切断するなど、非道な搾取が横行していた。

遺体を硫酸で溶かされたコンゴ独立の英雄、残っていた歯が約60年後に親族へ…ベルギー政府謝罪

ルムンバ氏は、1960年に初代首相に就任したが、独立後も影響力確保を狙ったベルギーと対立し、コンゴ動乱のさなかの61年にベルギーの支援を受けた反ルムンバ派に殺害された。遺体の大部分は硫酸で溶かされたが、その後、歯の一部がベルギー人警察官の家庭で保管されていることが判明し、返還に向けた協議が続けられてきた

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