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環境が人を変える|くずがマネージャーになった話

「お前はほんとどうしようもなかったなあ」

社長によく言われていた言葉。

「同行営業に来ても一言もしゃべらず、担当になってからも提案内容やばかったよな」

付き合いの長かったバイヤーとの昔話で毎回出る言葉。

そうです。
入社して3年くらいは、60%くらいの力で仕事をしていて、モチベーションなんてなく、すべてうまくこなすのみというくず社員
(社長にそんなこと言われている時点でこなせてすらない。)

いや、こなすだけでプラスの仕事をしてなかったってこと。

ちなみに、

・社長と先輩と3人のMTGで、ほぼ発言せず議事録に徹する
 むしろ眠すぎて議事録も、dgじゃsl:djkg「いsjg:bかfjgを書いては消すの繰り返し

・商品が欠品になったとき
 なんでぼくが怒られなきゃいけないんだ。ないものはないじゃん。
 という強気な姿勢。

・営業会議、企画会議にて自分の出番以外は発言しない
・基本的に会議は眠い
・社員旅行に寝坊で遅刻する
・別チームの上司のキャリーバッグを便器と間違えてお〇っこする

くずやな。(まだまだあるけど)

そんなぼくが、3年目の終わりに上司に呼び出されて言われたこと。
今でも覚えてるなあ、小樽食堂の個室でビール飲みながら、なんの話ですか、と。

「わたし辞めるから、来週の戦略会議から出て。来期からチーム任せるわ。」

2月くらいのことで、ちょうど来期に向けての戦略会議をやっていた時期。

なぜぼくが・・・。
その上司は、ぼくのことを推してくれてたらしいけど、ほかの役員たちはマサダで大丈夫か状態だったそうです。(そりゃそうだ)
マサダならできる、と当時の上司が信じてくれていたみたい。

そこからは新しいことばかりで、すべてにおいて何をするにしても脇汗すごかったなあ。

会議の進行しなきゃいけなくなるし、分析資料つくらなきゃいけないし、売上管理しなきゃいけないし、チームメンバーに対してアドバイスや判断しなきゃいけないし、、、。

とにかくチームメンバーに支えてもらいながら、目の前にあるやるべきことをやって、すべきことをやっていたら1年経ってた。

ちょうど1年後の経営計画発表会で年間MVPをいただいたんだけど、社長に言った言葉をなぜか今でも覚えている。

ぼく「ぼくなんかがすいません。」

社長「は?」

選んでいただいておいて、すいませんは失礼だったなと。
(ありがとうございます!これからも頑張ります!くらい言えよ)

自分自身が、どこで何がどう変わったか、今となっては覚えてないなあ。

1年経ってもなにも自信なかったし、ただやることことが増えて普通の社員と変わったって思ってたくらい。

ちなみに役職つかずにチーム責任者やってたんですが、
その後順調にリーダー職、マネージャー職となっていきました。

なんか思い出話が長くなりましたが、
ぼくにとって役職なんてどうでもよくて、一番感じていたことは、
「環境が変わると人は変わる」ってことです。

これを誰よりも体現したのが、ぼくだと思ってます。

チームを任されたことで、とにかく視座が高くなりました。

当たり前だけど、自分のことしか見てなかった自分が、チームメンバーのことやチームのこと、会社のこと、市場のこと、ほかのチームのこと、たくさん考えるようになって、そのために目線が何メートルも高くなった感じ。

単純にやらないといけないこと(やるべきこと)が増える。
やるべきことが増えると、考えるようになる。
考えるようになると、わかっていないことがわかる・気づくようになる。
そうすると、わかるためにインプットするようになる。
任されているから嫌でもアウトプットする場がある。

これが高速で回転してる感じかなあ。

チーム任されて3年目くらいからは、会社に改善提案とか、会議体変更したりとか、積極的にやりました。

もちろん社歴が積み重なっていることもあるけど。

視座が高くなると、気づくことがたくさんあって、当たり前に思ってたことに疑問が生まれますね。楽しかった!

この経験があったから、ぼくのチームに入ってくれた若い子には、とにかく1年目からでも小さくても「役割」を決めて、任せるようにしていたなあ。

常に「役割」を任せることで、メンバーの環境を変えることを意識してました。

「人が育つチーム」を意識していました。

(いや、そんなかっこいいこと言えへんけど、責任者歴7年の中で関わったメンバーが少しでも育ってくれてたらいいな。)


ちなみにただ任せるだけだと、荒野に放たれた子羊状態になるので、
コミュニケーションとフォローは、徹底してました。

あまりやりすぎると任され感がなくなるから、バランスが大事ですね。

ちなみに、任せると良いことは、育つだけじゃなくてもう一つあって、

「自分が楽になる」

ってことです。
仕事が手から離れると楽ですよね。

自分でやったほうが早いってこと結構あるけど、任せた方が楽なんですよね。

大事なのは、「手は放すけど、目は離さない」

あと、見てて楽しいし、できなかった子ができるようになると単純に嬉しいし、自分ができるより人ができるようになった方がわくわくする。

やっぱ、自分でやるより人にやらせる方が得意だし好きだなあ。

ぼくのnoteもだれか書いてくれないかな。

(今日で7日連続投稿!!!継続と努力が苦手なぼくを褒めてあげたい!ワイン飲も。)

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