Tsutomu TOBITA

福岡にある大学に勤めているらしい。専門分野は管理会計,財務管理。中小企業で管理会計技法…

Tsutomu TOBITA

福岡にある大学に勤めているらしい。専門分野は管理会計,財務管理。中小企業で管理会計技法がどう用いられているのか,組織成員にどう影響しているのか,一連のプロセスをどうデザインしていくのかに関心。好きな言葉は「自ら機会を創り出し,機会によって自らを変えよ」「素直,実直,嘘をつかない」

マガジン

  • アントレプレナーシップ教育(壱岐商業)

  • 高大連携アントレプレナーシップ教育「スプラウト」

    福岡大学商学部飛田ゼミナールで進めている高大連携のアントレプレナーシップ教育に関連した記事のまとめです。 本プログラムは,大学生目線ではLearning by Teachingを合言葉に高校生への授業を通じて学びを深める,高校生目線では斜め上の関係を大学生と構築することでロールモデルと関わり,自分の将来を考えるキッカケを提供することがねらいです。

  • アントレプレナーシップ教育(おおいた起業体験プログラム)

    2023年度からスタートした高大連携によるアントレプレナーシップ教育プログラムで,大分県の3都市(日田,豊後大野,佐伯)に在住する高校生が,大学生からビジネスに関する基本的な知識を学びながら,福岡・天神で地元産品を販売するというイベントを行うプログラム。その活動の様子をまとめたマガジンです。

  • 地域との関わり

  • 日々の生活

最近の記事

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大学生が観ておいてもいいTED Talk 30+3(2019年5月版)

その昔,自分のために作った観ておくべきTED Talkリストを発掘。恐らくこれを必要としているゼミ生がいると思うので,noteに移植しておくことにした。 以下のTED Talkはいろんなヒントをもたらしてくれます。自分の視野を広げ,モノゴトへの向き合い方,考え方の基本になるもの,未来予測,自分への向き合い方,社会的な課題 etc. ゼミだけでなく,講義で観せたものも含みます。ぜひご覧あれ。 ※ 各動画の右下で言語を選べます。" Japanese "で日本語字幕が出ます。 ※

    • 「3回目」の起業体験プロジェクトの始まり|2024スプラウト壱岐商業高校①

      今年度も旅が始まった。アントレプレナーシップ教育を媒介に各地を巡る旅が。 2024年度の活動は、現時点で福岡2、熊本2、長崎1、大分1(3都市合同プログラム)、鹿児島1の合計6プログラムが決まっていて、この他に1-2箇所追加される見込み。昨年度は宮崎,今年度は熊本が加わったことで,九州では残るところ佐賀のみ。目標にしていた九州全域制覇に近づきつつあります。 2022年度から九州・沖縄・山口の国公立大学と主要私立大学を中心に"PARKS"というアントレプレナーシップ教育のコ

      • 「おおいた起業体験プログラム2023」のその後|2023おおいた起業体験プログラム⑤

        もう3月も終わろうとしています。2月末から3月にかけて香港、シンガポール、台北と各地を回ったことで考えたこともたくさんあるのですが、その記録はまた改めて。 ところで,2月中旬に開催した「おおいた起業体験プログラム」のコア・プログラム「dot.マルシェ」が終わってもう1ヶ月以上経過。時の流れはとても早いです…。豊後大野チームのみんなは高校を卒業し、新たな進路に向けて準備中、佐伯チームの2人は3/20にKIISAに150人の来場者、8人の仲間、高校生や大人を巻き込んだで「クリー

        • アウェイゲームを戦い抜いた2日間で得た学びは?|2023おおいた起業体験プログラム④

          2/10-11と福岡・大名にある大分県の就職支援施設dot.にて「dot.マルシェ」を開催しました。 これは今年度から始めた「おおいた起業体験プログラム」の販売実践に相当するもので、ここまで2回の授業、その合間に数回のオンラインミーティングを経ながら、日田、豊後大野、佐伯の3都市に住む高校生が自分たちの街にある産品を持って福岡にやってきました。 また、このプログラムでは、福岡大学だけではなく、久留米大学、中村学園大学とdot.でインターンをしていた学生さんや、大分大学、立

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        大学生が観ておいてもいいTED Talk 30+3(2019年5月版)

        • 「3回目」の起業体験プロジェクトの始まり|2024スプラウト壱岐商業高校①

        • 「おおいた起業体験プログラム2023」のその後|2023おおいた起業体験プログラム⑤

        • アウェイゲームを戦い抜いた2日間で得た学びは?|2023おおいた起業体験プログラム④

        マガジン

        • 高大連携アントレプレナーシップ教育「スプラウト」
          91本
        • アントレプレナーシップ教育(壱岐商業)
          31本
        • アントレプレナーシップ教育(おおいた起業体験プログラム)
          5本
        • 地域との関わり
          89本
        • 日々の生活
          9本
        • アントレプレナーシップ教育(日田三隈)
          6本

