すでにITスキルが必須能力になりつつあるよって話
話を聞いていて、「あーこれって大学生に知っておいてもらったほうがいいなー」って思って書いてます。
もしかしたら、ITに興味がある方全般に参考になるかも。
先に結論から言うと、一般職の方でもITスキルが無いとやってけない世の中になっているかも。
エンジニアって給与テーブルが違うよ
まず、ITといえばエンジニア。
おそらくどこの会社にも給与テーブルってのは設定されているはず。
こんな役職だったら年収いくら、みたいな。
ただ、IT企業でエンジニアを雇用している会社って、実は一般職とエンジニア職で給与テーブルが別で設けられているところがよくある。
なんで分けられているかというと、エンジニアの需要と供給のバランスでどうしても給料をあげないと他の会社にいってしまう。
かといって、一般職も同様に給与テーブルを一緒にしてしまうのは違うので、わけて考えたほうがてっとり速い。ということ。
そこで1つ問題が起きるのが、一般職の方が「なんでエンジニアだけ待遇が良いんだよ。。。」ってなること。
そりゃ頑張って成果出してやっとたどり着いた年収と、入社してすぐの若者の年収が同じじゃ嫌になる。需要と供給は理解はしてても嫌になる。
でも、それが今の世の中だし、しょうがない。
だからみんな必死になってプログラミングスクールに通って、エンジニアになりたいと思っている。
ITスキルって何?
じゃあ、ITスキル=エンジニアなのか?
プログラミングでなにかアプリ作ったり、サイト作ったりすることがITスキルがあるってことなのか?
実は全くそんなことは無い。
スタートアップIT企業で働いていた頃は、ほとんどのエンジニア以外のメンバーもSQLを書けた。
たとえば、Netflixを運営しているとしたら、たくさんのユーザーの1日平均視聴時間をデータベースのデータを元に算出したりするのにつかったり。
まあ大抵の数字はSQLで確認できるんだけど、それをエンジニアではない普通の一般職のメンバーがサクッと書いて確認してたりする。
全然別の観点だと、今の業務の効率の悪さをどうにかしたいと考えたときに、世の中にあるツールを「調査し、試し、導入し、社内に普及」とかもどんどんしていく。
こういったツールを使って改善していく姿勢とかも立派なITスキルだと思う。
なので、ITスキルってエンジニアに限った話じゃなくなっているし、一般職でもすでにITスキルを身に着けている。
ITスキルが必須能力になりつつある
ここまで読んでいただければ、今のIT企業の一般職のスキルとしてすでにITスキルを備えてることがわかると思う。
ここで1つおもしろい話を聞いたので、今後こういった動きがあるのかなって思ったので書きます。
給与テーブルの話に戻るんですが、エンジニアと一般職で分けてしまったときに、「一般職だけど一定のITスキルを身に着けている」という方に対してどうしようかとなる。
エンジニアまでのスキルはないけど、業務を遂行する上でのSQLは書けるよ、みたいな方。
その聞いた話では、「ITスキル手当」のような制度を設けてるらしい。
そうすると何が起きるかと言うと、会社全体がITスキルを持ったメンバーが増えて、効率がどんどん上がっていく。
で、私は制度があろうがなかろうが、IT企業じゃなくても、ITスキルがある一般職であることが当たり前になってくる気がしていている。
文系出身だろうが高卒だろうが、毎日PCと向き合って仕事をしていないとしても、最低限のITスキルが無いと、自分でデータ収集もできなくて、自動化もできなくて、煩雑な業務をサービス導入もしないで、結果的に効率が悪く、スピードでおいていかれる。
場合によってはカタツムリとボルトくらいのスピードの違いは出てくると思う。
なので、少しITスキルがあるかどうかで給与も変わってくるだろうし、身に着けておくだけで世界が変わってくる気がする。
余談
とはいえ、エンジニアの価値って相対的には高いままかなってイメージ。
そういった業務の効率化ツールってエンジニアが作ってるしね。(SaaSといったりします)
なので、大学生におすすめしたいのは、別にエンジニアを目指さなくてもいいから、エンジニアの勉強を3ヶ月だけ本気でやってみるといいかなって思う。
それだけで、エンジニアがどんなことを考えているのか、どういうふうにググっているのか、どんなツールが世の中にあるのか、というのが垣間見えるだろうし、それがそのまま一般職で就職したとしても生きてくるはず。
多分、大学生には本当に理解できないと思うけど、1つの会社で何個ツール使ってんの?ってくらいツール使いまくってます。
ではでは。
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