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「消費」を卒業して、「生活」しませんか。

にっぽん てならい堂が2月15日で8周年を迎えました。

2013年のオープン以来、変わらず思い続けることは、「もう私達は消費をしたくない」ということです。

もちろんそれはむやみに原始的だったり、過度に我慢を強いる世界ではありません。それでは続かないと思いますし、そんな必要もないと思います。

てならい堂では「消費」という言葉を使いません。言葉には世界をつくる力も変える力もあると思うからです。

「消費」の代わりとして、てならい堂が使う言葉は「生活」です。

世に溢れる「消費」という言葉を「生活」に置き換えてみても、違和感なく当てはまるんですよ。例えば、「消費者」「消費財」「エシカル消費」は、「生活者」「生活材」「エシカル生活」。うん、問題ないですよね。

けれど使われてる言葉は、「消える」「費やす」に対して、「生きる」「活かす」と、全く逆のベクトルとなる言葉です。

そう、ちょっと変えるだけじゃなくて、全く逆を向いた方がいい。全く逆を向いた上で、ちょっとずつ変えて積み上げてく必要があると思うんです。

イチョウやナラなどの広葉樹は木材として使えるようになるまで150年以上かかると聞いたことがあります。日本の社会が消費社会と呼ばれるようになったのは、ここ50年程度の話。たかだか50年のことならば、改めて、”生活社会”に戻したらいいじゃないですか。

生活社会は消費社会と比べて、言葉の感じから、なんだか少し小さい印象を受けます。そして小さい社会はきっと距離が近い社会だと思います。

流行りも廃りも消費の世界の話。そうではなくて、距離を縮めて使い続ける方の生活を、積み重ねていきたいなあと思います。

ではでは。

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