        記事

          高校生がまちを,大人を元気づける,勢いづける|出雲・サンロードなかまち訪問記

          今度は出雲へ。 昨年10月末に来て以来の訪問。今回も出雲市駅近くの「サンロードなかまち」商店街における課題解決を図るミーティングを行うために来た。 前回訪問の記録はこちら。 福岡から出雲へは陸路だと新山口まで新幹線,そこから在来線で合計4時間ちょっと,あるいは広島まで新幹線で高速バスというルートもあるが,これもそんなに時間は変わらない。 飛行機だとプロペラ機で1時間弱で到着するが,朝と夕方にしか便がなく,時間の余裕と好みのルートによって行き方が変わる。今回は飛行機での

          高校生がまちを,大人を元気づける,勢いづける|出雲・サンロードなかまち訪問記

          種を蒔いて花開くまでの時間|下関弾丸訪問記

          下関。 九州移住ドラフト2020-2021で1位に指名を頂き、その後コロナ禍の中でたびたび通っていた街。以前のnoteでも記したように、ここは母方の祖母にゆかりのある街。今回、移住ドラフトでご指名頂いたミユキ姉さんにお声がけを頂き、2年ぶりに娘氏を連れて弾丸訪問をしてきた。 と言っても、福岡から在来線特急「ソニック」と小倉から鈍行に乗り継いでも1時間程度。娘氏は駅で買った苺大福をかぶりつきながら、ちょっとしてたらあっという間に着く。 今回はその下関訪問(2024年2月3

          種を蒔いて花開くまでの時間|下関弾丸訪問記

          50歳を前にして「じぶん時間を生きる」。

          3月に50歳になる。2010年に手相占いを受けて「50歳で大成する」と言われた。これを信じて14年。どんなことがあっても歯を食いしばって頑張ってきたのだが,そんな雰囲気は一向に感じられない(笑)。 一番気力も充実していたであろう40代中盤をコロナでロストしつつも,研究者として著書を記すことはできた。が,人に自分の人生を握られている感覚が正直気持ち悪い。それでも,この数年,特に著書を書いたり,「スプラウト」の活動を興してから感じることだが,自分がどう生きたいか,どういう社会を

          50歳を前にして「じぶん時間を生きる」。

          dot.マルシェに向けた機運の高まり|2023おおいた起業体験プログラム③

          2024年始まりましたね。もう1月も15日になりました。新年早々,能登半島地震,羽田空港でのJAL機と海上保安庁機の衝突事故と痛ましい事件・事故がありましたが,本年も研究,教育にと力を入れて頑張ります。何卒宜しくお願いします。 さて,2023年度に各地へ拡大した高大連携アントレプレナーシッププログラム「スプラウト」。これまでもご紹介してきたように,このプログラムは大分県内の3都市(日田・佐伯・豊後大野)に在住する高校生と,福岡・大分の大学に所属する大学生がアントレプレナーシ

          dot.マルシェに向けた機運の高まり|2023おおいた起業体験プログラム③

          今年最後の対面授業は補習|2023おおいた起業体験プログラム②

          早いもので12月も終わりになろうとしています。ということは2023年ももう終わるということ…。この1年もあっという間でした。みなさんはいかがお過ごしですか? さて,仕事納めの今日も大学生と地方都市へ。大分県日田市に行ってきました。というのも,先に実施した「おおいた起業体験プログラム」の第1回講義をインフルエンザのために欠席せざるを得なかった生徒さん向けのフォロー講義を行うため。昨年,一昨年とお世話になってきた日田三隈高等学校に伺ってきました。 今年から地元の一般社団法人N

          今年最後の対面授業は補習|2023おおいた起業体験プログラム②

          ちょっとした機会がグンと人を成長させる|2023にちなん起業体験プログラム④

          急に寒くなりました。このまえまで20℃超えてたのに、週末になったら本気出すってどういうことよ。 この投稿は12/19(火)に行われていますが、内容は12/17(日)のもの。今回は『にちなん起業体験プログラム』最終回のお話ですが、その前に別の話を。 実はこの日はゼミ2-3年生は西鉄大橋駅西口のクリスマスマーケットに出店してました。恐らくプログラム市場最も寒く、雪舞う環境の中でそれぞれ趣向を凝らした商品を販売。 当ゼミでは3年生に「社会課題をビジネスで解決する」ことをテーマ

