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[編集後記]駅伝シーズンを終えて

 さて、19日私たちは都道府県対抗駅伝を終え、残すシーズンは3月にかけて行われるマラソンのみとなりました。取材は箱根駅伝でとっくに終わっているのですが、やはりこのお祭り大会で駅伝を締めくくるのが気持ちいいですよね。今日は、怒涛の駅伝シーズンを振り返りながら、2019年、大きく変わった私の人生のお話しをしていこうと思います。

全然興味もなかった記者になった

 2019年6月、TOYO PressからTwitterの駅伝アカウントに一通のDMが届きました。「駅伝の記事を書いてみませんか?」と。4年生の私は、それまで3年間所属していた軽音サークルをすでに引退していて、授業とバイトがある以外はかなり時間の余裕がありました。大学に通うモチベーションにもなるかと思い、文章を書くことは元々好きなほうだったので、詳しく説明を聞いた上で入会しました。

 6月のOTTで初めて陸上系のイベントに参加すると、あとから編集長に「卒業生いたなら取材してよ!」と言われて。運営の方に記事化と写真利用の許可を申請し、今思えば恐れ多いくらい豪華な卒業生たちにコンタクトを取りました。

この時は今よりめちゃめちゃちゃんと校閲や編集が入っていたのですが、今見るとそれでも全然洗練されてないなって感じで恥ずかしいですね(笑)。2019年本当にたくさんの新しい出会いがありましたが、今まで私が陸上を通して築き上げてきた人脈は、ここが原点だったなと懐かしく思います。

 こうして、ユニバーシアード、MGCと取材と執筆を積み重ね(MGC当日はボランティアに参加していたため、私は指示を出しただけでした。)、10月に駅伝シーズンに突入しました。

ずっと行くか迷った出雲駅伝

 やっぱり、出雲ってめちゃめちゃアクセス悪いし、お金かかるし、今季に至っては台風で中止になるんじゃないか、なんてこともあったじゃないですか。それで本当に直前まで行くかどうか決められなかったんです。

Twitterで実況ツイートするなら、断然現地よりテレビ観戦のほうが良い•••と思っていましたが、結局「出雲行こう」と固く決心するに至ったのには、ある信念がありました。それは、私の署名記事になるのにプライドが許せなかった、「コタツ記事は書きたくない!!!!!」という思いでした。

 コタツ記事というのはその名の通り「コタツに入りながらでも書ける記事」のことで、テレビを見てその情報で書く記事のことです。一人で出雲に乗り込んでもできることは少ないけど、この時は「行くことに意味がある、来年に繋がるように。」と思って行きました。結果、もちろん全区間は回れないし、日帰りだったので体力的にもキツかったですが、「日本国内どこでも近場」という感覚だけは東京に持ち帰ることができ、その後の全日本も箱根も何の躊躇もなく遠征と宿泊をすることができました。出雲に行っちゃうと、色々な感覚がバグるんですね(笑)

距離感が分からなくなる

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、TOYO Pressの記事って陸上ばっかりなんですね。去年はMGCがあったこともあり、一年を通してコンスタントに取材と執筆を続けた結果なのですが•••。「大学ではもっと色々なことが起こっているはずなのに、なんで誰も取材しないんだ。」と、だんだん怒りの感情が込み上がってきてしまって。他のメンバーが全く書いてないわけじゃないけど、執筆量やスピード感、行動力といったところに温度差を感じていました。

 「もう辞めようかな」と何度も何度も思いました。「TOYO Pressに所属するのではなく、駅伝関連記事だけ契約的に書くっていう方法もあるんじゃない?!」「どうせスポトウが取材してるんだからやらなくてよくない?!」とも思いました。

 もともと、Twitterは情報を得る目的もありましたが、学外のファンの方々に東洋大学の今を知ってもらいたいと思って発信していました。あまりTOYO Pressのためにと思って活動したことはなく、(非営利なので)フォロワー数にも閲覧数にもあまり興味はなく、ましてや選手から話が聞ける機会が•••などという下心は皆無で、私が何とかここまでやってこれたのは、現役の東洋大生としてファンの方々に情報を届けたいという強い思いがあったことが大きかったと思います。

それでも私が辞めない理由

 陸上友達の木幡くんに「もう、辞めればいいじゃん。」と言われてハッとしました。私、辞めるの嫌じゃん、って思ったんです。今まで陸上で繋がってきた人たちとの繋がりを失いたくないという想いもありましたが、もう一つ私がTOYO Pressでやりたかったことを思い出したんです。

 それは、ファンの方々ではなく、在学生に向けた記事作りです。(本来ならそれがメインとしてあるべきなのだけど。)私は中学にも高校にもこれと言って愛校心がなかったのですが、大学に入ってようやくその気持ちが持てるようになりました。

 しかし東洋大学には帰属意識がない人が多いというか、「東洋大生として」何かをしようということがなくて、時として早稲田大学を羨ましく思うんです。だから、大学や周辺地域の魅力、学生や教授の魅力などなど、お伝えできたらなぁ•••と思っていたりします。自分の稀有な人生も、もしかすると悩める後輩たちの役に立つかもしれないしね(笑)

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八王子高→東洋大/TOYO Press編集部 主に駅伝ライター/たまに哲学と映画
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