最近の記事

【デュマの大料理辞典】〜フレンチ最高の古典〜

アレクサンドル・デュマの晩年の著作である「デュマの大料理辞典」という本をここ最近、眠りづらい夜の睡眠導入剤代わりにしています。 この本は1870年代、「三銃士」などの作家であり美食家でもあった彼がフランスで料理に用いられた材料・素材を中心に編集した、その名の通りの食材事典です。 索引はアーティチョークから鷲(わし)まで正にあいうえお順、約750項目に及び、指弄ぶままページを開けば「テリーヌ」「腎臓」「ジャスミン」「白鳥」「カエル」「狩人」「八つ目ウナギ」などについての、完

    • 【Chartier】〜パリ9区のビストロ〜

      こんにちは。 この記事では2月の仏旅行の時、徳田シェフにオススメされて行ったビストロ、Chartier(シャルティエ)について書いて行こうと思います。 パリでも最古参の一つである老舗ブラッスリー。 パリ9区と割とアクセスの良いところにあり、他の店に比べて圧倒的に安くボリューミなので、パリ宿泊3日の内4回も(最終日は昼夜)行きました。 でもここの料理は物凄く美味しいとは言えませんが、銀座の煉瓦亭や、新宿のらんぶるの様なものと言えるでしょう。とにかく観光地に詣でる様に行く

      • 【東京パリ食堂】〜伝説の72歳シェフの店〜

        こんにちは。 私がこの記事で紹介したいお店は早稲田にある「東京パリ食堂」というフレンチです。 ここは大学3年の夏に初めて訪問してからというもの、毎週欠かさず行っているお店です。 フレンチというと、銀座のレカンや表参道のローブリューのように、一晩で1万以上する、高級でドレスコードのある敷居の高いイメージが一般にありますが、それと一線を画すのが、徳田夫妻の「東京パリ食堂」です。 名前に食堂と入っている通り、ここはカジュアルで日常使いができるお店です。 充実感あふれるフレ

      【デュマの大料理辞典】〜フレンチ最高の古典〜