          ちょっとした機会がグンと人を成長させる|2023にちなん起業体験プログラム④

          デビュー戦の戦果はいかに?|2023スプラウト おおいた起業体験プログラム①

          昨日が終わって今日。今日からスプラウトは新体制。ここまで大活躍だった3年生から2年生に担当がバトンタッチ。2年生は初めて講師役を行うことに。しかもプログラムも新設の『おおいた起業体験プログラム』の立ち上げ。 元々大分では日田三隈高校でのスプラウトを実施して来ましたが、諸般の事情もあって今年度はなし。が、日田のキャリア系NPOに就職したゼミOBがどうしても何かしたいと相談があり、福岡・天神にある大分県の就職進路支援施設の「dot.」もお力添えもあり、県内各地の高校生を福岡に呼

          デビュー戦の戦果はいかに?|2023スプラウト おおいた起業体験プログラム①

          やっぱり「わたしたちはなぜここにいるのか?」に立ち返る|2023スプラウト&kAIware⑤福岡女子商業高校

          いよいよ2023年度の高大連携アントレプレナーシッププログラムも大詰め。今日はこのスプラウトを2019年に開始した高校である、福岡女子商業高校(女子商)出迎える最終回であった。 ここでも何度か紹介してきたが、このプログラムは2019年に前校長からの依頼を受け、高校生が大学なり、専門学校なりの進学を視野に入れて学業に励み、入学者数を確保することを狙いに始まったもの。そしてゼミの有志を集め、創業体験プログラムで学習するプロセスを高校生にわかるように授業するという取り組みを始めた

          やっぱり「わたしたちはなぜここにいるのか?」に立ち返る|2023スプラウト&kAIware⑤福岡女子商業高校

          授業の終わり方って難しい|2023飯塚高校スプラウト&kAIware⑤

          昨日,一昨日と福岡女子商業高校における「女子商マルシェ」で出店し,クタクタであろう3年生。連続スケジュールで準備も大変だろうが,今日は今日で飯塚高校最終回の授業。本当に頭が下がる。ありがたい。 今年度,飯塚高校では3つのクラスそれぞれで異なるカリキュラムの授業を動かしていた。1つは従来のアントレプレナーシップ教育「スプラウト」,もう1つは昨年の講義内容をブラッシュアップした「スプラウト応用」,そして3つめは生成型AIを活用してビジネスプランを作成するプログラム「kAIwar

          授業の終わり方って難しい|2023飯塚高校スプラウト&kAIware⑤

          何年かに一度来る,学生から私に暗黙的に求めてくるアップデートの時期なのかもしれない。

          今日の3年ゼミでの報告。女子商と飯塚高校で実施している生成型AIを用いた授業を進めてくれている学生のプレゼン。ここまでプログラムを非常に丁寧に作り込んでいて感心しきりだし,感謝している。 「なぜ学生を教壇に立たせるのか?」 ここに書いてあることが正しい,間違えているというのではなく,こうやって自分が積み上げている経験,高校生と交わしているコミュニケーションから学生が自ら学んでいることを言葉にできるようになるからだ。 生成型AIを用いている理由は「問いを立てる」ことの重要

          何年かに一度来る,学生から私に暗黙的に求めてくるアップデートの時期なのかもしれない。

          最後の一歩をどう詰める|2023 スプラウト&kAIware福岡女子商業高校④

          こんにちは。今日は東京からこの記事を書いております。 東京へは中小企業会計学会で報告をするために来ました。午前中,専修大学神田キャンパスにお伺いし,約25分の報告と10分の質疑応答を終え,昼食を食べ,空港に戻ってきました。久しぶりの東京なので,もう少しゆっくりしようと思ったのですが,昼食中に搭乗予定の便が「欠航」との通知があり,気持ちが急いてしまいました。 それはさておき,昨日は今年度から開講している共通教育科目「アントレプレナーシップを学ぶ」にシンガポール国立大学(NU

          最後の一歩をどう詰める|2023 スプラウト&kAIware福岡女子商業高校④

          ヒトゴトから抜け出せない。ジブンゴトにするにはどうしたら良いのか。|2023スプラウト&kAIware 飯塚高校④

          今日で10月も最終日。1年過ぎ去るのが早過ぎます。学生は今週末に迫った学園祭(七隈祭)の準備に忙しない日々を送っております。 そんな中でも週末にはゼミ対抗運動会,飯塚高校トータルライセンスコース2年生の販売実習「飯福商店 商い場」での出店を行い,さらには続いて月曜日に授業と本当によく働いてくれています。特にこのプログラムに関わってくれている4年生は,土曜日に運動会と販売実習の掛け持ちをして,日月と3日連続で飯塚に通って疲れもあるだろうけれども,しっかり責任を果たすべく活動に

          ヒトゴトから抜け出せない。ジブンゴトにするにはどうしたら良いのか。|2023スプラウト&kAIware 飯塚高校④