馬のイデア

ヒヒーン

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最近の記事

語彙解釈からの自己分析:第一回「考える」

導入 普段使っている言葉を自分がどのように解釈して使っているか、意識したことはあるだろうか。あまりしていない人もいるのではないか。 しかし意識することで自分の認知の癖のようなものが分かり、それは有益なことであると思う。 そこで今回から記事ごとに一つの言葉を取り上げ、それについて自分がどう解釈しているかを考えていこうと思う。 私は非常に飽き性なので続くのかどうかは分からないが、せめて三日坊主ぐらいにはなりたい。 今回は「考える」という言葉について考えたい。 これから様々な

    • 争うことは悪いことか?

      言いたいことはタイトルで書き切ってるんですが、もう少し詳しく書こうかと思います。 「みんなと仲良くしましょう」「平和が一番」みたいな言葉が世の中では無難に好まれます。しかし僕は昔からこういった価値観になんとなく疑問を抱いていました。 人にはそれぞれの「居心地の良さ/悪さ」があり、それを主張することは決して悪いことではないと思っています。 そして、誰かにとっての「居心地の良さ」が他の人にとっての「居心地の悪さ」になり得るわけだから、妥協点を見つけるための争いが生じることは必

      • 息を抜こう。ノイズを聞こう。

        外に出るだけで少し非日常感を味わっているような気分になる。 最近のマイブームは早朝に近くの川にあるベンチに座ってみることだ。川や鳥の音が聞こえたり、遠くで犬が鳴いているのが聞こえたりする。普段の生活ではノイズとして認識されないようなことが脳に入ってくる。 理路整然とした毎日を送る中で、不確実性のようなものに飢えているのかもしれない。自分の手でコントロール可能なものにだけ触れていると心が死んでいくような気さえする。 たまには一息ついて公園でジュースを飲みながら生き物や風の音

        • 孤独とカルト宗教

          「人は孤独には勝てず、それを克服するためなら悪にも縋る。」 そう考えることがある。 先日、安倍元首相が銃撃により殺害される事件があった。その犯人の親はカルト宗教を信じており、安倍元首相はその団体と関係があったとかで恨みを買ってしまったらしい。 この事件が起きてから、日本ではカルト宗教を潰そうという流れが活発になってきた。 俺はこの流れが正しいのか疑問に感じる。 その理由の一つとして、そもそもカルト宗教とそうでないものを分ける境界が明確ではないというのがある。 人は必ず何

        語彙解釈からの自己分析:第一回「考える」

          政治的発言はなぜ嫌われるのか

          こんにちは。馬のイデアと申します。 日本で政治的発言はあまり好まれないと考えられています。それが何故なのかを考えてみました。 結論を先に言ってしまうと、「政治的発言はポジショントークであり、利害が一致しない人には嫌われるんじゃない?」ということです。 では本文をどうぞ↓ 「政治的」は曖昧だ 日本には「政治的」発言を嫌う人は多いと思う。 俺はそういう人を見ていつも「政治的とはどういうことなのか?」と考える。 俺も世間で言う「政治的」の意味はなんとなく分かっているつもり

          政治的発言はなぜ嫌われるのか

          政治家が「高校生は三角関数より金融経済学を学ぶべき」とか言ってたので反論してみた

          ※内容を一部追加&修正しました(5/20)。 馬のイデアと申します。26歳メーカー勤務の男です。よろしくお願いします。 私は今まで理系として生きてきて、数学や物理を学んできました。そんな私が卒倒しそうな発言をする政治家がいました。こちらです↓ 今回はこの「高校では三角関数より金融経済を学ぶべき」という主張に対して反論しようと思います。 金融でも三角関数使うよな?この主張を見たときに私が最初に思ったことは、「金融の分野でも三角関数は使われるんじゃない?」ということです。

          政治家が「高校生は三角関数より金融経済学を学ぶべき」とか言ってたので反論してみた

          就活の面接はカードゲームだ

          馬のイデアと申します。大手メーカーで働き始めて2年目になりました。よろしくお願いします。 就活の面接に備えて自己分析や企業の研究をやるようによく言われますが、そもそも何のためにやるのか気になりませんか? 今回はそれらに対する僕の考えについて書きます。 面接では自分と企業の間にあるシナジーを語ろう皆さんはカードゲームをやったことありますか? 遊戯王でもデュエマでも何でもいいです。 どのカードゲームをプレイするときでもカード同士の「組み合わせ」を意識しますよね? 「翻弄する

          就活の面接はカードゲームだ

          トップ内定だったけど社内ニートになった話

          会社から期待されてたっぽいけど、現在では社内ニートをしてる俺の話です。今の気持ちを吐きます。 「あなたは素晴らしい。ぜひ将来のプロジェクトリーダーになって欲しい。」なんてことを人事の人に言われた。内定を貰ったあとの面談でのことだ。「実は今回の内定者の中でもトップでした。」とも言われた。 それなりに有名な企業でトップ内定を貰えたのは嬉しかった。俺もまだまだ捨てたもんじゃない! 3月に大学院を卒業し、4月に入社した。 働き始めて最初の1ヶ月間は新人研修だった。コロナ禍という

          トップ内定だったけど社内ニートになった話

          ちんちんが痒い話

          「ちんちんが痒い!」そう思ったとき、俺は電車に乗っていた。 ちんちんが痒いからといって、公衆の面前で堂々と掻くわけにはいかない。 「バレないようにちんちんを掻けないものか?」と考えた。そこで太ももの部分で手を擦るような動作をし、秘密裏にちんちんを掻くことを試みた。 それが裏目になった。 中途半端に刺激を与えたことで痒みが増大してしまったのだ。そこからは地獄だ。 ちんちんが痒すぎて、ちんちんだけを意識してしまう。するとちんちんが余計に痒くなる。 そのときこんな言葉を思い

          ちんちんが痒い話

          無能な俺とラーメンの話

          「言われたことしかできないの?気が利かないなあ。」とよく言われる。俺はその度に「いや、言われたことしかできんやろ」と思う。 だが世間の人を見ると案外そうでもないらしい。みんな言われた仕事に何かを少し上乗せしている。ラーメンのトッピングみたいに。 俺がやってることは、「ラーメンを作ってくれ」と言われて、スープに麺を入れてるだけなのかもしれない。でもラーメンってそれで成立するよね。俺の作ったものは間違いなくラーメンなのに文句を言われる。 でも俺が客としてラーメンを食べに行っ

          無能な俺とラーメンの話

          努力について考えてみたら、フローが少し分かったような気がした

          最初にこの文章には努力について考える過程で発見したことについて書きました。したがって「努力とは何か?」等の結論はありません。 乱文ではありますが、読んで頂ければ幸いです。ではどうぞ。 「努力を努力だと思っている時点でダメ」なんてことがよく言われる。天才と言われる人たちは、努力を努力だと思わずに楽しむことができるのかもしれない。一方で、僕のような凡人は、好きで始めたことであっても、上達の過程で必要な努力を苦しく感じてしまう。 「努力を努力だと感じないような領域があるはずで、

          努力について考えてみたら、フローが少し分かったような気がした