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どんな風に写真を撮りたいのか(その5)

こんばんはtoruです

まずは台風で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
私もあと2mで河川が決壊するところでした。
明日は我が身という言葉を体験しました。
日ごろの備えを改めて考えるとともに、今の自分に出来ることをやりたいと思います。

さて本題。
今回は「光の入れ方」でしたね。

写真って光の量をコントロールして、記録を残すようなものですから、如何に自分が入れたい場所や量をどうコントロールするかがポイントだろうと思います。
僕もパーフェクトではなく、これはずっと探し続けるクイズのようなものと割り切っています。

友人と、いつもこの「光の量」については話が尽きません。
僕は感覚でやっちゃうので、適正光量を捉えきれていません。
これはフィルム撮影では完全にアウトです。
当たるべきところに必要な光量がないと、ただの黒でしかなく、暗部は何をどうしても暗いです。
化学変化でどうにか出来ることではないんですよね。情けないなと思います。
デジタルのありがたみを痛感しています。
とはいえ、何も出来ない訳ではないので、定期的にフィルム撮影で自分を振り返るようにしている感じです。
お金かかりますねw

余談は置いといて…

最近、別のカメラ仲間から僕のことを「レンブラント好き」と言われることがありました。
多分そうだと思います。
認めますw

見えている部分と見えてない部分を、しっかり作りたいんだろうなと思います。
見えている部分の表情と見えていない部分の表情のバランスで、如何様にでも表現できるなと思っているからです。

ちなみにこの写真は、西陽があたる時間帯に、ほぼ真横から骨格のしっかりした顔の陰影をつけるための練習と思って撮りました。

これは、そこから更に時間が過ぎて、直射じゃなくなり、どう綺麗に光を回すかって考えてみた写真です。
頬骨の丘陵の少し下にハイライトが入ったことで、若干右側がシャープに見えると思います。
顔のバランスが右と左で写る面積が違いますよね。
右側は光が当たってるので面積を少なくし、左側は影の部分が多いので面積を多くしました。
併せて、右肩に光が回って、頬杖ついた左手も上手く半々で光が回ってます。
左手を握って頬杖つくことで左側の顔のバランスと合わせました。

最後の仕上げに、アゴを少し上げてもらって終わり。

だから何?って感じですが、感覚的に自分が気持ちいいポイントがあって、収まりが良かったので、こういう撮り方をしました。

失敗例です。
前髪が垂れて影ができています。
欲しい場所に光が回っていません。
左手を右肩に回したが、左手が大きく見えて、全体のバランスが悪い。右肩の光の回り方を殺しているからだろうと思います。

この日は西陽が入る時間帯を考慮して、直接と間接でどう絵作りするか、つまりは光の入れ方を工夫でどう出来るのかって練習をしたかったんですね。

暗い場所で自然光を利用した光量のコントロールは、モノクロ撮影においては特に重要だろうなと思います。白と黒、明と暗は、まさにそのままだからです。

だから最近モノクロでアウトプットするのが気持ちいいようになりました。

が!!
オールドレンズで良い色が出る、良い光が回るレンズを使うと、しっかりカラーで表現しなきゃって思います。

今日はこの辺で

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