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ゼミ(社会課題を解決するプロジェクト)

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ちょっとした機会がグンと人を成長させる|2023にちなん起業体験プログラム④

ちょっとした機会がグンと人を成長させる|2023にちなん起業体験プログラム④

急に寒くなりました。このまえまで20℃超えてたのに、週末になったら本気出すってどういうことよ。

この投稿は12/19(火)に行われていますが、内容は12/17(日)のもの。今回は『にちなん起業体験プログラム』最終回のお話ですが、その前に別の話を。

実はこの日はゼミ2-3年生は西鉄大橋駅西口のクリスマスマーケットに出店してました。恐らくプログラム市場最も寒く、雪舞う環境の中でそれぞれ趣向を凝らし

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何年かに一度来る,学生から私に暗黙的に求めてくるアップデートの時期なのかもしれない。

何年かに一度来る,学生から私に暗黙的に求めてくるアップデートの時期なのかもしれない。

今日の3年ゼミでの報告。女子商と飯塚高校で実施している生成型AIを用いた授業を進めてくれている学生のプレゼン。ここまでプログラムを非常に丁寧に作り込んでいて感心しきりだし,感謝している。

「なぜ学生を教壇に立たせるのか?」

ここに書いてあることが正しい,間違えているというのではなく,こうやって自分が積み上げている経験,高校生と交わしているコミュニケーションから学生が自ら学んでいることを言葉にで

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上級生が下級生のロールモデルになる可能性|2022日田三隈高校×とびゼミコラボ授業①

上級生が下級生のロールモデルになる可能性|2022日田三隈高校×とびゼミコラボ授業①

高大連携アントレ授業3連戦の最終戦。今日は大分県日田市まで移動して、日田三隈高校にお伺いしました。

日田三隈高校は日田市内にある高校5つのうちの1つで、公立の総合学科を有し、中には簿記やビジネスを学んでいる生徒さんもいます。日田三隈高校とは、昨年の九州移住ドラフト2021に選手として出場した私と球団として出場し、日田で中高生へのキャリア教育を行っている岡野涼子さんとのつながりに始まり、今では学生

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大事だと理解しているからこその悔しさ|2022壱岐商業高校×とびゼミコラボ授業①

大事だと理解しているからこその悔しさ|2022壱岐商業高校×とびゼミコラボ授業①

2022年度が慌ただしくスタートした。昨年も4月は対面で同じように慌ただしかった記憶があるが、今年は年度初めから飛ばし気味のスケジュール満載。

これまでも何度か書いてきたかと思うが、いよいよ本日(4/12)から壱岐商業高校とのコラボ授業が始まった。当ゼミにとっては、福岡女子商業高校(以下、女子商)、日田三隈高校(大分県)に続く3校目のコラボ。これまでと決定的に違うのは遠隔で行うということだ。果た

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公共性と事業性との狭間で|若年性認知症を抱える方への支援プロジェクトの立ち上げ

公共性と事業性との狭間で|若年性認知症を抱える方への支援プロジェクトの立ち上げ

これまでもたびたびこのnoteの中でも紹介してきたように、ゼミでは学生に対して「ビジネスは社会課題の解決のためにある」と言っている。その意味は「困っている人を救いながら、自らの生活も成り立たせることができるのがビジネス。公共性が高いものであっても、タダはない。その上でどうすれば支援が届くのかを考えよう」ということ。

私から言えば至極当たり前なのだが、公共性を強調し過ぎる人も、事業性を強調し過ぎる

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「佐伯の殿様 浦で持つ」を体感した|佐伯訪問記①

「佐伯の殿様 浦で持つ」を体感した|佐伯訪問記①

ようやくこの日が来た。当初2月に予定していた大分県佐伯市への旅。1泊2日の出張。大分県最南端の街を初めて訪ねる。

以前から佐伯には興味があっていずれ訪れたかったが,今回の旅に至るまでの経緯はこちらの2つの記事まとめているのでご覧頂きたい。

佐伯まで3時間半の列車の旅朝7:30。博多発大分経由宮崎空港行きの「にちりんシーガイア」に乗車して一路佐伯へ。指定席はまん防が明けたこともあってほぼ満席。卒

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「都市で働く」は本当に豊かなのか?|2022年春_3年生との旅②

「都市で働く」は本当に豊かなのか?|2022年春_3年生との旅②

「都市で働く」は豊かなのか?

