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アドラー心理学(課題の分離)

こんにちは!くららです!皆さんお仕事に学校にお疲れ様です。

今回取り扱いたいテーマは「課題の分離」です。今や自己啓発の源流とまでいわれる「アドラー心理学」の最初にして最大のテーマです。

「アドラー心理学」はこの「課題の分離」を皮切りに、「共同体感覚」や「心的外傷後ストレス障害」や「問題行動の五段階」など多くのことを、心理学という科学の側面から紐解いています。

さて、今回取り扱う「課題の分離」ですが、簡単にいうと「他人の行動は自分では決められない。だからこそ自分の力の及ぶ範囲に集中せよ」と言ったところでしょうか。

現代はストレス社会です。そのストレスは、何からきていますか?

およそ多くのストレスは、「他人」や「自分以外の何か」からもたらされています。

ここで例え話ですが、あなたは仕事でミスをしました。その仕事は上司から任せられた仕事です。しかも、社内で最も怖い上司から。あなたはミスを報告する際にストレスを感じませんか?もちろん、アドラーでさえ感じるでしょう。

しかし、ここで有効なのが「課題の分離」です。

ミスを報告して上司が、怒鳴るのか、罵ってくるのか、ミスを取り返す方法を教えてくれるのか。それらはすべて「上司」が決めることです。すべてにおいてそうなのです。相手の行動は我々には決定できません。

では結局、運任せのように感じるかもしれません。ここでお話ししたいのは、自分の力の及ぶ”範囲”を正確に把握して欲しいということ。

相手の行動は決めることはできませんが、どのように報告するか、同時に打開策になり得る案を出すか、切腹するか、自分のとる行動は決められます。

多くの人はミスを報告した後のことばかり考えてしまいがちです。しかし、事実を受け入れ、今自分にできることを正しく把握してください。

そうすることで、「怒られるの嫌だなぁ」で独占されていた脳内は「何をどうするか」考えられます。

「課題の分離」は非常に誤解が多い考え方の一つでもあります。

自分に関係のないことには無関心や、自分のことではないから何もしない。などは決して課題の分離ではなく、常に今の自分にできることは何かを判断し、その中で行動を決定していくことに、この考え方の意義があります。

私は職業柄、仕事においての進退についての相談を受けます。

その中で「退職の申し出ができない」や「絶対に止められる」などという言葉をよく聞きます。また「申し訳ない」などもよく聞きます。

はっきり言ってアホです。課題の分離ができていればこのような言葉は出てきません。なぜ止められると分かるのか。相手の気持ちなど分からないはずなのに申し訳ないのはなぜですか?相手は喜んでいるかもしれませんよ?

多くの人が自分以外のことに首を突っ込み他人の課題に土足で踏み込み、勝手に決めつけまるでそうであるかのように振る舞う。背負いすぎです。小学生の同級生の顔と名前を全員思い出せますか?どうせ離れてしまえば他人で、忘れ去られ、そもそもいなかったようになるのです。お互いに

もっと気楽に、自分のできることを、すべきだと思うことを。ただそれだけでいいのです。

「課題の分離」皆さんにはより深く知って理解して欲しいです。このテーマは一見すると自分勝手に映るかも知れませんが、最終的に「共同体感覚」という、人を想い皆が幸せに暮らすための考えにつながっていきます。また今後「自己肯定感」などについてもアドラー的観点から紹介していきたいと思っています。

「少しでも誰かの救いになりますように」

Written by くらら

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