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いよいよ、「フジロック 2019」の全貌が明らかになった

7月26日(金)〜28(日)のフジロックの開催まで、いよいよ2ヶ月を切った。そしてこのタイミングで、追加アーティスト128組が発表、ステージ割りも明らかになった。これが、今年のフジロックの全貌だ。

3月に、ELLEGARDENの出演が発表されたことが大きな話題を呼び、そしてまた、この数年間の傾向を受け、今年も強力な邦楽アーティスト勢がラインナップされている。

しかし、やはりフジロックだ。今年も、音楽シーンの最先端を行く世界各国のアーティストたちが、苗場に集結する。あえてこの言葉を使わせてもらうと、今年は特に「フジロック感」を強く感じさせるアーティストたちが出揃っている。

チケットの売れ行きも好調のようで、初日26(金)については、2次先行販売分がソールドアウト。音楽ファンたちが抱く、このフェスへの信頼と期待の大きさが伝わってくる。僕自身も、今から既に胸の高まりを抑えきれない。

今回は、おそらく今年のフジロックのハイライトとなるであろう、5組のアーティストについて紹介したい。


【7/26(金)】

THE CHEMICAL BROTHERS

初日のヘッドライナーを担うのは、ダンス・ミュージックの変革者・THE CHEMICAL BROTHERSだ。4月にリリースされたブレイクビーツ回帰の新作『No Geography』の楽曲群が、今回のセットリストの軸となることが予想できる。深い闇に包まれた苗場のGREEN STAGEに、重厚にして鮮烈なビートが轟く。間違いなく、幸福な時間になるはずだ。


THOM YORKE TOMORROW’S MODERN BOXES

レディオヘッドのフロントマンとして、そして孤高のソロアーティストとして、音楽の未知なる可能性を切り開き続けるトム・ヨーク。昨年、彼はソロ作品として、ホラー映画『サスペリア』のサウンドトラックをリリースしている。そこに収められた楽曲は、どれも魂が震撼するほどに美しいものばかりだった。トム・ヨークが立つ場所は、いつだって現代音楽の最先端だ。見逃すわけにはいかない。


【7/27(土)】

SIA

テン年代の音楽シーンを揺がし続ける未知のポップスター・SIAが、ついに初来日を果たす。彼女のステージは、今年のフジロックの随一のハイライトになると断言してもいいだろう。今世紀最大のポップソングの一つ、”Chandelier”が苗場に響く光景を想像するだけで、胸が熱くなる。


【7/28(日)】

THE CURE

結成40周年、THE CUREが、6年ぶりに苗場に降臨する。今年の3月には、「ロックの殿堂」入りを果たし、6月には、イギリスの世界最大規模フェス「グラストンベリー・フェスティバル」にヘッドライナーとして出演。そう、彼らの伝説は、まだまだ続くのだ。2008年以来となる新作の完成が近いとされているが、新曲の披露はあるのか。期待して待ちたい。


JAMES BLAKE

今年の1月、突如にしてリリースされた新作『Assume Form』は、本当に素晴らしい作品だった。深遠なるエレクトロ・サウンドで音楽シーンに風穴を空け、若くして絶大なる評価と支持を受けたブレイク。そんな彼が、数々のジャンルの壁を超え、ついにたどり着いた新境地は、涙が出るほどに優しく、鮮やかで、感動的なものだった。また、彼のボーカリストとしての成長が著しいからこそ、やはり、今こそライブで体感しておきたい。



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