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日本では考えられない?アメリカの上司と部下の関係

以前ブログで書いたかと思いますが、
ボストンの会社に勤めていたときは
一年に一回、出張で日本に行っていました。

チーム内では日本語が話せるのが私一人だったので
基本一人で行っていたのですが、
一番最初は初めての出張(しかも海外)
と言うこともあり部長が同行してくれることに。

今回はそのとき周り(日本人)に
驚かれた上司との関係や言動についてです。

まず最初にびっくりされたのが
かなりフラットな上下関係であること。

当時私は入社一年目の新入(?)社員にも関わらず、
部長を下の名前で呼んでるし
普通にジョークも言いあったりしてました。

ボストンのチームは基本フランクで
トップ・マネージメントも含めみんな仲が良かったので
上司ではあってもチームメイトと言うか
お互いの意見を尊重し合う関係でした。

一度出張中に上司の子供がSkypeで連絡してきたとき
ちょうど私もいたので、

“This is my friend Tsuzuki. Say Hi!”
(僕の友達のTsuzukiだよ。挨拶しなさい)

と言って
紹介してくれることも。笑

アメリカでは苗字ではなく
下の名前(しかも呼び捨て)で呼び合うことは普通ですが、
慣れてないと少しびっくりするものなのですかね。

日本では〇〇社長、とか〇〇部長とかいう
場合はあるかもしれませんが
アメリカではだいたい社長のことも
ファーストネームでよぶことが多く
うちのチームはGMをニックネームで呼ぶこともありました。

まあ下の名前で呼びあってるのはまだしも、
おそらく一番おどろかれたのが
上司が私のためにドアを開けていることを見たとき。

Lady’s First(レディーズ・ファースト)のアメリカ。
職場でも男性が女性のためにドアを開けるのは普通です。

と言うか男女関係なく他人のために
ドアを開けたりするのは多々見かけますが、
部長がかなり下っぱの私のためにドアを開けるのを見て

「さすが」
「やっぱレディーズ・ファーストか」
「部長にドアを開けさせるなんて」

と、

視線が

痛い。

「あ、忘れてた・・・まあいいや」
と思い

部長に

“After You” (お先にどうぞ・〈私は〉あなたの後で)

と言われ

“Thank you”

とニッコリ笑って
気にせず建物の中に入る。

でも周りが目を丸くするのを見て
部長が気になった様子だったので
一応説明する。

そして日本で働いている友達に
その時のことを話すと、
「うん、日本では見ない光景だよね。笑」
と言われました。

「ドアは基本、下位の人が上司のために開ける。
エレベーターも絶対先に入って
ボタンの前の場所を確保して、
降りるのは絶対に上司が先。
タクシーを呼ぶのも部下の役目。
歩くときは真横ではなく、
少し後ろを歩くことが多いかな。」
と言われ、

アメリカの会社では
エレベーターに入ったり降りる順番、
歩く順番なんて気にしたことないし
うちのチームでは歩くとき
GMはだいたい誰かと話してるから
ゆっくり歩いて皆通り越すことが多く
一番先ってないような・・・。

タクシーは日本にいる間
私がよんでたけど
それは部下だからとか
そーゆーのではなくて
たんに日本語が話せたから。
きっと日本ではなくアメリカだったり
言葉の壁がなかったら
よんでくれてたことでしょう。

秘書だったらまあ仕事内容が
変わってくるのかもしれませんが
変に部下をこき使わないので楽です。
(もちろん会社によりますが)

色んな国や文化の人と仕事をしてると
アメリカでは普通のことが
その国では考えられないことだったり、
もちろん、その逆もあるので
面白いですね。

日本とアメリカの仕事の違いは
以前ブログで書いたので、
まだ読んでない方は
是非そちらも読んでください!

「日本で仕事して思ったこと」

ではでは、また次回😊

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