支線完成!
こんにちは。
津和野ヤモリーズの有村です。
11月上旬に約350m程の支線が開設完了しました。
今年の現場である三津五郎は地山勾配もきつく、開設ルートも隣の林地に入れず、尾根手前や中腹での連続ヘアピン作成を余儀なくされました。厳しい条件での作業道開設となりましたが、バラスが豊富だったので支線全線にバラスを敷くことができ、2tダンプの走行もクリアできました🙌
今回は開設してみて難しかった点やうまくいった点をいくつかピックアップしてみます。
まず既設の直線から新設した第4ヘアピン。
踏査時のピンクテープ通りに開設したのですが、2tダンプを入れても回らなくてガックリ。しかし、それもそのはずで、まずヘアピン勾配が13~14度できつく、ヘアピン内側はそれ以上の急勾配になってしまっていました。また、A地点をかさ上げしていくのですが、踏査時よりA地点路肩が1m程山側にずれていたので、その分回転半径が狭くなったので回れなかったのだと思われます。またA地点が1mずれた分、C地点山側1m分切り取りしなければならず、無駄な伐開、土の移動をすることになってしまいました。
続いて急な中腹の第6ヘアピン。
ここではバックホーがバケットを使ってギリギリ登れるぐらいの勾配で粗道をつけたことで、完成のイメージがつきやすかったのが良かった点です。
↑また、バラスが多くとれたので、これまで開設した支線や本線の洗い越しに利用することができました。それでもまだまだ土が出るので、岡橋師匠のアドバイスで先にヘアピンのB地点に転回場所を作成して、そこで土の処理をしました。
↑完成した第6ヘアピン
続いて第6ヘアピンからすぐの第7ヘアピン
第7ヘアピンは尾根付近でB地点が棚地だったのでそこで土の処理ができました。
↑盛り土しすぎた感は否めませんが、2tダンプもスムーズに転回できる転回場所ができました。
↑第7ヘアピンC地点でもバラスが大量に出たので、キャタトラや2tダンプで、粗道でつけたその先の支線や本線にバラス散布をすることができ、第7ヘアピンC地点の勾配下げを平行して行うことができました。
↑完成した第7ヘアピン
↑第7ヘアピンのバラスを散布した尾根沿いの支線直線部分。バラスの節約と路肩強化、水捌けをよくするため、フラットな部分や急な部分、また2tダンプで走行する際にカーブなどの路肩に圧がかかる部分には路面処理を施工しました。おかげで2tダンプで走ってても安心感が違います😏
また、水捌けがいいので雨が降っても水溜まりになりづらいのがグッドです👍
↑直線部分で緩いカーブになっていた部分を転回場所にしてみましたが、尾根ギリギリで隣の林地に入れないため2tダンプの転回をするには窮屈なのが残念。隣地主との交渉次第で道のクオリティーが変わってくるな~と感じてます。
↑上の写真の手前側は急だったのでオールカットで進んでいるのですが、オールカットで大量に出る土は、ポリタンクがある部分が棚地形だったので、ここで土を処理しつつ待避場所にすることにしました。重機のスレ違いに便利です。
ちなみに、上の写真の竹を半割りにした水切りはバックホーのキャタで踏んだとたん玉砕したので全く使えません(笑)
でも水切りの流末処理には使えそうです。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
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