ここ最近持つ疑問だ。私自身、九州最大の都市である福岡で働き、その通勤の至便性で中心部に住み、博多駅でも天神でもすぐに行ける距離で生活をしている。欲しいものがあれば繁華街に行き、周りには質の高い飲食店が立ち並ぶ。こんな物質的に豊かな生活が送れる環境にいるのに、心が豊かではない。余裕がない。

地方に興味関心を持つようになって5年近く経つ。宮崎県日南市の油津商店街を起点

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ご恩返しでひとつの区切り:学生との枕崎訪問記|2022年春_3年生との旅①

ご恩返しでひとつの区切り:学生との枕崎訪問記|2022年春_3年生との旅①

新型コロナウィルスの影響が収まらない。感染者数をベースにした政策判断で「まん防」が延長された。そのため,予定していたゼミ合宿は旅程,人数変更等を余儀なくされた。が,果たしてそれでいいのか。そこで昨年夏同様,あくまでも個人旅行の延長(という苦肉の策)で希望者のみ,このタイミングで旅に出ることにした。

特に3年生は昨年来宿泊を伴う合宿には行くこともできず,なんとか3月に1日だけ下関を訪問してフィール

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2020年度のゼミプロジェクトをどう進化(?)させるか?

2020年度のゼミプロジェクトをどう進化(?)させるか?

昨日(4/7)に非常事態宣言が出て,福岡県は全域その対象になった。これを受けて本学も原則入構禁止,講義は4/24から遠隔講義で行うことに決まった。

遠隔講義になろうがなるまいが,きっと大学に来たくない学生もいるだろうと思い,試験的に講義動画を撮影し,Youtubeに限定公開をしていた。これをゼミ生に見てもらい,反応をもらったところ,すこぶる良かった。何をもって「講義を行ったとするか」という定義は

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2020年度の始まり:まだまだ地域に残された力がある

2020年度の始まり:まだまだ地域に残された力がある

2020年度が始まりましたね。

COVID-19の影響で入学式も中止。ここに来て3月に卒業旅行に行った大学生あるいは卒業生が罹患していたケースがチラホラと見られ、大学そのものがクラスターになってしまう可能性が出てきました。

大学の場合、一方向だし、見るか見ないかはありますが在学生向けには諸々通知をする方法がありますが、新入生となるとなかなか難しいところがあります。特に履修登録や他地域から出てき

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広州大学での学生との交流会

広州大学での学生との交流会

前回の投稿を書いていて気づいた。2019年11月に訪問した広州大学の記事がない。ということで、当時のことを思い出しながら記事にしておきます。

これまでの記事はこちら。

広州大学は現勤務校との協定校。広州市政府が設置機関の公立大学。先に書いたように、広州市と福岡市は姉妹都市協定を結んでいるご縁もあって、本学と広州大学も学生交流が行われている。

今回の広州へのツアーには福岡市職員で現在は広州市に

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日本での報道を観ながらの意思決定:2019年度ゼミ春合宿2日目(台北→台南)

日本での報道を観ながらの意思決定:2019年度ゼミ春合宿2日目(台北→台南)

ゼミ合宿2日目。

「この1-2週間が急速な拡大に進むか,収束できるかの瀬戸際」という報道が出発直前の24日に行われ,不安の中で台湾へ向かってきたが,入国後も日本の状況が良くなさそうだとSNSを通じて入ってくる。

もちろん,台湾においても報道は日本や韓国のコロナウイルス(COVID-19)の拡大に関するもので,チャンネルによってはセンセーショナルな報道の仕方も見られた。

前夜のホテルのTVで

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この2週間にローカルとグローバルを行き来した先には…

この2週間にローカルとグローバルを行き来した先には…

すでに2人の4年生が上げてくれているように,昨日は大分大学の碇ゼミと合同ゼミを開催しました。本当であれば夏合宿に大分へ行きたかったのですが,双方の都合がなかなか折り合わず,福岡での開催になりました。

海外志向だらけの人たちと合同ゼミをしてきた話
合同ゼミに参加してきたお話。
最近2人の記事の中身,傾向が似てきて気持ち悪いですよ(笑)

全く異なるバックグラウンドの学生と相まみえる近年,国立大学で

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学生から学んだ3日間:Startup Weekend Fukuoka開催録

学生から学んだ3日間:Startup Weekend Fukuoka開催録

この週末はStartup Weekend Fukuokaでした。1年ぶりの開催。

今回は7/6(土)が金曜日の振替講義日であり,3-4時限目の3-4年ゼミをこれへの参加に振り替えて3年生の大半が参加しました。加えて2年生と4年生も参加してくれましたし,基礎ゼミの1年生も参加してくれました。参加者のほとんどが関係者という…。でも,社会人チームもあったし,他大学からの参加者もあり,合計で参加者は30

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