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【Wed.】#49 STAR / いきものがかり

こんばんは。珠です。
今週もあっという間に真ん中ですね。一日は長いのに一週間があっという間なのは不思議ですよね…

さて、みなさんは好きな作家さんはいますか?
私は小さい頃、読書が大好きだったのですが、「この人が好き!」っていう作家さんがいなくて、気になった本を読んでいました。ただ、初めて、「この人の作品、惹き込まれるな」と作品よりも作家にフォーカスを当てた人がいました。それが、宮沢賢治です。
なんというか、情景がすんなりと浮かぶ優しい言葉遣いとか、ただその情景も、写真のようなクリアさではなくて、水彩画のように淡くて儚い浮かび上がり方なんです。打ってたらまた読みたくなってきました…(笑)

今日ご紹介するのは、そんな、宮沢賢治の家族に焦点を当てた映画「銀河鉄道の父」の主題歌です。

宮沢賢治を支えたお父さんの気持ちを代弁するような、優しくて少し切ない歌詞に初めて聞いた時は思わず涙が出ました。

たとえ君が悪者でも
抱きしめるのさ 笑われてもいい

冒頭のこの歌詞。
宮沢賢治の作品は、彼の亡くなった後に発表され有名になったものもたくさんあります。
つまり、生前は作家としてはほぼ無名。
そんな彼をそばで支えた、見守った父を描いた映画の主題歌として、この歌詞はピッタリだなと思いました。
私は小さい頃、母から、「お母さんは仮にあなたが犯罪を犯してしまっても、あなたを大切な気持ちに変わりはないよ」と言ってもらったことがあります。その時は何を言っているんだろう…と思いましたし、私自身が親では無いので、同じ言葉をいつか自分の子供にかけられるのかな?と考えることがあります。この歌詞がその母の言葉と繋がって、親の子への愛は、他の愛とは形も匂いも違うんだろうなと感じました。まだ分からないけれど、いつか分かる日が来るのかな。

誰かを愛せば弱くなるけれど
それがきっと 幸せだと
僕は知ってしまった

誰かを愛することは、その人を失う怖さも隣り合わせで、今まで怖いもの知らずで生きてきた人であっても、愛する人を失う怖さを知ってしまったら、弱くなってしまうんだと思います。
誰かを愛することで、今まで知らなかった自分を知っていくことだってあります。それが知りたくなかった自分だなんてこともあるのかも。
それでもなお、私たちは誰かを好きになったり、愛したりしますよね。それは誰かを好きになるのが幸せなことだから?ほかの記事でもお話しましたが、私は人を好きになると、幸せより苦しいが勝ってしまう性格です。それでもやっぱり好きな人ができることはあって、こんなに苦しいなら好きにならなきゃ良かったと思うことも。そんな時、これからは、この歌詞は優しく包んでくれる気がします。

好きな人が体調を崩しておやすみしていて、たった2日間お話出来ていないだけですごく寂しいです。でも、目の前にいたらいたで、勝手にヤキモチを妬いてしまったたりするからなんだかなあ、と思いますが、あんまり苦しい思いをしていませんように…と願うばかりです。好きな人の笑顔ってすごく安心しますよね。

愛が 愛で あれますように

明日も、私の好きが、みなさんの好きが、「好き」のままでありますように。
嫌なものに邪魔されたり、悲しいことで溢れたり、しませんように。おやすみなさい。

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